赤白ワイン混合は、‘ロゼ’ではない

今年は、「ロゼワイン」の人気が
盛り上がりつつあるようです。


赤、白に比べて存在感の薄いロゼ。

しかし、甘みを抑えたものが登場するなど、
ユーザーのニーズに応える製品を導入すれば、
市場規模が小さいだけに、逆に拡大余地は
たっぷりあると考えることが可能ですね。


さて先月、
白と赤のワインを単に混ぜただけのものを

「ロゼワイン」

として正式に認めるかどうかという議論が、
EUで続いていることを記事に書きましたが、
ようやく決着したそうです。
(日経MJ、2009/06/26)


結論は、

「混合しただけのものは、ロゼワインと認めない」

というもの。


既に市場では、
オーストラリアなどの競合国で生産された、

「混合ロゼ」

が安価で販売されており、
価格的には、ホンモノのロゼはかないません。


しかし、ここで混合するだけの安易な製法を認め、
競合国と同じ土俵に立ってしまったら、

「価格」

でしか競争できなくなります。

すると、利益率が低下するだけでなく、
モノづくりの喜びも失われてしまったことでしょう。


厳しい判断ではあったようですが、
今回のEUの結論は正しいと言えますよね。


*「ブレンドワイン」とでも呼んだらいかが?

投稿者 松尾 順 : 2009年06月27日 10:52

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