『生物と無生物のあいだ』

『生物と無生物のあいだ』
(福岡伸一著、講談社現代新書)

は読みましたか?

結構固い内容なのに、
50万部を超えるベストセラーになったんですよね。


先日、福岡氏の講演を聴く機会がありました。


福岡氏は、いかにも学者然とした風貌です。

講演中は聴衆とほとんど顔を合わせず、
ゼスチャーも最小限。ややうつむき加減の姿勢まま、
あまり抑揚もなく淡々とした話し方でした。


ところが、話の内容は抜群に面白かった!

著作と同様、わかりやすい説明に加えて、
構成も十分に練られたものであることがうかがえて、
最後まで聴衆の心を捉えて離しませんでした。


最近は米国から輸入された、
インパクト重視の派手なプレゼンテーションテックニックが
もてはやされていますが、やはりまず第一に、

「内容」

の質が大事なんですよね・・・


『生物と無生物のあいだ』

投稿者 松尾 順 : 2008年07月05日 10:18

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この本を読んだ経緯 ディドロの『ダランベールの夢』が生物学にも絡んでくる内容でした。だからそれに触発されて、積読だった『生物と無生物のあいだ』を読み始めることに... [続きを読む]

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コメント

まつおっちさん
まいどっ!

今の世の中「目先」が確かに大事で、でもそればかりに走っても「真眼」をもっているひとには通用しませんね。

やはり、中身(質)あっての見栄えだと思います。

投稿者 しがっち : 2008年07月06日 08:40

しがっちさん、まいど!!

そうですね。
中身あっての見栄えやプレゼンテーションです。

投稿者 松尾順 : 2008年07月07日 09:54

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