立体キャラ

マーケティングの出発点は、まず企業や商品・サービスの
名前を浸透させることですよね。

つまり、

「認知率を高める」

ことなのは、このメルマガ(ブログ)の読者の方には
改めて言うまでもない点だと思います。


ただ、認知率を高めるといっても、それは
とりあえず1回知らせればOKというものではなくて、
顧客の脳に深く刻み込まれ、最優先で思い出してくれる状態を
目指すべきでしょう。

すなわち、お客様の「覚えめでたい存在」になりたいわけです。
これこそ、「ブランド構築」に成功したと言える状態なんですが。


では、「覚えめでたい存在」になるためにどうしたら
いいんでしょうか?

小難しいブランド構築の考え方はいろいろありますが、
基本的な視点として覚えておいてもらいたいのは、

「キャラを立たせる」

ということです。


“なるほど、それは当然だね!”と思いかもしれませんが、
キャラを立たせるためには、ただ

「目立てばいい」

というものではありません。

キャラを‘立たせる’わけですから、文字通り
平面的で薄っぺらい伝え方だとバタンと倒れてしまう。

ですから、キャラに‘ふくらみ’を持たせ座りをよくし、
倒れないようにする必要があります。


このために考慮すべき第一のポイントは五感に訴えること。

企業や商品・サービスの名称について、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、肌感覚(嗅覚)のそれぞれの感覚
をできるだけ活用して様々な連想が立ち上がるようにすること。


もう一つのポイントは、企業や商品・サービスに関わるイメージを
深く、多様なものにすること。

できれば、オキシモロン的な矛盾したイメージを
同時に持たせることです。

キャラの立っている人の特徴を思い浮かべてもらうとわかりますが、

「明るさと暗さ」

あるいは

「厳しさと優しさ」

「生真面目さと破天荒さ」

など、時と場所、状況によって相反するような
多様な個性を見せる人は、人間性の深さを感じさせるため
大いに魅力を感じるものなのです。


人でも企業、商品・サービスでもなんでも、

「立体キャラ」

を目指しましょう!

投稿者 松尾 順 : 2006年03月10日 05:27

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