前向きな中国の消費者

オンラインモニター(回答協力者)を抱えるネットリサーチ会社
は、日本市場が飽和状態なのかどうかわかりませんが、
外国進出を本格化させるところが増えていますね。

特に今、調査ニーズがあるのは、
やはり日本企業が積極的に進出している「中国」のようです。
(近い将来は「インド」でしょうね。)


昨日の日経産業新聞(2006.05.11)によると、
インフォプラントさんは、今月中に自前で集めた現地モニターを
使ったネット調査を開始するそうです。

これまでは、現地提携先のモニターを利用してきたのですが、
選択式の調査をやると、全体的に回答が前向きな方にブレやすい
という傾向が分かってきたとのこと。

そこで、自前のモニターに対しては、選択式回答に加えて
「自由回答」を中心にした調査を実施できるようにして、
中国消費者の本音を引き出すようにするそうです。


「回答が前向き」という意味が、この記事だけではもうひとつ
はっきりしません。

そこで勝手に推測してみますが、
高度成長期が続き、消費意欲も高い中国ですから、
「いけいけどんどん」「ポジティブシンキング」のかたまり、
何事にも鷹揚で肯定的な消費者が多いのかも知れません。


海外調査の場合、個別の回答者に起因する違いだけでなく、
上記のような国民性の違いや、時代の気分のようなもので、
回答に偏りが出てくることを注意する必要があるんですね。


そういえば、同じ日の日経産業新聞の別の記事では、
某日本企業の中国現地会社の社長を最近、
日本人から中国人に切り替えているということが
書いてありました。

なぜなら、日本人は「改善」はできるが「改革」はできないから。

猛スピードで変化しつつある中国では、やはり
中国人じゃないと迅速、大胆な意思決定はできない、
と判断したようです。


成熟国家の日本で暮らしていた気分のままで、
成長国家の中国に赴任しても通用しないんでしょう。

調査モニターの意識が日本と中国で違ってくるのも
こんな話を聞くと当然だと思えますね。

投稿者 松尾 順 : 2006年05月12日 07:40

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