目は口ほどに・・・

「目は口ほどにモノを言う」という言葉がありますね。
実際、お客さま(あるいは、恋人の心!)の心を読む、つまりマインドリーディングするのに、目の変化をしっかり観察することが大切です。

実際、生まれながらにして、人は「目」に関心が高いようです。
心理学者の実験によると、生まれたばかりの赤ちゃんでも、すでに人の顔の造作(目、鼻、口の配置)を意味なるものとして認識できます。また、赤ちゃんのお母さんに対する目の動きを調べると、特に目に集中することがわかっています。相手とのコミュニケーションにおいて、「目」が重要な働きをすることを本能的にわかっているんですね。

そういえば、ちょっと前のセミナーに参加し、実演販売のプロの方のお話を聞いた時、ちょっとしたゲームをやりました。2人1組となり、言葉を使わず、顔の表情だけで「ありがとう」だとか、「愛してます」とかのメッセージを伝えてみるというものです。「そんなことできるのかな」、とか思いつつ、実際やってみると、結構相手のメッセージがわかるものです。で、どこを見てるかと言うと、やっぱり相手の目の変化を追っていました。

実演販売プロの方は、周囲に集まってきたお客さんの気持ちを敏感に察して柔軟に話を転がしていくテクニックがないと、人をひきつけられないし、その場でがんがん売ることはできないのでしょう。おそらく、お客さんの目をよく観察しているのだと思います。

また、いわゆる、営業マンが、商談において気をつけるべき第一のポイントも、相手の目を良く見て、お客さんの気持ちの微妙な変化を的確に判断することだと言われていますね。

では、目のどんな変化に注目したらいいのでしょうか。まずは瞳孔の大きさの変化でしょう。人は関心のあるものを見ると瞳孔が拡大するからです。これについては有名な実験があります。男子学生に対して、様々な写真を見せて瞳孔の変化を測定したのですが、最も大きくなったのは「トップレスの女性」、次いで「シャワーを浴びている女性」、逆に最も瞳孔が小さくなったのは「ボディビルダーの男性」でした。

まあ、納得です。しかし、「もしゲイの男子学生だけ集めて実験したら、逆の結果になったんだろうか?」なんてくだらない考えが浮かびました。(笑)

投稿者 松尾 順 : 2005年10月13日 06:31

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