400億円の男

私のグル(導師)である、マーケティングコンサルタント、
森行生さんの講演会が4月25日(水)に開催されました。

当日は、約100名の方が参加し盛会に終わりました。


さて、森さんは、JT(日本たばこ)から始まり、
マスターフーズ、コンサルティング会社などマーケティング・
スキルを磨いた後、「シストラット」を設立されたんですが、
実は、かなり周到にキャリアメイクされたと以前聞いたことが
あります。

たとえば、若いころから将来の独立を考えていたので、
会社設立時に必要となる法人名義の銀行口座がスムーズに
作れるよう、個人名義の銀行口座は最初から1行に絞って、
各種引き落としなどの取引を集中して信頼作りに努めたほど
なんですね。


ところで、森さんのマーケターとしての基盤は、
特にJT時代の経験が大きいとのこと。JT在籍中に、
ブランドマネージャーなどの立場で投じたマーケティング予算は、
実に400億円(自腹じゃないよ、会社のお金♪)に上ります。

ある調査では、合計400名のグループインタビューを敢行。
通常はせいぜい6名x5グループ(合計30名)ですから、
唖然とするほど大規模で贅沢なグルインですよね。


別の調査では、グルイン参加者の発言を活発化させるために、
吉本のお笑い芸人をモデレーター(司会)に使ったらどうか、
というアイディアを実行に移してみたそうです。

しかし、これは失敗。(>_<)

悲しいかな芸人の性、グルイン参加者を笑わせてばかりで、
まるでインタビューにならなかったそうです・・・


それにしても、JT時代はマーケティング予算を400億円も使わせてもらって、
もちろん会社の売り上げにも貢献されたんでしょうけど、
マーケターとしてのスキル・経験を蓄積できたというのはうらやましい。

昔、事故で瀕死の重傷を負った男性を半サイボーグ化して、
超人的な能力を持てるようになった「600万ドルの男」という米国の
テレビドラマがありましたが、あれをちょっと連想してしてしまいました。

森さんは400億円の男。

投稿者 松尾 順 : 2007年04月28日 09:29

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コメント

お金クンは「使ってくれる人」が好き。
マーケであれ人であれ設備であれ、成熟社会の中で“投資”の文化がない企業はキツイ時代ですね。

投稿者 課長007 : 2007年04月29日 14:44

投資の文化がある会社は、長期的なものの見方・考え方ができるということですよね。

投資の文化がない会社は、目先の儲けしか考えられないということですよね。こうした会社が淘汰されるのは社会的には良いことだと思います。

投稿者 松尾順 : 2007年04月30日 07:29

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