人を和ませる天才に満ちた国

最近、日本人のモノの見方・考え方や行動、その背景にある
風土、文化、伝統のすばらしさを讃える人が目立ちます。

マインドリーディングでも何度か触れましたが、例えば、
「国家の品格」を書いたお茶の水女子大教授、藤原正彦氏や、
元財務官で現慶応大学教授、榊原英資氏などです。


さて、もう一人、強力な日本人礼賛論を展開するのは、
ハリウッドで映画プロデューサーとして活躍してきた
マックス桐島氏。

マックス氏は、高校生時代に日本を離れ、
以降30数年を米国で暮らしてきた方です。


彼は日経アソシエ最新号(2006.03.21)で次のように
語っています。(一部抜粋、編集)

“外国人観光客が絶賛するのは、六本木や新宿界隈の
ナイトライフではない。実は、空港やホテルのロビーを
一心不乱に清掃する中年の清掃作業員、交番で丁寧に
道案内する巡査、デパートやレストランで小まめに
接客する店員らの「最善の心で接する」姿勢なのだ”

“初めてのレストランに足を踏み入れること自体が
ギャンブルであるアメリカと違い、
駅前の食堂でも丁寧な味わいが楽しめる日本は、
まさに人を和ませる天才に満ちた国。”

“日本の魅力、そして日本人の魅力とは、もてなし、
親切、思いやりという行動を通じて「和」を極め、
周囲に心の安らぎを提供できること。
そして、相手の心情を考慮した和みの空間を
自然に演出できるところにある気がする”


米国のことは表も裏も知り尽くし、日本を客観的に
眺めることのできるマック氏は、ずばり、
日本人の強みを再認識させてくれていますよね。


ただ、こうした日本の魅力が、
近年、徐々に失われてきていることは否めません。

その最大の原因は、短期的業績と効率化を重視する
「グローバルスタンダード」というルールに
日本人が合わせようとしてきたから。


「グローバルスタンダード」は、
要するに米国型ルールであり、そのルールに
従うということは米国の土俵で勝負すること。
そこで勝つのはなかなかに難しい。

ただ、今のグローバルスタンダードが
生み出す世界は決して理想的なものではありません。
人間性があまりにも欠けている。

おそらく、今後、新たなグローバルスタンダードが
求められるようになってきます。

ですから、私たちは日本人としての誇りを持ち、
マックス桐島氏が指摘する私たちの魅力、強みが
発揮できるルールを生み出し、それを世界に浸透させる
という方向に発想転換すべきじゃないでしょうか。


ちょっと演説調になっちゃいましたが・・・、
国であれ、民族であれ、会社であれ、個人であれ、
「自分たちらしさ」は大切にすべきだし、
簡単に捨ててはいけないものなのです。

投稿者 松尾 順 : 2006年03月06日 16:17

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