これから何が起こるのか(7)ビジネスモデルの進化

「ネット革命」「Web2.0革命」によって、
市場は、次のように進化していきます。

「企業中心市場」→「顧客中心市場」→「主客融合市場」


そして、この市場の変化に伴い、
中間業者も、次のような進化を遂げます。

「(オールド)ミドルマン」→「ニューミドルマン」
→「コンシェルジュ」→「メタ・プロシューマ」


すると、ビジネスモデルもまた進化をしていく。

その最初の進化が、

「販売代理(販売支援)」→「購買代理(購買支援)」

というビジネスのパラダイムが逆転する大きな変化です。


さて、

「購買代理(購買支援)」

というビジネスモデルは具体的には、次に示した

「3つのワン・サービス」

という形態でまとめることができます。


-<3つのワン・サービス>----------------------------

1.ワンテーブルサービス

「カカクコム」「アットコスメ」のように、
特定の商品ジャンルのいろいろな競合商品を一つのテーブルに
乗せ、さまざま角度から比較し、評価をしてくれるサービス


2.ワンストップサービス

「オートバイテル」「ウィメンズパーク」のように、
特定のニーズに関連するすべての商品とサービスの情報を
ワンストップで提供してくれるサービス


3.ワンツーワンサービス

ネット上での相談にのる「ファイナンンシャル・プランナー」
のように、顧客に対して担当者がワンツーワン(1対1)で
対応し、親切丁寧なアドバイスを提供してくれるサービス

------------------------------------------------------


さて、実は、この3つの順番には大切な意味があります。


仮にあなたが、今はリアル店舗を展開して

「販売代理(販売支援)」

型のビジネスを行っているとします。

でも、今後は、顧客に対して本当に親切なサービスを
提供したいと考えたら、必ず上記の順番でサービスが
深まっていくと、田坂氏は指摘しています。


ただし、現実には、

ワンテーブル→ワンストップ→ワンツーワン

とサービスが深まるほど、コストが増加するため、
従来のリアル店舗では実行が困難でした。


しかし、ネット革命がこの「コストバリア」を打ち破った。


ネット上でこの3つのワン・サービスを提供し、

「購買代理(購買支援)」

のビジネスモデルを構築できるようになったというわけです。


ここで、ひとつ留意しなければならないことがあります。


それは、3つのワン・サービスを通じた

「購買代理(購買支援)」

のビジネスモデルは、提供できるというよりは、

「提供しなければならない」

ものであること。


あなたの会社が提供しなければ、競合他社がやってしまいます。
その結果、競争優位は競合が手にします。


あなたの会社は生き残れない・・・

厳しい時代ですね。


「これから何が起こるのか」
(田坂広志著、PHP研究所)

投稿者 松尾 順 : 2007年02月21日 10:45

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