丁寧という仮面をかぶっている人たち

“「丁寧」という仮面をかぶっている。”

レストランや小売店で、しばしばこの言葉を思い出します。

この言葉は、青山にある‘愛と感動’のレストラン「カシータ」のオーナー、高橋滋氏のお話の中で最も印象的だったものです。

日本のホテルやレストランではよく経験するのですが、サービスをしてくれるフロントマンやウエイター、ウエイトレスの人たちは、てきぱきと仕事はこなすし、言葉遣いは丁寧なんですが、交わす言葉は通りいっぺん、ぜんぜん心が通っていないんですね。

表情も能面で、笑顔もほとんどないですし・・・・

まるで、アンドロイドロボットです。ただ、やるべきことを機械的にやるだけ。高橋氏のおっしゃるとおり、彼らは「丁寧」という仮面をかぶって、あえて人間的な交流やふれあいを拒否しているのです。

いちおう、血の通った人間同士なんですから、ホテルにチェック・インした時なんか、「今日のお仕事はいかがでしたか」なんてことを聞いたらどうなんでしょう。余計なお世話に聞こえないよう、さりげなさのテクニックは必要ですけど。

驚くほど情報化が進んでしまった今だからこそ、人間らしい交流を顧客は求めているんですよ。

ぜひ、「丁寧」という仮面を脱ぎ捨てて欲しいもんです。

投稿者 松尾 順 : 2005年10月03日 14:45

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