微妙な年頃

私の通勤電車は、常磐線直通千代田線です。松戸から乗り、大手町で乗り換えます。
千代田線は常磐線快速ほどには混みませんが、当然ながら始発を待たない限り、座席を確保できることはまずありません。

先日、優先席の前に立っていた時、北千住で私の前の席に座っていた人が降りていきました。これ幸いと座ったら、たぶん50代の女性が目の前にいました。私は思わず「どうぞ」と席を譲ってしまったのです。女性は遠慮しながらもお礼を言って座りました。

これね、私、今でも半分申し訳ないことをしたかなと、後悔しつつ悩んでるんですよ。

私が席を譲ったのは、決して相手がお年寄りだからというわけじゃなくて、私の方が中年とはいえ、男だし体力はあるから、という、まあいわゆる「レディーズファースト」の精神だったわけですよ。

でも、ひょっとしたら相手の女性は、「えっー、まだ私、席を譲られるほどの年じゃないのに!!」と内心思ったんじゃないかと。職場に行って、同僚の女性かなんかに、「今日ショックなことがあったの、電車で優先席を譲られちゃったのよ・・・!」なんて話したんじゃないかと。

でもまさか、譲るとき、「別にあなたが高齢だからというわけじゃないんですよ、私の方が男で元気だからなだけなんですよ」とか言い訳するのも変ですよね。

優先席に限らず、座席に座っていて目の前に高齢の方が立った時、同じような悩みを持ちませんか。この人は微妙な年齢だな、譲ったらかえって失礼じゃないだろうか、なんて。特に相手が女性の時。

女性の場合、年齢ってとても敏感な問題ですよね。

私の友人に以前、婦人服を経営していた社長がいますが、もし40代の女性をターゲットにするのなら、30代の女性向きのデザインの服を品揃えするので丁度いいんだと言っていたことを思い出しました。

女性の実年齢と精神年齢のギャップは、女心を読む上でとても大事なことのようです。

投稿者 松尾 順 : 2005年10月09日 08:53

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