「御社の提案書の説得力が10倍増します!」

「御社の提案書の説得力が10倍増します!」


先日送られてきたeメールの件名です。

内容は、提案書の説得力が確かに「増す」と思えたサービス
の案内でした。


しかし、この件名はいかがなものか。

この件名、単なるキャッチコピーだということはわかりますけど、

「あまりにオオゲサだよなあ」

と感じませんか。


ちょっといじわるな問い合わせですが、

「説得力が‘10倍’増すという根拠を示してください」

というeメールを送りたくなりました。


「文章に、具体的な数字を盛り込むと説得力が増す」

というのは文章術の定石ですが、
この文章は逆効果になっている例だと思います。

説得力の話だけに皮肉ですね。

(なお、実際のサービス内容や運営会社を揶揄している
 わけではありません。)

投稿者 松尾 順 : 2007年09月17日 00:52

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mindreading.jp/mt/mt-tb.cgi/631

このリストは、次のエントリーを参照しています: 「御社の提案書の説得力が10倍増します!」:

» ugg ロングブーツ from ugg ロングブーツ
デイリーブログ『マインドリーダーへの道』 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2013年12月03日 16:45

コメント

ご無沙汰しております。
こういうの良くありますね。ビジネス書籍のタイトルにも多い。

僕だったら、
「御社の提案書の説得力が10倍増すくらいスゴいです!」にしますが、ビジネスの場では不適切でしょうね。

もしくは「御社の提案書の説得力が7.2倍増します!」
益々、根拠を訊かれそうですね(笑)

投稿者 Chrosawa : 2007年09月18日 16:41

Chrosawaさん、こんにちは。
コメントどうも!

「御社の提案書の説得力が10倍増すくらいスゴいです!」

というのは、相手も冗談だとわかってくれるという前提での話ですよね。要するにウケ狙い。

最近のビジネス書に多いオオゲサなタイトルは、不特定多数に向けたメッセージだからまだ許せる気がします。初めから真実だとは信じていないわけですから。週刊誌の見出しに近い感覚でしょうか。

しかし、個人のメールアドレスに届くメールとなると受け取り方が若干違ってきますね。

投稿者 松尾順 : 2007年09月18日 23:13

コメントしてください




保存しますか?