セカンドライフの成功が難しい理由

現状の「セカンドライフ」では、
日本で成功することは難しいと考える方々が
その最大の理由として挙げるのは、

「日本人はチャットをする文化(習慣)がない」

という点です。これには、私も同意します。


「なぜチャットをしないのか」の背景には、
日本人は4つの文字(漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット)
を駆使しなければならないことがありますね。

とりわけ、リアルタイムでのチャットでは
漢字変換がまどろっこしい・・・

アルファベットしか使わなくて良い欧米人のように、
ポンポンと実際の会話並みのスピードでやりとりが
できないですよね。

結局、チャットでの会話はめんどくさくて
セカンドライフを利用する気にならないというわけです。


「インスタントメッセンジャー」も、
要するに「チャット」なわけですけれど、
やはり欧米ほど日本では利用されていませんよね。

私もマイクロソフトの「インスタントメッセンジャー」
をたまに利用していますが・・・

でも、「リアルタイム」なやりとりのためではなく、
eメールよりはちょっと気楽で、eメールよりも多少急ぐ時に
利用するだけ。

つまり、「セミリアルタイム」的な状況でのみの利用です。
(電話と同様、強制的に相手の時間を奪うという点もあまり
 利用しない理由ですが)

投稿者 松尾 順 : 2008年08月03日 12:58

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コメント

松尾さん毎度!

「セカンドライフ」、私も昨年前半から中半は、日に何時間も掛けて「セカンドライフ」にアクセスしていましたが、最近はトンとアクセスしていません(^^ゞ

日本でも、かなり有名企業が参入していましたが、昨今は撤退も多いと聞いています。

「日本人はチャットをする文化(習慣)がない」&「4つの文字(漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット)を駆使しなければならない」には私も同感で、日本でイマイチ成功しない要因のひとつだとは思いますが、「セカンドライフ」自体の利用の仕方が、イコール=「リアルタイムでのチャット」“だけ”ではないので、それが最大の理由ではないような気がします。反論します(笑)

「セカンドライフ」内には、チャットだけではなくて、現実世界と同じように(?)「IM」=インスタントメッセージ機能もありまして、eメールよりはちょっと気楽で、eメールよりも多少急ぐ時や、廻りの第三者に聞かれないように話すこともできます。

また、実際、英語以外のユーザー(フランス語、ドイツ語、オランダ語、ブラジルポルトガル語など)も多く、もちろん共通語は英語ですが、特にブラジルポルトガル語を話す人たちは英語が全く解らない人たちも多いです。そんな中、日本語も交えた『同時翻訳機』なるものもありまして、ワンクッション置いたリアルタイムでのチャットも多くの場面であり、日本語の入力のスピードや困難さがマイナス要因とは感じないのです。日本人のコミュニティー、解りやすく言いますと「セカンドライフ内の日本のある土地」にいれば、そこでの公用語は当然「日本語」にもなっていますし。。。日本人がこれだけコンピュータや携帯電話で日本語をデータ化しているところからも、“日本語は入力が面倒だから”とは思えないのです。

さて、「それならオマエは、何故日本ではイマイチ成功が難しいと思うのか?」
ということですが(^^ゞ
大きいんじゃないかと思われる要因を3つ挙げたいと思います。

■日本では家のコンピュータもノート型が多い
 「セカンドライフ」をストレスなく動かすためには、通信速度より(ADSLくらいでも十分と思われます)かなりのマシンスペックがいります。特に映像部分のメモリなどが乏しいマシンですと厳しいです。現在多くのユーザーに流布しているハードは、動かせる最低スペックくらいのものが多いのではないでしょうか。

■日本人は忙しい
 「セカンドライフ」の世界にいるためには、リアルタイムを消耗するということです。実時間がかかる。
日本人は他の国の人たちと比べて良くも悪くも、他にやらなくちゃいけないことが沢山ある(笑)

■セカンドライフ内の規制
 昨年、僕が始めてしばらくしてからも、「ギャンブル」と「Sex」についての規制がありました。(ここでは内容を詳しく書きませんが)
これは日本人に限らず全体に影響を与えたことですが、「儲けにくくなった」「エッチがだめになってきた」。。。例えとしてこの2つが『通常のネット』から消えたところを想像してください(笑)

スミマセン、長文&乱文にて。


投稿者 Chrosawa : 2008年08月11日 14:03

Chrosawaさん、まいど!

詳細なコメントありがとうございます。
とても勉強になりました!

PCスペックが改善したとしても、
日本人は忙しすぎるという点は、依然として
セカンドライフ利用促進の障壁として残りますよね。

忙しくても引きの強いコンテンツとなると、
どうしてもギャンブル、SEX系になるわけですけど、
この方面の規制が強くなると確かに今後の発展は
厳しいですねぇ・・・

投稿者 松尾順 : 2008年08月18日 11:51

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