逆ブランド力
実は私はちょっとだけ旅行会社にいたんですが・・・
添乗員でハワイ、西海岸、中国などに行きました。
(以下日経MJ、2006.02.10より)
それはさておき、旅行業界最大手のJTBさんは、
学生向け海外パック旅行商品の販売は弱かったんです。
それは、他社と比較して価格が高かったから。
やっぱ、学生の場合、安さ最優先ですから、
格安ツアーに目が行きます。
だからといって、
学生があまり必要としないサービスをなくしたり、
ホテルのグレードを下げたりしてコストを切りつめ、
価格を安くすれば解決、
ではないんですよね。
ナンバーワンのブランド力をもつ「JTB」という記号は、
学生にとっては「高い」というネガティブイメージを
連想させるものになっているという点が問題だったわけです。
これはJTBの担当者に言わせると、
「学生にはJTBが『逆ブランド力』になっていた」
(JTBワールドバケーションズ、常盤省吾企画推進部長)
ということだったわけです。
そこで、新たに打ち出した商品ブランドが「ガクタビ」では、
「価格の安さをどう分かりやすく伝えるか」
というコミュニケーションを工夫しました。
パンフレットには、すべて「学生応援価格」と記載。
紙面もあえて、カラーではなくモノクロにして安っぽく。
紙面づくりも学生の感覚をまだ失っていない入社まもない
社員を選抜してあたらせました。
結果、集客人員は目標の1万四千人を
1割以上上回る見込みです。
この記事を見て再認識したのは、ブランド力というのは
プラスにもマイナスにも働くという事実です。
あるブランドから連想されるイメージ(活動的、先進的・・・)
というのはある人によっては好ましいものですが、
別の人にとっては好ましくないものになる。
とすると、ブランド構築もターゲット顧客明確化しておくことが
必要だということです。
投稿者 松尾 順 : 2006年02月12日 11:17
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コメント
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