「R25」の仕掛け
昨日に続いて今日も「R25」を取り上げます。
一読者としてなにげに読んでると気づきませんが、
誌面構成はかなり緻密な計算に基づいて練り上げられたものです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「R25」は、
「帰りの電車の中で読んでもらう」
ことを前提に作られています。
「M1層」、つまり20-34歳の男性が都心の職場を
夜8時前後に出て、駅に向かう途中で「R25」をピックアップ、
電車に乗ったら読み始めるというのが、正しい作法です。(笑)
最初の方のページは、政治、経済、ITなど幅広いテーマを
取り上げた「ランキンレビュー」。固い内容です。
まだまだ気持ちは、
「ビジネスONモード」
ですから、フムフムなどとちょっと難しい顔をしながら
ちょっと賢くなった気分を味わう。
そして、ブックレビューを経てインタビューのページへ。
少し話題がやわらかくなってきます。
インタビューに登場するのはだいたい30-40代の有名人。
ちょっと勇気をもらう。元気になる。
さらにページをめくると、
ますますテーマがこなれてきますね。
鈴木おさむ氏の「胸キュン短歌」、さぼれる場所がわかる
「SAH"OL」など脱力系コンテンツのおかげで、
気持ちが徐々に
「プライベートOFFモード」
へと切り替わっていきます。
自宅の最寄り駅に着くころには、ちょうど
コンビニの新メニュー比べのコーナーを読んだばかり。
駅の改札を出たら、いつものコンビニに立ち寄って、
早速新メニューをチェック、勢いで購入。
家に着いたらすぐさまテレビとPCオン。
R25の深夜番組表で見たい番組はすぐわかります。
PCやケータイWebですぐに手に入る通販商品のページ
もなかなか購買意欲をそそります。
というわけで、「R25」は、
「M1層」の帰宅時の行動パターンに完全に
沿った形で誌面が構成されていたというわけです。
ポイントは、具体的な購買行動に結びつけるように
読者の気持ちを変化させていくこと。
具体的には、次の4つのキーワードを意識して
「R25」は作られているそうです。
・アテンション・・・「あ、そうか」(今と向き合う)
・モチベーション・・・「よしがんばろう」(勇気が出る)
・インビテーション・・・「これ、やりたい」(動機付けられる)
・アクション・・・「やってみよう」(消費に向けて動き出す)
私は「R25」世代ではないので、実のところあまりピンと
来ませんが、「R25」世代の人たちはやっぱり
まんまと乗せられちゃってるんですかね?
投稿者 松尾 順 : 2006年12月01日 08:41
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今週は、ばたばたしておりまして、投稿できず・・・今日は、そのばたばたのひとつ、某 [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年12月02日 02:53
コメント
はじめまして。
以前から読ませていただいておりましたが、はじめてコメント・トラバをさせていただきました。
会場で質問されていた松尾さんを拝見し、「あ、この人が」とひとり悦に入っておりました…(^^;
これからも、ときどきコメント、トラバをさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
投稿者 owl : 2006年12月02日 02:58
owlさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
夕学にもよく行かれているんでしょうか。
ホームページも拝見しましたが、今年独立されたばかりなんですね。がんばってください!!
投稿者 松尾順 : 2006年12月02日 10:42
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