ポテチの「パリッ」という音

『ポテチの手は売れるか』

でご紹介した実験は、
自分がポテチを食べている時の
脳波の活動を測定したものでした。


では、他人がポテチを食べるのを
見ている人の脳波が一番活動したのは
どこだかわかりますか?

それは、

・ポテトをかじってパリッと音がする

のところだったそうです。


自分が食べている場合と、
人が食べるのを見ている場合では
反応する場所が違うんですね。

この知見を活かし、例えばコマーシャルでは、
お菓子の「パリッ」とか「サクッ」とかの音を
意識的に聞かせるようにしているようです。

投稿者 松尾 順 : 10:16 | コメント (0) | トラックバック

階数偽装って・・・

最近、夕刊を読む人は、
ずいぶん減ったみたいですが。

でも、朝刊よりも力が抜けた記事が多くて
コネタ探しに役立つのが夕刊だと思います。


例えば、日経夕刊のコラム

「ところ変われば・・・」

は、海外のちょっと変わった風習や出来事を
紹介する、毎回「へぇーそうなんだ」の記事です。


先日のコラムでは、
香港のマンションでは

「階数偽装」

が当然のように行われている
ということが紹介されていました。


日本でもそうですが、
マンションは高層であればあるほど
格が上というか、イメージが良い。

高い値付けが可能ですし、
住居者も転売時に高く売れるわけです。


そこで、縁起の悪い4のつく階数を省いたり、
本来1階なのに大胆に5階から始めたりして、
階数を水増しするんですね。


実際、昨年秋に完成した88階建ての
高層マンションは、実質49階建てとのこと。

2倍近い水増しですが、
どう偽装すればこんなに増やせるのか
不思議です。

現地に行って確かめてみたい・・・

投稿者 松尾 順 : 09:13 | コメント (0) | トラックバック

期待の新進男性ジャズボーカリスト!牧野竜太郎

先日赤坂で、
若手ジャズボーカリスト、
牧野竜太郎さんのライブを
聴きました。


日本では数少ない、
男性ジャズボーカル。

比較的有名なのは、
小林桂さんくらいですかね。

小林桂さんは、
ちょっと線が細いものの、
柔らかい歌声が魅力ですね。

牧野さんは太い声質、
伸びやかで、かつ膨らみのある
歌声がGOOD!でした。

オリジナルを聞くと、
ソウル、ゴスペルっぽい雰囲気も
感じられますが、実際、米国留学時代
にブラックミュージックの影響受けてる
そうです。

まだ30歳の牧野さん。
熟成してくればさらに魅力的な歌声
になるんじゃないでしょうか。

これからがますます楽しみなので、
勝手ながら、応援したいと思います。


*牧野竜太郎 Official Web Site
http://www.jazz-r.com/

*ファーストアルバム『RM』
 これも良かった!


*オリジナルソング『You』

*『Stand by me』(鎌倉ダフネ 2009年大晦日 カウントダウンパーティ)

投稿者 松尾 順 : 00:23 | コメント (0) | トラックバック

「ニューハイボール」の秘密

ウイスキーが
見直されるきっかけとなった、

「ハイボール」

が飲める居酒屋やバー、
このところどんどん増えてますね。


実は、「ハイボール」は従来、
ウイスキー「1」に対して、
ソーダ(炭酸水)「2.5」の割合で
ミックスしていたそうです。


しかし、ウイスキーを
飲み慣れない層にとっては、
従来の比率ではちょっと濃いし、
アルコールも高すぎる。


そこで、サントリーでは、
昨年秋から比率を

ウイスキー:1、ソーダ:4

と、かなり「薄め」に作ることを
飲み屋に推奨したようです。


おかげで、
口当たりがよくて飲みやすく、
また酔いにくいということで
ハイボールを注文する人が増えた。


ハイボールは、
広告宣伝もうまく行きましたけど、
実は、現場でも知られざる工夫が
あったというわけです。


ハイボールを薄めに作ることは、
使用するウイスキーが少なくて済むわけ
ですから、利益率も改善します。

飲み屋としては、
願ったり叶ったりの

「ニューハイボール」

なのですね。

投稿者 松尾 順 : 09:32 | コメント (0) | トラックバック

3D映画はすごい。

この年末年始、
近場で済む手頃なレジャーとして
映画館に足を運ぶ人が増えたようですね。


しかも、通常版ではなく、

「3D(3次元)版」

を選択する人が多く、
シネコンのTOHOシネマズでは、
興行収入が43%の大幅増だそうで!
(日経MJ、2010/01/06)


3D作品は、
大きな立体視用メガネを
かけなければなりませんし、
長時間、ずっと3Dを観続けるのは
結構疲れます。

でも、画面が飛び出してくるのは
迫力満点。とても新鮮な体験です。


初めての人はみんな、

「すごい、すごい」

と口に出して驚いてますね。


まだ3Dを体験されていない方は、
ぜひ一度トライしてみてください!

投稿者 松尾 順 : 10:13 | コメント (0) | トラックバック

『イマジン』大合唱

日刊メールマガジン『JMM』(2010年1月2日号)
において、冷泉彰彦氏が執筆されている

『from 911/USAレポート』(第439回)

によると、ニューイヤーのカウントダウンに
たくさんの人々が集まることで知られる
ニューヨーク・タイムススクエアでは、
ジョンレノンの

『Imagine』
の大合唱が起きたそうです。


ご存知かと思いますが、
『Imagine』の歌詞をひとことで言うなら、

「世界は元々一つだよ」

というものですよね。


従来の米国の風潮的には、

『Imagine』

が唄われることは、
とても考えられなかったこと。


オバマ政権への移行によって、
米国にも新しい風が吹き始めたこと
もあるでしょうけど、同時に

「大いなる地球意識の覚醒」

が広がりつつある兆候とも
言えるんじゃないでしょうか?
(ちょっとオオゲサかな・・・)

投稿者 松尾 順 : 14:59 | コメント (0) | トラックバック

カラオケの進化

先日、久しぶりに
「カラオケ」に行きました。


私がカラオケにいくのは、
年にせいぜい1-2回程度です。

たまにしか行かないので、
カラオケシステムの進化には
毎度驚かされます。


なんと今は、選曲用のリモコンで、
ドリンクとか料理の注文も
できるようになってるんですね!

いやあ、便利になったものです。


また、同じ曲でも、

「生音」

とか、

「リアル音」

とか

「スゴ音」

とか


「ママ音」

とか、様々なバージョンがあり、
これらの違いがさっぱりわかりません。


ともあれ、一番原曲に近いのは

「ママ音」

かなと思って、

「Your Song」

で選んでみたら、文字どおり原曲のママ、
エルトン・ジョンのボーカル入りライブ映像が
流れました。

カラオケじゃない!

おそらく、オリジナルと一緒に
唄うための練習用なんでしょうね・・・


ボーカル入りのオリジナルバージョンが
まさか、カラオケルームで聴けるなんて、
ちょっとびっくりしました。

投稿者 松尾 順 : 09:14 | コメント (4) | トラックバック

アシュリー療法

村上龍氏運営の

「JMM(Japan Mail Media)」

の記事で知ったんですが、

「アシュリー療法」

というのがあるんですね。


これは、身体や精神に重度の障害を持って
生まれてきた子どもに対し、小さいうちに
女性ホルモンを投与するなどして、
強制的に成長を止めてしまうもの。

実際にこの療法を用いた子どもの名前が、

‘アシュリー’

だったので「アシュリー療法」と
名づけられています。


成長しない治療?が施されたアシュリーの場合、
年を重ねるにつれ身長が伸び、体重が増したために、
大きな車椅子になって自由に動き回れなくなったり、
親の介護負担が重くなることもありません。

ですから、アシュリー療法を用いれば、
重度障害を持つ人と家族の

「生活の質(Quality of life)」

が高まるとされています。


治癒する見込のない障害を持つ子どもの面倒を
ずっと見続けなければならない家庭にとって、
「アシュリー療法」は、やむをえない選択
でしょうけど。


さすがにそこまでやっていいのかという、
印象がありますよね・・・

投稿者 松尾 順 : 11:08 | コメント (0) | トラックバック

「ナショナルFF式石油暖房機を探しています」の季節

今年も、

「ナショナルFF式石油暖房機を探しています」

の季節がやってきました。


このチラシが新聞などに入ると、

「ああ、そろそろ冬も本格的だな、年末だなあ・・・」

と思います。


同製品の回収は2005年から始まってますから、
今年で5年目。

ナショナルさんとしては、
最後の1台まで回収する決意でしたよね。

となると、チラシ配布は、
今後もずっと続けられるんでしょうね。


以前も書きましたが、
莫大なコストをかけているこのチラシ、
単に不祥事の後始末ということだけでは
終わりません。


企業としての社会的責任をしっかり
取るという企業姿勢が伝わるので、
優れた企業広告の役割も果たしています。

すなわち、消費者の共感を得て
ブランドイメージ向上にプラスになる

「コミュニケーション広告」

に図らずもなっているというわけです。

投稿者 松尾 順 : 16:39 | コメント (0) | トラックバック

「IKEA」カタログばら撒き中?

「IKEA」

の分厚いカタログが、
事務所(文京区・本郷)の郵便受けに
入ってました。

いわゆる「ポスティング」によって、
カタログを配布してるみたいです。


「通販」ではなく、
店舗に足を運んでもらうのが
目的の商品紹介カタログなんですけど。

現在、「IKEA」の関東エリアの店舗は、
船橋、港北、新三郷の3店舗です。

文京区からだと、
どこに行くにしても1時間はかかりますね。


ポスティングの対象地域は、
いったいどのくらい広いんだろうと
思いました。

ひょっとしたら、
都内23区全域の全世帯が対象の
大規模なポスティングかもしれません。


それにしても、
郵便受けにはカタログが
2部はいってましたよ。

こんな分厚くて重いカタログ、
2つもいらんです。

ポスティング担当者の手違いか、
それとも手抜きか・・・

投稿者 松尾 順 : 14:28 | コメント (2) | トラックバック

5秒が待てない人々

松戸駅のJR線から、
新京成線への乗換口にある運賃精算機には、

「(精算)切符が出てくるまでに5秒ほどかかります」

と書かれた手作りのシールが貼ってあります。


こんなシールが貼ってあるということは、
このわずか5秒が待てず、駅員さんにクレームを
つける乗客がいるんでしょうね・・


ホント、なんともせっかちな世の中になったものです。

投稿者 松尾 順 : 05:20 | コメント (0) | トラックバック

タケカワユキヒデさんがビートルズのアルバム全曲カバーに挑戦中!

ビートルズのデジタル・リマスター版

「ザ・ビートルズ・ボックス」

が発売されましたね。

音質が格段に上がってるみたいです!


とはいえ、やはり全アルバムが揃った旧盤の
CDボックスを数年前に購入済みなので、
さすがにこのボックスを買うのには躊躇します。


そういえば最近、
ゴダイゴのタケカワユキヒデさんが、
ビートルズのアルバムを1枚ずつ全曲カバー
していくというチャレンジをやってます。


先日聴いた彼のライブ@六本木では、

『HELP』

を通しでやってました。


アンコールはやはりゴダイゴの名曲、

『ガンダーラ』&『銀河鉄道999』

でしたけど!


次回はあまり知られていない、
ドイツ語で歌ってる曲が収録されてる
アルバムをやる予定だとか。

*タケカワユキヒデ オフィシャル・ホームページ
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html

投稿者 松尾 順 : 15:41 | コメント (0) | トラックバック

♪民主党の時代いつ来る♪なんて歌ってた桑田さん

先日の衆議院議員総選挙。

下馬評というか事前予測通り、
民主党の大勝に終わりましたが。

ただ、春先の時点では、
民主党が総選挙で大勝ちする可能性は
かなり低かったですよね。


5月4日に放送された

『桑田佳祐の音楽寅さん』(フジテレビ)

では、ビートルズの名盤「アビーロード」を元に、
当時の政局を風刺した内容が盛り込まれた

ソラミミ版「アベーロード」

の中のバラード、

‘Because’

で桑田さんは次のように歌ってました・・・
(Becauseのメロディにあわせて、
 ソラミミ日本語を歌ってみましょう!)

-------------------

民主党
Because


違法?小沢 譲らん
Because the world is round

異端児微妙・・・
It turns me on

違法?小沢 剛腕
Because the world is round

(中略)

Ah・・・ゼネコン金づる
Ah・・・love is all, love is new

特捜もナタ振るう
Love is all, love is you


民主党の時代いつ来る
Because the sky is blue

夢くすみ暗い
It makes me cry

民主党の時代 いつ来る
Because the sky is blue・・・

---------------------

投稿者 松尾 順 : 17:22 | コメント (0) | トラックバック

京おかき

京都せんべいおかき専門店

『小倉山荘』

のECサイトから、

「京都老舗おかき18種類34枚福袋」
(初回限定お試しセット、送料無料1,260円)

を注文してみました。

以前、機会があってちょっといただいたんですが、
とてもおいしかったからです。


うーん、やはりおいしい!!
コンビニのお菓子とは比べものになりませんね・・・


最近、和系お菓子、たとえば
「あんこ」入りのまんじゅうや、先日記事でも取り上げた
「かりんとう」などを若年層はけっこう苦手とする傾向が
高まっているらしいのですが・・・

この背景には、高品質で、本当においしい
和系お菓子を食べる機会が少なくなったからかも
しれませんね。


『小倉山荘』
http://www.ogurasansou.co.jp/

投稿者 松尾 順 : 10:28 | コメント (0) | トラックバック

男性、女性、中性

現代は、あらゆることが

ファジー(あいまい)

になりつつある時代ですね。


たとえば、
男性と女性の境界も日毎にあいまいに・・・


先日、新しく登録した某SNSのプロフィール
の性別のところが、

○男性 ○女性 ○中性

という3択になっていてちょっとびっくりしました!

ついにこんな時代になったかと・・・

とはいえ、対象として想定されている
であろうゲイの方々にとって、

「中性」

という言葉はおそらく、
あまりしっくりこないようにも
思いますが。

投稿者 松尾 順 : 06:30 | コメント (0) | トラックバック

水出し茶 vs 氷出し茶

最近、耐熱ガラス製のポットを使って、

「水出し茶」

を作っています。

作るのに5-6時間かかりますが、
ペットボトル茶を買わなくてすむので
お金の節約にもなりますし、なにより
自然な味でとてもおいしい!


「水」じゃなくて「氷」にすると、
さらにおいしいみたいですね。


ただ、「水」出し茶用ポットが1,000円程度で買えるのに
対して、「氷」出し茶用ポットは5,000円ほどもします。

価格差5倍やで!


どちらかを買うとしたら、
あなたならどちらを選びますか?

投稿者 松尾 順 : 22:59 | コメント (0) | トラックバック

平安神宮奉納 Anointed Mass Choir ゴスペルコンサート with 綾戸智恵

今月末8/29(土)、京都・平安神宮の特設ステージで
国内最大規模のゴスペルコンサートが開催されます。


主催は今年設立10周年を迎えた、Anointed Mass Choir。
全国に拠点を持ち、総勢1000名のメンバー数のゴスペルグループです。

京都の名所でもある平安神宮がこの日、特別にライトアップされ、
大勢のクワイヤーメンバーのバックにライトアップされた大極殿が
映って見えるようです。

ゲストに人気のジャズシンガー綾戸智恵さん。

ナビゲーターに森本レオさんも登場。
滅多に見られない、この日限りのスペシャルイベントです。

みなさんの周りの方で興味のありそうな方がいたら、ぜひご案内下さい。

■ Anointed Mass Choir ゴスペルコンサート with 綾戸智恵

・日時:2009年8月29日(土)18:00開場、18:30開演
・場所:平安神宮大極殿前・特設ステージ
・共演:綾戸智恵
・ナビゲーター:森本レオ
・ゲスト:つづらのあつし(sax)、青柳誠(key)
・主催:Anointed Mass Choir (HP: http://www.anointed.jp)
・共催:京都新聞社
・チケット:前売り:8,000円、当日:9,000円
・購入方法:チケットぴあ(Pコード:331-204、受付番号:0570-20-9999)
ローソンチケット(Lコード:51585、受付番号:0570-084-005)
・お問い合わせ:080-1550-8323、090-3967-4022 または info@anointed.jp

→《詳細HP》

投稿者 松尾 順 : 09:50

『返金保証付き絶妙バーガー』vs『おいしさ保証付きカレー』

ロッテリアの

『返金保証付き絶妙バーガー』

は相応の成功を収めたようですね。

同社の発表によれば、
7月16日の発売開始から7月31までに、
約119万食を販売。

うち、返品は2284個。返品率は0.2%でした。

ロッテリアでは当初、返金率は、
クレーム率と同様の

2-5%

を予想していたようですが、
それをはるかに下回る数字に
なりました。

とはいえ、実数の2284個って
けっこう無視できない数字では
ありますよね。


ちなみに、
星野リゾートが再建を手がけた

「磐梯リゾート」

では、ゲレンデのレストランで
提供しているカレーを返金保証付きの

「おいしさ保証付カレー」

として販売しました。

その結果は、売上げ前年比1.5倍増、年間6万食を販売。

うち、返金を求めてきたのはわずか6件でした。
返金率は0.01%になります。


ハンバーガーとカレーというメニュー
の違いがありますし、両者の販売数も
ケタが違いますから単純に比べられませんが。

投稿者 松尾 順 : 10:06 | コメント (0) | トラックバック

宇宙の死!

7月30日に東京・丸ビルで開催された夕学五十講

『宇宙の誕生と未来』
(佐藤勝彦氏)

に行ったのですが、満席の盛況でした。

夕学は、ほぼ毎回満席に近い状況になってるようですが、
事前に予約受付を締め切るほどの「満席」状態になる回は、
それほど多くありません。

ですから、

「宇宙の誕生と未来」

といった、すごく難しそうなテーマの講演で
満席になるのは珍しいと思いました。
(ロマンは感じますけどね!)

おそらく、先日の皆既日食のおかげで、
宇宙や天文に対する関心が高まっていたことが
背景にあるのでしょう。


さて、佐藤氏の話によれば、
100年前、アインシュタインが生きていた時代には
立証不可能だった、

ビッグバン理論やインフレーション理論

といった宇宙の創生・進化に関する理論が、
天文衛星や観測技術の進歩のおかげで現在は、
ほぼ完全に立証されたのだそうです。
(もちろん、まだ立証されていない理論も多数あり)

そして、まだ仮説段階のようですが、

宇宙の死

も理論的にあることがわかっています。

すなわち、百兆年後には宇宙は輝きを失い、
さらにそのずっと未来ですが、銀河が蒸発し、
陽子が崩壊し、最後にはブラックホールでさえ
蒸発してしまって、

「消え入るような死」

を宇宙は迎えると考えられているそうです。

宇宙自体にも、死が確実にやってくるんですね・・・

誕生があれば死もある。
当然のことではありますが改めて驚きました。

投稿者 松尾 順 : 10:48 | コメント (1) | トラックバック

擬似エンジン音

ハイブリッドカーや電気自動車の

「静か過ぎる走行音」

が問題になってますね。

特に、後方からだと、
クルマが近づいていることに
歩行者が気づきにくいからです。


電気モーターは、

「ガソリンエンジン」

と違って音が小さいのが利点なのですが、

「対人安全性」

の観点からは、弱点になるんですよね。


ハイブリッドカー、電気自動車の接近を
歩行者が気づきにくい点については、
かなり以前から指摘されていたことです。

これまで、具体的な対策がほとんど行われて
いなかったのがちょっと不思議・・・

私は、早晩、

「擬似エンジン音」

が必要になると思っていたのですが。


そもそも、現行のガソリン車でも、
エンジンの音が精妙にチューニング
されていることはご存知ですよね。

ドアの閉まる音だって、特に高級車の場合、
ふさわしい「クラス感」を与えるように
調整されていますし。

逆にスズキ・アルトは、

「47万円」

という衝撃安値をひっかけて登場した時、
コストをぎりぎりまで削減したことを感じさせる

「パシャン」

みたいな情けないドア音でしたけど。


まあ、燃費が良かったり、環境に優しいだけじゃなく、
室内の静音性、走行音の静かさも大きな「ウリ」なのが、
ハイブリッドや電気自動車です。

後から、わざわざ、本来

「ノイズ」

であるエンジン音を付け加えるのは、
開発者・技術者として、なかなか踏み切れないこと
ではあるんだろうなと共感しますけどね。

それにしても、擬似エンジン音は、
電子音になるでしょうから、けっこう簡単に
作成・変更できるはず。

となると、メーカー・車種独自のエンジン音を
「ブランド」の一貫として打ち出す方向性と、
購入者の好みのエンジン音にカスタマイズ
できるという方向性の両方がありえますね。

投稿者 松尾 順 : 17:31 | コメント (4) | トラックバック

赤白ワイン混合は、‘ロゼ’ではない

今年は、「ロゼワイン」の人気が
盛り上がりつつあるようです。


赤、白に比べて存在感の薄いロゼ。

しかし、甘みを抑えたものが登場するなど、
ユーザーのニーズに応える製品を導入すれば、
市場規模が小さいだけに、逆に拡大余地は
たっぷりあると考えることが可能ですね。


さて先月、
白と赤のワインを単に混ぜただけのものを

「ロゼワイン」

として正式に認めるかどうかという議論が、
EUで続いていることを記事に書きましたが、
ようやく決着したそうです。
(日経MJ、2009/06/26)


結論は、

「混合しただけのものは、ロゼワインと認めない」

というもの。


既に市場では、
オーストラリアなどの競合国で生産された、

「混合ロゼ」

が安価で販売されており、
価格的には、ホンモノのロゼはかないません。


しかし、ここで混合するだけの安易な製法を認め、
競合国と同じ土俵に立ってしまったら、

「価格」

でしか競争できなくなります。

すると、利益率が低下するだけでなく、
モノづくりの喜びも失われてしまったことでしょう。


厳しい判断ではあったようですが、
今回のEUの結論は正しいと言えますよね。


*「ブレンドワイン」とでも呼んだらいかが?

投稿者 松尾 順 : 10:52 | コメント (0) | トラックバック

電池交換スタンド

トヨタ・プリウス、ホンダ・インサイトといった
ハイブリッド車は、エコカー(環境対応車)と呼ばれ、
減税の対象となっていることもあって売れ行き好調ですね。


さて、この状況を渋い顔で見ているのは、
他の自動車メーカーだけではありません。

ガソリンスタンドのオーナーもまた、
先行きに対する不安を募らせているようです。

エコカーが増えれば、ガソリンの消費量が減って
商売上がったりですからね。


将来、ハイブリッドではなく、
純粋な「電気自動車」が主流になった時、
果たしてガソリンスタンドの生き残る道は
あるのでしょうか?

かなり絶望的かと思いきや、
生き残りの光明が見える新技術が、
最近日本に紹介されていますね。

米ベンチャー企業、「ベタープレイス」は、
電気自動車の電池をわずか1分で自動的に
交換できるシステムを開発しています。

(日経産業新聞、09/06/22)


電気自動車は、
家庭のコンセントからでも充電できるとはいえ、
時間がかかってけっこう面倒そう。

特に旅行中などは困りますね。

急速充電で、仮に「1時間」程度で充電完了
としても、その間ぼんやり待っているのはイヤです。


でも、充電するのではなく、
電池丸ごと1分くらいで交換できるのなら
ガソリンを入れる感覚と同じ。


まだかなり先のことでしょうけど、
街中のガソリンスタンドは、

「電池交換スタンド」

に生まれ変わるということになるでしょうか。

投稿者 松尾 順 : 14:56 | コメント (2) | トラックバック

さすがの中華料理店

文京区・本郷の弊社事務所の向かって左隣のビル1階に、
1ヵ月ほど前オープンしたばかりの中華料理店が結構
流行ってます。

大衆的な雰囲気。
値段が手頃なわりになかなか本格的な味です。

開店早々から受けるのも当然という感じ。


この場所は、これまでフランス料理、
イタリア料理、スペイン料理店などが出店してきました。

でも、どれも最長で2年程度しかもたずに次々撤退。


どの店も、まあ値段も味も及第点だったとは思います。

問題は「サービス」でした。

店員さんの応対がパッとせず、
リピートする気がしませんでした。


例えば、メニューに載ってた

「今日のオススメ」
(それが何かは店員に確認するスタイル)

を見て、

「今日のオススメは何ですか?」

と尋ねた時の店員さんの答えが、

「ちょっとお待ちください、厨房に聞いてきます」

じゃがっかりです。
(事前に確認しとけ!)


今度の中華料理屋は、
店員さんはみな中国(おそらく台湾系)の方々。


日本語もたどたどしいし、多少応対がそっけなくても、
まあ仕方がないかと許せてしまいます。

ちょっと気取った欧米系料理店の場合、
味や価格設定に加えて、
サービスクオリティもそこそこ上げとかないと、
やっぱダメですよね!

投稿者 松尾 順 : 02:00 | コメント (2) | トラックバック

最後に出店するのはそば屋?

人通りが多い好立地のはずなのに、
どんな店も、すぐにつぶれてしまう飲食店跡地。

そんな場所に最後に出店するのは、
だいたい立ち食い系そば屋のチェーン店のようです。

都内だと「富士そば」。
他には、「小諸そば」あたりですかね・・・

これらのお店は、純粋な立ち食いではなく、
椅子がある店舗がほとんどですが。


ちなみに、富士そばの社長は作詞家で、
店内には、歌詞を提供した演歌歌手のポスターが
貼ってありますね。

BGMはもちろん演歌。(例外もあるかな)


他の飲食店業態には厳しい立地でも、
立ち食い系そば屋は、
平均以上の味とサービスが維持できれば
めったにつぶれることはないようと思われます。

やはり、そば・うどんは、
毎日食べても飽きない、国民食と言える
存在だからでしょうか。

はやりすたりが意外に多いラーメン屋とは
対照的です。

投稿者 松尾 順 : 18:16 | コメント (3) | トラックバック

紙の出版物のピークは96-97年だった!

「インターネット」という言葉が
新聞にチラホラ登場するようになったのが1994年。

95年にはマスメディアでも大きく取り上げるようになり、
イノベーターな人たちがビジネスにおける活用法について
真剣に検討を始めました。

当時私は某シンクタンクの研究員でしたが、
地方自治体の仕事を受注し、中小企業振興に、
インターネットを活用するための調査・研究を
担当したんですよ!


96年初頭には、ベッコアメ・インターネットが
初の一般向け定額制接続サービスを開始。

インターネットの本格的な普及の第一歩を踏み出しました。


実は、その一方で紙の出版物(書籍、月刊誌、週刊誌)
の発行数(販売金額ベース)は、96年、97年あたりが
ピークだったのでした。

それまでずっと成長してきた印刷媒体でしたが、
以来、今日に至るまでじわじわと低下を続けてきています。


ネットが紙を完全に駆逐することはないでしょうけど、
どこまで下がるのかが気になりますね。

*日本の出版統計(出版科学研究所)
http://www.ajpea.or.jp/statistics/statistics.html

投稿者 松尾 順 : 08:26 | コメント (2) | トラックバック

遺伝子アッシーくん

生命は基本的にすべて「女性」(メス)である。
一部が「男性」(オス)として生まれてくる。

そして、男性の役割は、極論すれば、
自分の母親の遺伝子を他の娘のところに運ぶこと
だけである。


こう喝破したのは、分子生物学者の福岡伸一氏。

となると、男性とは、生来の

「遺伝子アッシーくん」

と言えますかね・・・(笑)

とはいえ、オス(特に人類の男性)も、
単なる運び屋だけの人生に甘んじたいわけではなく、
それなりに、したたかに生きているわけですが。


でも、まさに、

「オスは遺伝子アッシーくんに過ぎない」

かもしれないと実感させてくれる生物がいるんですね!

チョウチンアンコウです。


R25の記事によれば、チョウチンアンコウは、
メスの体長が30-60センチに対し、オスはわずか3-4センチ。

ノミの夫婦も真っ青の体格差です。


オスの十分の一以下しかないオスは、
エサをおびき寄せるための「チョウチン」もありません。

というか不要なのです。

なぜなら、メスに寄生してしまうから。

いわゆる「ヒモ」ですね。チョウチンアンコウのオスは、
情けないことに全員、ヒモになる運命。


オスはメスを見つけると、
体に噛みいたままずっと離れません。

そのうち、皮膚も血管もくっついて、
メスの体の一部になってしまうのだそうです。

内臓も退化し、機能しているのは「精巣」だけ。


つまり、チョウチンアンコウのオスは、
遺伝子の運び屋に専門特化しちゃってるというわけです。

なんだかなあ・・・という感じですね。

投稿者 松尾 順 : 08:35 | コメント (4) | トラックバック

ブタ箱か、トラ箱か、それが問題だ!

自身、512日間の拘置所生活を送った佐藤優氏が、
草なぎ剛さんの全裸事件について異議を唱えていますね。


公然わいせつ罪という、
れっきとした犯罪で捕まった場合、

「ブタ箱(留置場)」

にぶちこまれます。

でも、酩酊者(アルコールの影響により、
正常な行為ができないおそれのある状態にある者)は、

「トラ箱(保護室)」

に入れられるのだそうです。


草なぎさんの場合、
意図的に下半身をさらしたわけではなく、
酔っ払って、わけわからず脱いじゃっただけ。

ですから、そもそも「公然わいせつ罪」という犯罪で
捕まえるべきではなく、むしろ、単なる酔っ払いとして
保護されるべき対象ったのではないかと、
佐藤氏は考えているそうです。


私も100%、佐藤氏に同意します。


ただ、芸能界の人間だし、
アルコールじゃなくてヤクやってたんじゃないか・・・

と疑われる可能性が高い立場にあったのが問題でしたね。


とはいえ、草なぎくん事件は、謝罪会見も含め、
世間の反応としては、むしろ彼の「人間くささ」が
好感を持って受け入れられたような印象を受けます。

他の人も言ってますが、この雰囲気を読むなら、
むしろ草なぎ君を起用したCMやドラマは、
彼自身の謝罪を入れた上で、再開した方がプラスで
あることは間違いありません。

人は、潔く非を認める人にはむしろ好感を持つものです。

“I'm only human born to make mistakes.”
  from ‘Human’ by Human League

この歌は「浮気を許してちょうだい」という内容ですけど・・・


*livedoorニュース
【佐藤優の眼光紙背】草なぎ剛氏の逮捕に意義あり

投稿者 松尾 順 : 20:51 | コメント (0) | トラックバック

「ワクワク感」をくれない懸賞

今、コンビニなどで、
サッポロの缶ビール「冷製SAPPORO」を買うと、

現金2,000円

の当落がすぐにわかるキャンペーンをやってますね。

「インスタントウィン」って呼ばれる懸賞です。


缶ビールの懸賞で、
現ナマ2,000円というのは結構目を引く金額。

思わず1本、買ってしまいました。


早速キャンペーンサイトにアクセス。

シリアルナンバーを入力し、
スタートボタンを押下。

画面に表示されてるアニメのクーラーボックスから、
冷製SAPPOROが出てきたら当たり。
出てこなかったらハズレ。

で、見事ハズレだったんですが・・・


ボタンを押したら間髪をいれず
ハズレが表示されたのにちょっと
ガッカリしました。

スロットマシンとかのように、
ボタンを押してから、
結果が出るまで最低でも

5秒間くらい

間合いが欲しいですね。

「当たるかな、どうだろう・・・?」

とワクワクする時間がなく、
あっけなく外れてしまうと実につまらないもの。

瞬殺しないでよ・・・!


どうせハズレなんだからどうでもいいじゃないの?

と思われるかもしれませんが、
再チャレンジ(購入)する意欲が多少なりとも
下がるんじゃないでしょうか?

投稿者 松尾 順 : 10:03 | コメント (2) | トラックバック

ポール・ポッツ女性バージョン!

ポール・ポッツ氏の
女性バージョンが誕生しましたね。


英国のスター誕生番組、

「BRITAINS GOT TALENT」

に登場した47歳の女性、スーザン・ボイル氏。

失礼ながら外見はパッとしませんが、
なんと美しい歌声なんでしょう!!


彼女が、ポール・ポッツ氏と共演する日が
いつか来そうかな・・・!

実際、同じことを感じる人は多いようですね。

ポールさんのユーチューブのコメントを見ると、
ボイルさんとデュエットして欲しいというコメントが
既にいくつかあります。


昨年聴いたポール・ポッツ氏の来日公演は、
なかなか良かったんですよね・・・

もしスーザン・ボイル氏とのデュエット公演が
実現したらぜひ行きたいと思います。


なお、スーザンさんは、
1999年に自主制作CDかなにかで、

“Cry Me a River”

を収録しています。

これを聴くと、
「BRITAINS GOT TALENT」の演出抜きの
彼女の歌の本当の魅力がわかりますね。


*スーザン・ボイル Susan Boyle

“Cry Me a River” by Susan Boyle

*ポール・ポッツ Paul Potts

投稿者 松尾 順 : 07:40 | コメント (2) | トラックバック

夫がブラジャーをつけているのを見てしまった。

消費者としての「オンナゴコロ」研究のため、
私が長年、こっそり登録している女性向けサイト(cafeglobe)
の日刊メルマガには毎回、英語の短い文例が掲載されています。


で、本日の英文は、

I caught my husband wearing a bra.
夫がブラジャーをつけているのを見てしまった。

でした。

世相を反映した良い例文ではありますが!


これが現実に起きた場合の、
妻の反応がどんなものになるのか、
気になって今晩は眠れそうもありません。

投稿者 松尾 順 : 10:07 | コメント (2) | トラックバック

特許を取得した「味集中システム」

近くを通ると、
よだれがパブロフの犬のように湧き出し、
フラフラと店に入ってしまう博多とんこつラーメン

「一蘭」

の内装のユニークさは、
一度でも行かれた方はご存知ですね。


基本カウンターのみ。

隣の席との間には、
仕切り板(パーティション)があます。

また、注文したラーメンが出た後は、
前のすだれが降ろされます。

つまり、前、両側が完全に遮断されるため、
店員さんや他のお客さんに心を乱されることなく
ラーメンに没頭できる仕組みです。


一蘭ではこの仕組みを

「味集中システム」

と呼び、特許出願中だったのですが、
最近ついに「特許」が取得できたようです。


これで競合他店が類似の内装をしようとしたら
特許侵害になってしまうわけですが・・・

とはいえ、

「さすがに、こだわり過ぎじゃないの?」

とも言いたくなる、独創的な仕組みなので、
あえて真似しようと考えるラーメン屋さんは
いないかもと思います。


それにしても特許出願のニュースは、
登録会員向けのメルマガでのみ伝えているだけ。

店舗Webサイト、および運営企業のWebサイトの
どちらにも掲載されていません。


どうやら、一蘭社長の吉富学氏は、
控え目であまり露出を好まない方のようです。

宣伝しすぎはカッコ悪いと考えてるのかな。

*関連記事
「味集中システム」とは

投稿者 松尾 順 : 09:14 | コメント (2) | トラックバック

桜の花にピンクのライトアップ

昨年3月に、
赤坂のTBS旧社屋跡地にオープンした複合商業施設、
「赤坂サカス」には、約100本の桜が植えられています。

昨年は、まだ根付いていなかったためか、
ほとんど咲かなかったのですが、
今年は満開の花を咲かせました。


ところが、夜間のライトアップが問題。
なんとピンクの照明が当てられていたんですよね。

実際、ご覧になった方は、
共感いただけると思うのですが、

ほんのりピンクの桜の花に、
ピンクの照明を当てて打ち消してどうする。

アホか!!

という感じです。

なんというセンスの悪さ。


と思ったら、千鳥が淵の夜間のライトアップも、
今年から白からピンクに変更されたのだそうです。

ライトアップ担当の人は、
何考えてやってるんでしょう・・・?

ピンク色にわざわざ変更するということは、
なんか根拠あるんですかね。

投稿者 松尾 順 : 09:52 | コメント (0) | トラックバック

マタニティマークの悪用例

先日、

「マタニティマーク」(「おなかに赤ちゃんがいます!)

のことを書きましたけど、あるメルマガ読者の方から、

太った女性が、
席を譲ってもらうために悪用するケース

があるというメールをいただきました。


まあ、そんな人もいるでしょうが。

ある意味、すごい開き直りですよね・・・

投稿者 松尾 順 : 08:54 | コメント (0) | トラックバック

「ソルトリーフ」 vs 「プッチーナ」

「アイスプラント」

呼ばれている
ヨーロッパ・アフリカ原産の野菜があります。


この野菜、地中から吸い上げた塩分を
葉の表面の液胞に蓄えるという、
不思議な性質があります。

だから、食べてみると、
ほのかな塩味がしてドレッシングいらず。


私も『農家の台所』で
何度か食べたことありますけど、
ホント、不思議な食感と味なんですよね。


さて、「アイスプラント」はあくまで通称。

「商品ブランド」としては、
現在以下の2つの名称が使われています。

・ソルトリーフ(国立ファームの登録商標)
・プッチーナ(佐賀市の総合商社アグリの登録商標)


さて、どちらのブランド名が、
一般名称化するほどの認知度を獲得するでしょうか・・・?

野菜の特徴が明快な「ソルトリーフ」か、

それとも

情緒性の高い「プッチーナ」か?

投稿者 松尾 順 : 10:20 | コメント (2) | トラックバック

ム○デ嫌いの克服法?

足がたくさんある「ム○デ」が
苦手な知人(女性)がいて、まあ、「ム○デ」が
ダメな人は私も含め、多いと思いますが、
彼女は、「ム○デ」嫌いを克服するために、
あえて大胆な取り組みにチャレンジしています。


「昆虫料理」、つまり、
虫系の生き物を油で揚げるなどして
食べる会があります。

日経新聞などでも紹介されてましたよね。


彼女の場合、そこに行ってみて、
あえてム○デを食べてみることにしたとか。

ただ、ム○デはなかなか手に入らないそうで、
まだ食べたという報告をもらっていません。

おいしいらしいですけど・・・

投稿者 松尾 順 : 11:13 | コメント (0) | トラックバック

「かたつむり」が怖い!

唐突な話ですいませんが、

「かたつむり」

が怖いという友人(女性)がいます。

世界で一番怖いのだそうです。名前を聞くだけでもダメ。


見た目はほとんど同じ(殻を背負ってないだけ)の

「ナ○○ジ」

は平気だという。

ピンポイントで「かたつむり」だけが
苦手というのはよくわからない。


かたつむりについてどんなトラウマを抱えているのか、
気になって夜も眠れません・・・

投稿者 松尾 順 : 23:07 | コメント (4) | トラックバック

坂本龍一ニューアルバム『out of noise』

今月(09年3月)に発売された、
5年ぶりのオリジナルアルバム

『out of noise』

は極上のピアノ盤ということで、
サイトで試聴したところなかなかいい感じです。

買うかどうか迷ってます。


坂本龍一のアルバムはほとんど買ってますが、
大好きというほどではありません。

でも、基本的に受け狙いの曲は作らず、
常に新しいチャレンジに取り組んでいるので、
ついつい気になってしまうんですよね。


ともあれ、実験的な取り組みを続ける坂本龍一のアルバムが
ミリオンセラーになることはめったにありませんので、
所属事務所のエイベックスとしてはあまり儲かりません。

それでもいいのです。


エイベックス・グループ・ホールディングス社長、
松浦勝人氏が、

“坂本龍一は、後世に残る現代の大音楽家のひとりであり、
年間1億円とかの赤字は喜んで受け入れる”

といったことを以前、
ある講演で話していたことを覚えています。


『out of noise』

投稿者 松尾 順 : 08:28 | コメント (0) | トラックバック

丸ビルのエレベーター

私がよく行く、東京駅前の丸ビル。

小売店・飲食店が入っている側の
エレベーターには、

「ハコ」

が現在、何階を移動中なのかがわかる
表示がありません。

このため、ボタンを押して、
ハコが自分の階にやってくるまでの時間が
やたら長く感じられます。

いつ来るかわからないというのは、
本当にイヤなものです。

私も含め、エレベーターを待ちきれず、
すぐそばにあるエスカレーターに
向かう人が多いですね。


エスカレーターだと、
各階のお店が目に入るため
つい道草してしまうのですが、
ひょっとして、エレベーターの表示がないのは、
ビル内回遊率を高めるための作戦?

投稿者 松尾 順 : 09:17 | コメント (2) | トラックバック

『いい仕事ができる人の考え方 あなたの「働きモード」が変わる36のQ&A』

先日、インサイトナウのヴィジョナリーでもある、
キャリアポートレート代表、村山昇さんの最新著作、

『いい仕事ができる人の考え方
 あなたの「働きモード」が変わる36のQ&A』
(村山昇著、ディスカバー・トィエンティワン)

を読ませてもらいました。


同書は、悩める若きビジネスパーソンの様々な問いに、
村山さんらしい、包み込むようなソフトな語り口と、
巧みな説明で答えていくというスタイルになっています。


村山さんは、同書の中で、

「働き観」

を強く、はっきり持つことの必要性を強調しています。


「働き観」とは、

働くことに対する信条、主義、哲学、倫理、精神

など、その人の奥底に横たわる

「ものの見方・考え方」

のことだそうです。


「働き観」を強く、はっきりもっているかどうかが、
個人のキャリアが発展するか、それとも停滞するか、
また人生が楽しいものになるか、つまらないものになるか
を決めるというのが、村山さんの基本的な主張です。

私もここ10年ほどキャリアデザインを学んできましたが、
結論は村山さんと全く同じです。

要するに、1人ひとりの「ものの見方・考え方」が、
それぞれの生き方に反映されていくということなんですよ。

・自分のキャリアについて考えてみたい
・目からウロコのアドバイスがほしい

という方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね!


『いい仕事ができる人の考え方
 あなたの「働きモード」が変わる36のQ&A』
(村山昇著、ディスカバー・トィエンティワン)

投稿者 松尾 順 : 11:59 | コメント (3) | トラックバック

「私が、振り込め詐欺の犯人です!」

「私が、振り込め詐欺の犯人です!」

最近、銀行や郵便局のATMのところに、
こんなキャッチコピーとともに、
振り込め詐欺でだましとったお金をATMで引き出す
犯人たちの写真が貼ってありますね。


ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
彼らは、お金を引き出すだけの役回り。

「出し子」(だしこ)

と呼ばれています。


出し子の多くは、
ホームレースや日雇いの人たちです。

その日の暮らしに汲々としているので、
犯罪に手を貸していると知りつつも、
やむを得ず悪の手先をやっているだけなんですよね。
(だからといって罪が許されるわけではないですが)


電話をかけまくってお金を振り込ませる振り込め詐欺の
張本人たちは、ウィークリーマンションを他人名義で
借りており、出し子が引き出した金はまた別の人間
(運び屋)が持ってきます。

というわけで、出し子をつかまえたところで、
悪の中枢につながる手がかりは得られないのが
現状のようです。


振り込め詐欺の被害額は昨年は276億円。
過去5年間の累計は1,300億円になるそうです。

だまされたお金はまずもどってこないので、
こちらが自衛するしかないですね。


まあ、私にはそもそも振り込むだけの余裕が
ありませんので大丈夫ですが(笑)

投稿者 松尾 順 : 14:05 | コメント (2) | トラックバック

会場調査の事前リクルーティング

都内に住んでる方は
しょっちゅう遭遇されてると思います。

渋谷、新宿、銀座の街頭や私鉄沿線の駅前などで、
おばさんたち(失礼、妙齢の女性たち)が道行く人に

「アンケートご協力ください」

ってやつ。


あれ、会場調査(CLT:Central Location Test)です。

タバコやお酒など嗜好品の新製品の調査が多いですかね。


アンケート協力を承諾すると、
近くの会場に案内されます。

そして、対象商品を試した後、
所定のアンケートに回答するだけです。

所要時間は長くても30分程度。謝礼は数千円です。
ちょっと時間があればいい小遣い稼ぎになりますよ。


会場調査は、
私もたまに企画・実施することがあります。

ただ残念なのは、アンケート協力率が低いんですよね。

そもそもおばさんたち(リクルーター)の声かけに立ち止まって、
アンケートの主旨を聴いてくれることすらほとんどしてくれない。

キャッチセールとかの
下心アリのアンケート依頼も多いですから、
最初から避けられてしまうのでしょう。


調査を実施する側としては
アンケートの目標回収数(100件とか)があるため、
協力者が順調に増えないと胃が痛くなってきます。


というわけで最近は、
事前にネットモニターで調査対象者を絞り込み、
指定の日時に所定の会場に出向いてアンケートに
協力してくれる人を確保して実施する方法が
増えているようです。


もちろん、調査会場周辺の通行人ならではの特性
(青山を歩いているファッションセンスのいい女性限定とか)
が調査対象者抽出の条件に入る場合は、上記のような

「事前リクルーティング」

の方法は採用できませんが。

投稿者 松尾 順 : 12:30 | コメント (0) | トラックバック

女子トイレ個室内広告の料金は?

先日ご紹介した、
羽田空港の女性トイレ個室内広告ですが、

「広告料金」

が宣伝会議(2009.2.1号)に掲載されていました。


この広告、ドア側の左隅に据えつけられた7.5インチの
液晶ディスプレイに広告映像を配信するもの。

女性トイレ65カ所、355室に設置されています。


1配信(ロール)は2分間(120秒)。

広告枠は15秒のCMが7枠(合計105秒)、
残り1枠は空港インフォメーションが流れます。

総放映回数は、
月間で1枠当たり575万1千回になるそうです。


で、広告料金は、1枠・1日当たり

18万円

です。

1枠の広告を1ヵ月間(30日間)掲載したとすると、

540万円

となりますね。なかなかいい値段です。


となると気になるのは、
この広告の視聴者数と視聴率です。

つまり、

・個室を利用する女性は1日延べ何人いるのか(視聴者数)
・個室が利用されている時間は1日のうち何%なのか(視聴率)

のデータが知りたい。


この広告、利用者のいない深夜時間帯を除き、
2分間のCMが繰り返し延々と流されているものと思われます。
(個室に入ったら自動再生される仕組みではないでしょう)

とすると、誰も個室を利用しておらず、
CMが視聴されていない時間もそれなりにあるでしょうからね。

投稿者 松尾 順 : 20:12 | コメント (2) | トラックバック

情報力を飛躍的に伸ばすセミナー

セミナーやりまーす。


2月20日出版予定の私の監修本、

『先読みできる!情報力トレーニング』
(TAC出版、ビジマルシリーズ)

の記念セミナーを開催します!

-------------------

○日 時:2009年3月12日(木)18:30 - 20:30
○場 所:ヴィラフォンテーヌ汐留
○受講料:7,000円(事前振込割引6,000円)
 *受講される方全員に、上記監修本をプレゼント!

★20代若手ビジネスパーソンを対象とした、
 基本的な内容を予定しています。

--------------------

主催は、ユーザー参加型ビジネスメディア、

「インサイトナウ」
http://www.insightnow.jp/

を運営されているクイックウィンズ(株)さんです。


詳細はこちらをご覧ください↓
https://www.insightnow.jp/events/seminar0312

*当初の予定から開催時間・会場が変更されています。

投稿者 松尾 順 : 17:58 | コメント (1) | トラックバック

この声、世界遺産。

天性の声を持つ、ハナレグミの永積タカシ。

彼の声を聴いたことのない方は、
以下のWebサイトにアクセスしてみてください。
(注意、音が出ます)

●ハナレグミ PEOPLE GET READY
http://www.jvcmusic.co.jp/hanaregumi/


いわくいいがたい美声。魂が揺さぶられます。

彼の声を聴けば、

「この声、世界遺産。」

というキャッチコピーが納得できるでしょう。


でも、彼はまだ35歳で生きてます。
「世界遺産」というのはちょっと違いますよね。


とはいえ、

「この声、人間国宝。」

ではガクッと来ますから、やっぱり世界遺産。

投稿者 松尾 順 : 11:15 | コメント (0) | トラックバック

女子トイレ個室内広告

昨年(08年)12月から、
羽田空港の女子トイレの個室内で

「電子広告」(デジタルサイネージ)

の試験運用が始まっていますね。


女性が個室に入って便座に座ると、
左斜め前方に設置された7インチの液晶に表示される
動画等が目に入るという仕掛け。


正式名称は、

「羽田空港レストルームチャンネル」

です。


数年前に、男性トイレの小便器の上のスペースに
広告を掲載できるサービスが開始されたことがあります。

この男子トイレ内広告サービスは結局、
離陸できなかったようです。

今でも、都内の地下鉄のいくつかの男子トイレには、
その残骸が残っていますね。

さて、国内初という

女子トイレの個室広告配信サービス

は無事離陸できますかね?

投稿者 松尾 順 : 13:42 | コメント (5) | トラックバック

未来に化ける人材

「ミラバケッソ」=「未来に化ける新素材」


クラレの変なTVコマーシャル。

かわいらしい動物、
アルパカ(クラレちゃん)のおかげで
注目度は抜群ですね。


さて、「新素材」という言葉には、
化学メーカー、クラレがこれまで様々な新しい素材を
生み出してきたという意味と、もうひとつ、

「未来に化ける人材」

という意味が込められていたんですよね。

つまり、同社への就職希望者増が本来の狙いでした。

最近のミラバケッソのTVコマーシャルのストーリー
(駅のホームでお兄ちゃんがクラレちゃんに化けてしまう)

では、このことがストレートに訴求されています。


産業財系メーカーは、
こうした面白CMに流れる傾向がありますが・・・
旭化成は昔「イヒ」とかやってましたよね。


まあ、実際のところ効果は抜群で、
クラレの場合は、昨年の新卒採用の応募者は
倍増したそうです。(宣伝会議、2009.2.1)

ただ、昨年後半からの景気後退で、
採用枠が絞られてしまい、優秀な学生がせっかく
たくさん集まったにも関わらず、採用したくでも
定員オーバーという悲しい状況になってるかもしれませんが。

投稿者 松尾 順 : 00:22 | コメント (5) | トラックバック

運転免許センター

先日、運転免許の更新のため、
最寄の運転免許センターに行ってきました。

手続きはスムーズでしたけど、講習はたっぷり1時間!

かったるいなあ・・・と思いつつも、素直に聞いてみると、
講習の先生、大事なことを話してました。

やっぱ、5年に1回くらいは聴いとかないとね。


今回の講習ではパワーポイントをバリバリ活用。

スライドインとか、ワイプとか各種アニメーションを多用し、
またページを移るごとに各種効果音があれこれ鳴る。

しかし、効果音の中には、どう考えても

「クルマの衝突音」

をサンプリング録音したとしか思えないものも混じっていて、
これは覚醒効果を狙ってのものでしょうか。

それにしても、講習のおじさん、いや先生は、
いつもちょっと東北なまりの人が多いように感じるんですが、
千葉のセンターだけですかね。

投稿者 松尾 順 : 09:47 | コメント (2) | トラックバック

新刊:ビジマルシリーズ

昨年末、TAC出版さんから

『ビジマル』シリーズ

と銘打って同時に5冊の本が発刊されています。


『ビジマル』シリーズは、

新書版、定価840円

と大きさ、値段も手ごろ。


ページをめくってみると、Q&Aから始まるスタイル。

2色刷り、図表も豊富で読みやすく、
ビジネスパーソンに不可欠な各種スキルの基本が
さくっとおさえられるようになっています。

若手ビジネスパーソンにおすすめします!

-------------------------------------------------

[TAC出版 『ビジマル』シリーズ]

『成果が上がる!ビジネス思考力トレーニング』(大勝文仁 監修)

『ヒトを動かす!課長力トレーニング』(村上力 監修)

『仕事にいかす!雑談力トレーニング』(箱田忠昭 監修)

『成功に変える!失敗力トレーニング』(和田秀樹 監修)

『プラス人生の!ビジネス女子力トレーニング』(前田京子 監修)
--------------------------------------------------

実は私が監修した本、

『先読みできる!情報力トレーニング』

が2月下旬に発刊される予定です。

またご案内しますね。

投稿者 松尾 順 : 22:14 | コメント (0) | トラックバック

チェ・ゲバラ

最近、キューバ革命の英雄、

「チェ・ゲバラ」

の映画がけっこう話題集めてますね。

『チェ 28歳の革命』
『チェ 39歳分かれの手紙』

http://che.gyao.jp/


私は、以前「ゲバラ日記」など彼についての本を
何冊か読んだことがあったので興味があり、早速見ました。

ドキュメンタリー的な展開で、
ゲバラの魅力あふれる人間性がよく描かれていました。

やっぱ、ゲバラは「男の中の男」って感じでいいですね!


それにしても、私は背景や経緯を事前に知っていたので
楽しめたのですが、もしキューバ革命についての基本的知識がない人が
見たら、たぶんあんまり面白くないだろうなと感じました。

背景説明がほとんどないので・・・

もしゲバラの映画を見ようと思ってらっしゃるんだったら、
事前にゲバラの本とかで予習してからにしてくださいね。

投稿者 松尾 順 : 00:56 | コメント (0) | トラックバック

私がホワイトハウスで学んだすべてのこと

ブッシュ前米大統領は、
これからどうするんでしょうか?

自伝は書く予定でしたっけ?


ブッシュ氏は当初から、
あれやこれやでずいぶんいじられる
大統領でしたよね。

日本の現総理以上だったかも・・・


ただ、引退間際の記者会見での靴投げ事件では、
意外な運動神経の良さを示してくれました。

あれ、もしまともに顔にぶつけられでもしていたら、
ある意味、彼らしい情けないエピソードとして
語り継がれたことでしょう・・・!


ところで、米国の雑貨店には、
ブッシュ氏の顔写真が表紙になっている

『Everything I learned in the White House』
(私がホワイトハウスで学んだすべてのこと)

という本が売られているそうです。


中身は白紙。つまりノートなんですけど。
彼は、何も学ばなかったという強烈な皮肉!

投稿者 松尾 順 : 14:30 | コメント (0) | トラックバック

便乗祝日!?

とうとうオバマ新大統領誕生!

予備選のころから続いたお祭り騒ぎも、
ようやくひと段落。

Now, let's get down to business!
さあ、仕事に取りかかろうぜ!

といったところでしょうか。


今回の大統領就任まで、わが日本でも、
福井県・小浜市が勝手に応援して楽しんできましたね。


“小浜の中心で‘オバマ’と叫ぶ”

 (オバマを勝手に応援する会公式サイトより)


まあ、「オバマまんじゅう」を作ったり、
フラダンスをやるくらいは可愛いものです。


オバマ氏の出身地、ケニアでは大統領当選日を

「オバマ・デー」

として国民の祝日に制定しています。

これはまあ当然ですね。


ところが、オバマ氏とのつながりがよくわからない
アフリカの他国、たとえばタンザニアのオバマ・デーは
2日間、ガーナでは4日間の祝日ができてます。


便乗するにもほどがあります・・・

なんでもいいから、とにかく休みが欲しいのか?

投稿者 松尾 順 : 10:00 | コメント (0) | トラックバック

レーザーディスク再生機の終わり

パイオニアが、

レーザーディスク(LD)再生機

の生産を今年(09年)3月末で終了しますね。


「とうとう生産中止か・・・」

という感慨よりも、

「まだ、作ってたの・・・?」

という驚きの方が大きいなあ・・・


最盛期の100分の1とはいえ昨年(08年)も

4,000台

は売れていたとのこと。

誰が、何のために買ったんでしょうね?

投稿者 松尾 順 : 07:55 | コメント (2) | トラックバック

「リエータカフェ」サービス終了!

ダイエット食品、「リエータ」の購入者を対象としたSNS、

「リエータカフェ」

が今月(09年1月)末でサービス終了だそうです。


おやおや・・・!
やはり、費用対効果の実証が難しかったんですかね。


製品の通信販売も終了。
今後は、ドラッグストアなどリアル店舗での
販売のみになるとのこと。


オンラインを活用した、
顧客つなぎとめ(リテンション)施策の成功例として
評価されていただけに、ちょっと残念です。

投稿者 松尾 順 : 21:50 | コメント (2) | トラックバック

(PR)マーケティング・フレームワークのセミナーご案内

ちょっとおしらせ!


「インサイトナウ」のビジョナリーの1人、
金森努さんがセミナー(インサイトナウ主催)を開催します。

*1月28日(水)13:30~@汐留駅そばの会場


入手した情報を整理・分析するために役立つ各種フレームワーク
の使い方を実践演習を通じて身に付けることができる内容です。

詳細は以下のURLでご覧くださいね!

https://www.insightnow.jp/events/seminar0128


すでに申し込み殺到しているそうです。

募集人数は25名。グループ演習をやるため、
増員はなし。

関心のある方はお早めに!

投稿者 松尾 順 : 13:58 | コメント (0) | トラックバック

足下に不景気の影響がやってきた・・・?

私の事務所の隣のビル1階にあった高級レストランが
昨年末で店を閉めていました。

まだオープンして1年ほど・・・
半年ほど前には大幅な改装をやったばかりでしたし、
突然の閉店という印象です。

とうとう不景気の影響が自分のすぐ足下まで来たか!

などと考えてしまいました・・・!


まあ、不況のせいにするのは簡単ですけど、
正直、この店はサービスがいまいちだったんですよね。

客単価がそれなりに高い店は、
やはりサービスもある程度優れていないと
繰り返し利用する気になりません。


不景気になればなるほど、
たいしたことのない店から切られていくのは当然。

こういう時こそ、
本当に優れている店(企業)だけが生き残るのでしょうね。

投稿者 松尾 順 : 13:55 | コメント (0) | トラックバック

石焼いも屋さんの危機

最近、

「石焼いも」

を売ってるスーパーが増えてきてますね。

小型の

「石焼いも製造機」

が店内に設置してあるのです。

いい匂いが漂っているので思わず購入したくなります・・・


最寄り駅近くの「SHOP99」の店舗にも
レジ横にこのマシーンが置いてありました。


さて、こうなると流し(移動店舗)の焼いも屋さんは
厳しいでしょうね。

味はぜんぜん違うのかもしれませんが。


固定客はともかく、
偶然通りかかるようなフリの客は、
スーパーに取られてしまっているのではないでしょうか。

実際、上記のSHOP99の近くで、
石焼いものおじさんが暇そうにしてました・・・

投稿者 松尾 順 : 12:12 | コメント (0) | トラックバック

ブルーサンタ、グリーンサンタ

「サンタクロースは赤い服を着ている」

いうのは思い込み(固定観念)ですね。

「他の色のサンタクロースもいる」

ということを私が知ったのはつい最近ですけど・・・!


先日、東京ドームのラクーアで、

「ブルーサンタ」

がショッピングモールを歩く人々(女性限定)に
プレゼントを渡しているのを見かけました。


服だけじゃなくて、
頭にかぶってる帽子も含めて全身ブルーなサンタ。

見慣れないためか、
ちょっと異様な印象を受けました。


ブルーサンタの由来とかは、
ネットて調べたのですがよくわかりませんでした。

テキサス州Austinで始まったボランティア活動で

「Blue Santa Operation」
http://www.bluesanta.org/

というのがありましたけど。


他の色のサンタもいるか、ちょっと調べてみたら、
デンマークの環境親善大使(緑の森の番人)として、

「グリーンサンタ」

がいました。


グリーンサンタについては、
日本語の公式ホームページがあります。

*グリーンサンタ
http://www.greensanta.jp/

投稿者 松尾 順 : 10:22 | コメント (0) | トラックバック

Can I take you out?

私はかれこれ25年近くになりますが、
ほぼ毎日NHKラジオの英語講座を聞いています。

そのくせ、適切な英語が浮かばない場面があります。

それは、ベタな日常会話です。

というのも、さすがNHKの教育番組だけに

「スラング」

がほとんど出てこないからです。

また、普段の私たちの会話の大半を占めている、

「どうでもいい、他愛ない会話」

が取り上げられないからです。

格調が高すぎるというんですかね。


男女の恋愛系の話もまず出てきません。

したがって、NHK教育の英語講座をいくら勉強しても、
英語で異性を口説けるようにはあまりなりません(笑)


さて、いわゆる男女の恋愛シーンにおける次のフレーズ。

「ボクと付き合ってくれるかな?」

は英語でなんというかわかりますか?

これがスルッと出てくる人は、
英語圏に住んでいたことがあるか、
外国人と付き合ったことのある方でしょうね。

私はあれこれ深く考えすぎてしまって、
素直な英文が浮かびませんでした。


上記の日本語に対応する英文としては、

Will you go out with me?

と言うのが一般的だそうです。


日本語と同じで、

一緒にどこかに出かけること=恋人としてのお付き合い
の申し込みになるということですね。


また、こんな言い方もするそうです。

Can I take you out?


直訳すると、

「君を連れ出してもいいかな?」

になりますね。


「テイクアウト」ですから、状況によっては、

「君を持ち帰ってもいいかな?」

という意味にもなでしょうね。


以上、紹介した英文は、
私が愛読している以下のメルマガからの引用です。

Yokoと学ぶアメ雑英会話!
http://www.mag2.com/m/0000126335.html


このメルマガでは、
日々の何気ない家族・友人との会話を例に挙げながら、
わかりやすく解説してくれているのでとても役に立ちますよ!

投稿者 松尾 順 : 09:54 | コメント (0) | トラックバック

驚くほど魅力のない会員限定イベント

ANAカードからダイレクトメール。


「カード会員限定ライブ」特別販売の案内でした。

『山中千尋 ニューヨークトリオ at Billboard Live TOKYO』


山中千尋さんは新進気鋭のジャズピアニストですね。
アルバムを何枚か持ってます。

キュートなルックスも私好みです。
まだ生で拝見したことはありません・・・

ぜひ一度、山中さんのライブを聴きたいとは思ったものの、
申し込みは「封書」のみ。

なんとも面倒です。


申し込みに際して、カード番号、有効期限の記載が必要なので、
「ハガキ」じゃなくて「封書」にせざるを得ないとしても、
オンライン申し込みがなぜダメなんでしょう。


しかも応募者多数の場合抽選。

外れるかもしれないのに、
手間とお金をかけるのはばかばかしい。


料金はビルボードにしては安いですが、
山中さんが他の会場でやる場合と同じ水準です。

ドリンクサービスといった特典も一切ありません。

だったら、確実に取れる一般向けライブに行きますよ。


これほど魅力のない「会員限定イベント」も珍しい!

投稿者 松尾 順 : 15:04 | コメント (2) | トラックバック

あなたのブログはおいくら?

ブログの値段を算出してくれるWebサイトがあるんですね。

→How Much Is Your Blog Worth
http://www.business-opportunities.biz/projects/how-much-is-your-blog-worth/


調べたいブログのURLを入力すると、
直ちにドルベースで評価額(?)を表示してくれます。


どのように評価額を計算しているのか、
気になりましたが、詳細な説明を見つけることが
できませんでした。

果たして信頼に値するものでしょうかねぇ・・・?


とりあえず、

「マインドリーディング・ブログ」
http://www.mindreading.jp/blog/

の値段を調べてみました。


$12,419.88

ということで、日本円で100万円は超えていました。

さて、この金額は高いと見るのか、
それとも安いと見るのか・・・

投稿者 松尾 順 : 15:06 | コメント (0) | トラックバック

今年のボジョレ・ヌーボー

今年のボジョレ・ヌーボーはもう試しましたか?


私は、たまたま20日の解禁日当日に、
グラス1杯だけ、飲む機会がありました。

ワインは詳しくないので、
あまり偉そうなことは言えないのですが、
正直なところ、話のネタとして1杯飲めば十分かな・・・
という印象でした。
(そういえば昨年は飲まなかった)


ちなみに、日経新聞では、ボジョレ・ヌーボーは、

“新酒の方が飲みやすいぶどうや製法を使うため、
 通常のワインと異なり新酒として飲む習慣が定着したとされる”

と解説されています。


ものは言いようですよね。

口さがない人に言わせると、ボジョレは、

“長期熟成には適さない、
 あまり質の良くない品種を使っているから、
 早めに飲むしかないワイン”

ということですけど。


ともあれ、秋の風物詩として、
日本ではすっかり定着したようですが、
毎年、相当な量、輸入されているボジョレは、
全部売り切ってるるんですかね。

なにしろ、
熟成すればするほど
飲みにくくなるわけですから。

売れ残った分は、
料理酒とかに回されてるんでしょうか。

箱根小涌園のユネッサンには、

「ワイン風呂」

というお風呂があるんですが、
そこに使われていたりして。
(湯船にワインをどぼどぼと入れるのです)


売れ残りボジョレはどこに行くのか、
考えだすと夜も眠れません。

投稿者 松尾 順 : 23:24 | コメント (3) | トラックバック

アラン・グリーンスパン氏と近いなんて・・・

『あのひと検索 SPYSEE スパイシー』
    http://spysee.jp/

はご存知ですか?


Web上から収集できる情報を元にして、
個々人の情報や、関係のある人たちとのつながりを
ネットワーク図で示してくれるサービスです。

いわゆる「人脈」的なものが
可視化されているのはなかなか面白いです。


有名人から一般個人まで、
様々な人の情報が検索できますね。

有名人については、
運営会社側で登録したんでしょう。


一般個人の場合は、
自分で登録申請する必要があります。

私も早速登録してみました。


すると、一番近いつながりの中の一人に、
あの元FRB議長の

アラン・グリーンスパン氏

が表示されているのには、
ちょっと驚き、また笑いました。

以前、グリーンスパン氏の言葉を
ブログ記事でちょろっと引用したことがありますが、
もちろん彼と近い関係ではありません。


それにしても、グリーンスパン氏の先には

ビル・クリントン氏、ジョージ・H・W・ブッシュ氏

らがいるんですよ・・・

投稿者 松尾 順 : 05:50 | コメント (0) | トラックバック

ビジネス特許取得・・・オフィスグリコ

富山の「置き薬」と同じ方式で業績を伸ばしている、
オフィス向け菓子直販事業の

「オフィスグリコ」

がビジネス特許を取得したそうです。
(NB online、2008/11/05)


特許の名称は、

「商品ボックス管理装置、
 商品ボックス管理システムおよびプログラム」

です。これだけだと何のことだかわかりませんね。


具体的には、

利用者にとって、
いつも違う商品が入っていると感じられるように
商品を入れ替える独自の法則

を活用した「管理方式」のことです。


「置き菓子」自体のビジネス特許ではないので、
既に参入している競合他社の類似事業ができなくなる
ということはありません。

投稿者 松尾 順 : 23:21 | コメント (0) | トラックバック

テレビCM全面廃止?

今朝(08/11/12)届いた

宣伝会議ヘッドラインニュース(eメール)

によれば、モスバーガーが

「テレビCM」

の全面廃止を検討しているそうです。

不特定多数が対象のテレビCMは、
多額の費用がかかる割に効果が少ないと判断したため
とのこと。

一方、今後強化するのは、
携帯電話メールを通じた情報発信、各店独自の販促活動、
雑誌・新聞広告など。


テレビCMの最大の役割は、

ブランド名認知やブランドイメージ形成

ですが、モスバーガーの場合は、
既に十分なブランド認知と一定のブランドイメージが
形成されていますよね。

テレビCMを利用する価値は、
以前よりも低下してしまったのは確かでしょう。


そもそも、店舗の存在そのものが、
ブランド認知やブランドイメージ形成に寄与する

「広告塔」

の役割を果たしますしね。

投稿者 松尾 順 : 23:22 | コメント (0) | トラックバック

運転前に飲める酒量

このところ、飲酒運転で轢き逃げ、
被害者を何キロも引きずるという事件が
立て続けに起きましたね。


近年、飲酒運転に対する罰則が強化されたため、

「飲酒運転で捕まったらまずい」

と、思わず逃げようとする傾向が高まったのかも
しれません。


しかし、人の命よりも自分の保身に走る
というのはなんともひどい話です。


ところで、日本では

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」

という標語があるように、
基本的に、運転する人は「飲酒厳禁」ですよね。


白状すると、私は若い頃は、

「家まですぐだし、
 生ビール1杯くらいは運転に支障ない・・・」

と都合の良い言い訳をして、
自宅近くのファミレスなどで軽く飲むこともありました。

さすがに今は、運転する場合は1滴も飲みません。


一方、米国では、
州によって違いがあると思いますが、なんと

運転前に飲める酒量

が交通ルールブックに書かれているそうです!

ビールならジョッキ1杯、ワインならグラス1杯までが標準

などなど。


つまり、ルールブックに記載されている量までなら、
飲んでも捕まることはないということですね。


このことは、
シカゴに赴任中の友人のマイミク日記で知りましたが、
この驚愕の事実にびっくりです。


もちろん、捕まらないからといって
飲んでもOKということにはなりませんよね。

投稿者 松尾 順 : 10:27 | コメント (2) | トラックバック

トイレットペーパーの三角折り

ホテル内のトイレの個室に入ると、
トイレットペーパーの端が、

「三角折り」

されてることがありますよね。


あれ、私なんかは、

「あ、まだ掃除したばっかで誰も利用してないんだ」

と思ってちょっとうれしい。

で、別にそのまま三角折りのペーパーを
利用することに何の抵抗も感じません。


ところが、他人が触ったトイレットペーパーで
自分のお尻をふきたくないと感じる人もいるんですね!

だから、三角折りの部分を切り取ってから
利用する人がいます。


あなたはどうですか?
(ってそんなことあんまり答えたくないかな)


人それぞれでなんですねぇ。

全ての人にとって心地よいことなんか、
ないんですねぇ。

投稿者 松尾 順 : 23:00 | コメント (3) | トラックバック

変えるなら、うちの旦那よりも壁の色

東京・江東区にある某塗装リフォーム会社。

この会社が出している
交通広告(都営大江戸線・清澄白河駅など)の
キャッチコピーは、

‘変えるなら奥さんよりも壁の色’

というもの!!


この物議をかもしそうなコピーは、
既にあちこちのブログでも取り上げられていますけど・・・

どうやら社長の発案によるものらしい。


「女房と畳は新しい方がいい」

ということわざを連想させますね。

まあ、男性は「ニヤッ」として終わりでしょう。
でも、女性はこのコピーをみて憤慨する方が多いんじゃない
でしょうか?


「リフォーム」って

「中年主婦層」

がメインターゲットだと思います。


ですから、このコピーを見た中年主婦層には、

「こんな失礼な会社にはリフォームを頼まない」

とに思われてしまい、みすみす

「引き合いの件数」

を減らしているのではないでしょうかねぇ・・・?

ちなみに同社のホームページには、
上記コピーは使われておらず、真っ当なつくりです。

どうせこんなコピーにするくらいなら、

変えるなら、うちの旦那よりも壁の色

の方がいいのでは?

うちの旦那にはほとほと愛想がつきてるけど、
熟年離婚はまだちょっと先の予定だし、
とりあえず、壁の色でも変えて気をまぎらわせとくか・・・

と思う奥さんをつかまえられるように思いますが、
いかがでしょう?

ちなみに、このコピー修正案には、
うちの奥さんも激しく共感しておりました。
ハハハ・・・

投稿者 松尾 順 : 00:36 | コメント (2) | トラックバック

豚がいた教室

先日、

『豚がいた教室』

を観てきました。

実話に基づく映画だそうで。


6年2組を担当することになった新任教師が、
教室にブタを連れてきて、

「これから1年間ブタをみんなで飼育し、
 最後にはみんなで食べましょう」

という提案で物語が始まります。


「くさい」とか言いながらも、
みんなで熱心に育て、一緒に校庭で遊ぶうちに、
ブタに対する愛着が生まれた子供たち。

卒業が近づいてきて、いよいよ食べるかどうかで
真剣な議論を交わす展開がなかなか面白かったです。


そういえば、妻が、フィットネスクラブ仲間のおばあさんに

「これから、『豚がいた教室』を見に行くんですよ」

と言ったら、

「あ、それ私見たわよ。最後、●●●になっちゃうのよね」

と無邪気に「ネタばらし」されたそうです。


『豚のいた教室』は、
豚が最後にどうなるかを知らないからこそ、
ワクワクして楽しめるのに!!!


このおばあさん、
普段からとても気を遣う人だそうで、
悪気はぜんぜんないのです。

でも、このおばあさんは、

「自分が言ったことで、相手がどう感じるか」

を推測できないわけですから、
サービス業にはたぶん向いてないな・・・
と思ったのでした。
(もう隠居してる人ですから関係ないですけど)

投稿者 松尾 順 : 12:32 | コメント (0) | トラックバック

背もたれの悩み

座席の「背もたれ」について長年の悩みがあります。

気の弱い私だけの悩みかもしれませんが・・・!


飛行機や観光バスに乗ると、

「お座席の背もたれをお倒しになる際は、
 後ろの方に一言お断りくださいますようお願いします」

とか言われますよね。


でも、実際、

「倒してもいいですか?」

と聞くのがとても苦手なのです。

相手から、

「いえだめです」

と言われたらいやだなあ・・とか、
もちろんそんなこと言う人はまずいないはず・・・
などと、うじうじ悩んでしまいます。

礼節のための形式的な言葉であることは、
もちろんわかってるんですけどね。


だから、上記の言葉を言わなくていいように、
我慢して倒さないこともあります。


実は、ちょっと前に関西に向かう夜行バスに乗ったんですが、
しばらくして、背もたれを倒そうと思って振り向いたんですね。

さすがに、夜行バスでは、
背もたれを倒さないと眠れないので。


幸い、後ろの方は、
自分の背もたれを倒して既にご就寝中だったので、

「倒してもいいですか?」

と言わずに済み、ホッとしました。

投稿者 松尾 順 : 14:43 | コメント (0) | トラックバック

廃タイヤバッグ

廃タイヤを材料にしたバッグを
開発・販売しているメーカーがいくつかありますよね。


先日、千代田線に乗っていたら、目の前に

「廃タイヤのビジネスバッグ」

を持っている若いビジネスマンがいました。


廃タイヤバッグの実物を近くで見たのは初めてでしたが、
すぐに、

「あ、タイヤのバッグだ!」

とわかりました。


赤い縁取りがおしゃれでした。

投稿者 松尾 順 : 11:26 | コメント (0) | トラックバック

‘いつものところ’に行こうか?

あちこちの街を歩いていると、
変わった店名にたまに出会いますよね。


東京ドーム近くにある居酒屋の店名は、

「本日開店」

です。

いつ行っても「本日開店」。

事務所から近いのですが、
まだ入ったことはありません。


あと、中目黒で見かけたカレー屋の店名は、

「カラカッタ」

でした。

こちらもまだ行ったことはないのですが、
食べ終わったらやっぱり

「辛かった!」

という言葉が出てくるんでしょうか。


また、私が福岡・八女に生息していた10代の頃のことですが、
地元にあったラブホテルは、

「いつものところ」

という粋な名前で有名でした。


当時、彼女ができたら、

「‘いつものところ’に行こうか」

と誘ってみたいと願っていたものです・・・
(10代じゃまだ早いですね、すいません)


「いつものところ」は、今もあるのかなあ・・・?

投稿者 松尾 順 : 13:54 | コメント (0) | トラックバック

一人用書斎

普段は2つ折りにしておいて、
部屋の片隅にコンパクトに収納可能。

高さ150センチ、幅は50センチほど。


ちょっと本を読んだり、仕事をしたい時、
左右に開くと、見開きの右側は照明付きのデスク。
椅子も収納されています。

左側は棚。本や書類等が入ります。


日経デザイン最新号(November 2008)で
知ったのですが、こんな製品が出てるんですね。

一人用書斎の

「Foldaway Office(フォールダウェイオフィス)」

です。

自分だけの書斎が持ちたいけれど、
専用の部屋を持てない方ならきっと欲しくなるのでは・・・?

これを開けばリビングの片隅が書斎になる!
完全な閉じた空間にはなりませんが・・・


当製品、アマゾンで購入できます。

1台80万円と、
販売価格があまりこなれていないのが残念ですね。

投稿者 松尾 順 : 09:01 | コメント (0) | トラックバック

「金」(Gold)が人気

このところの金融危機で、
実体のある保有資産として

「金」(Gold)

の人気が高まっているそうですね。

取引価格は、今年歴史的な最高値を記録しています。

でも実は、そもそも

「金」

の取引価格は、過去10数年にわたって
上昇傾向にありました。

これは、投資対象としてではなく、
むしろ携帯電話向けの電子部品・回路用など、
工業用品としてのニーズが高まったことが背景にあります。


80年代後半、竹下内閣の時に、
全国の市区町村に1億円をばらまく(交付)するという

「ふるさと創生1億円事業」

があり、「純金」を購入したところがありましたよね。


当時は、純金を購入するだけなんて、
住民の何の役にも立たないし、
バカげた使い方だと思ったものです。

しかし、当時1億円の純金は、
現在約2億円の価値があるそうです。


今となっては、
維持・運営費で赤字をダラダラと垂れ流して、
住民の税金を投入せざるを得なくなったハコモノを
作ったりした市区町村よりは、
よほどマシな使途だったと言えますかね。

投稿者 松尾 順 : 13:15 | コメント (0) | トラックバック

スーパーのレジに置いてある小さいスピーカーは何のため?

スーパーによく行かれる方、
最近、レジのところに小さいスピーカーが
置かれているのに気付いてませんか?
(設置してないスーパーもあります)

あれ、なんだかご存知?


私はとても気になって、夜も眠れなくなったので、
ある時、レジのおねえさんに、

「あれなあに?」

と聞いてみたんですね。


すると、

「このスピーカーからは、
 お酒やたばこなど未成年が購入できない商品をスキャンした時に、
 録音されたメッセージが流れるようになってるんですよ」

と教えてくれました。


そのメッセージを実際聞かせてくれたのですが、

「年齢のわかる身分証明書をご提示ください」

というもの。

なるほどね・・・!


「そんなこと、レジのおねえさんが直接言えばいいのに・・・」

と思うでしょう。

でも、未成年かどうか微妙な人がお酒やタバコを
購入しようとレジに並んだとき、

「身分証明書を見せてください」

とはなかなか言えません。

「なんだよ、俺は子供じゃないぜ!」

なんて逆切れされたら怖いですからね。


しかし、録音メッセージが一律に流れるようになっていれば、
お客さんもおとなしく従うしかないというわけです。


私のようなおっさんが酒などを購入する場合も
このメッセージが流れますけど、もちろん、
身分証明書を取り出す必要はなく、

「私は、おじさんってことが一目瞭然ですよね・・・」

とお互い微笑を交し合ってレジを通過します。

投稿者 松尾 順 : 01:09 | コメント (3) | トラックバック

カレーきしめん

私が大好きなカレーのCoCo壱番屋、秋の新作は、

「カレーきしめん」

です。


「カレーきしめん」なんてあるんですね。
知らなかった!

ひょっとして、
名古屋では普通においてあったりして・・・


とりあえず、モノは試しと注文してみました。
結構いけます。というか、かなりおいしい!

上にはらはらと乗っている「カツオブシ削り」が、
不思議とカレーにマッチしてました。


考えてみれば、「カレーうどん」がありますからね。
「カレーきしめん」があってもおかしくはない。

むしろ、平麺の「きしめん」の方が、
うどんよりもさらにカレーがよくなじんでくれます。


そういえば、「カレーパスタ」も聞かないですね。

きしめんと同じで、平べったいタイプのパスタなら、
カレーに合いそうですけど!

投稿者 松尾 順 : 09:24 | コメント (4) | トラックバック

検索されたら終わり・・・

先日、あるルートから
某DVD商品の特別頒布のチラシが回ってきました。

あ、エロ系DVDじゃなくて(笑)、
「日本の風景」みたいな企画ものDVDですよ。


パンフを見ると、
標準価格だとセットで30,000円くらいのところ、
今回の販売価格は10,000円ポッキリ。

「おっ、安いな!」

と思ったものの、
念のためにネットで検索。

すると、同一セットが普通に7,000円で買えました。

もし、このパンフしか見ないで購入した人は、
3,000円損したことになるわけですね。

しかし、購買検討プロセスに、
ネットでの「SEARCH」を必ずかませる人は、
このパンフは即ゴミ箱逝き!

商売する側としては、
ほんと厳しい時代になったものです。

投稿者 松尾 順 : 12:22 | コメント (1) | トラックバック

「坂井(さかい)」じゃなくて、「板井(いたい)」でした・・・

先日の記事、

大相撲の経済学(6)「八百長」の経済学


の冒頭で触れた「大相撲八百長訴訟」の弁論に登壇した

元小結板井(いたい)

の本名、

板井圭介氏

の苗字を間違えていました。


「板井」(いたい)

ではなく、

「坂井」(さかい)

だと読み違えていたのです。

ブログへのコメントでご指摘いただきました。
(現在は修正済み)


実は、20代以降はそれほど大相撲を熱心に
ウオッチしていなかったため、

「板井」

という力士の存在をすっかり忘れていたこともあり、
最近の新聞やネットの記事に出ていた名前を読み違いしたのです。

今思えば、板井が現役のころ、「板井」というのは、
「痛い」というコトバを連想させるから、あまり縁起の良い
四股名じゃないなあ・・・と感じていたのでした。


さて、ブログの記事に対しては、

(「坂井」と読み違えるなんて)

 “文字情報しかソースがないんですか?”

というコメントをいただいきました。

板井(いたい)の読み違いについて、
まさに「痛い」ところを突かれてしまったという感じです。


というのも、実際、私の日常の情報源は、

新聞、雑誌、インターネット

といった文字情報が主体でして、
テレビ・ラジオの視聴・聴取は最低限に
抑えるようにしているからです。

ラジオは「ながら」ができないこともないですが、
テレビはだらだら見てしまって他のことが手につかなく
なりますからね。
(とはいっても、テレビは週5時間くらい見てます)

なので、「板井」を「坂井」と勘違いするようなことや、
ちょっと特殊な名前や地名だと、
読み方を間違っていることがよくあります。


注意しなきゃ・・・!

投稿者 松尾 順 : 01:09 | コメント (4) | トラックバック

おすもうさんの体脂肪率

見た目は、

「メタボ」

に見えるおすもうさんですが、
実際、力士の体脂肪率はどの程度かご存知でしょうか?

ちなみに成人男性の場合、
体脂肪率25%以上が「肥満」とされていますね。


『大相撲の経済学』

に紹介されているのですが、

序の口(26%)→ 序二段(30.5%)→ 三段目(34.5%

と番付が上がるにしたがって体脂肪率が増えていきます。


ところがそれより上位になると逆に下がり始めます。

幕下(29.5%)→ 十両(24.5%)→ 幕内(23.5%)

と、十両以上になると数値上は、

「肥満」

ではなくなるのです。


幕下以下は、「取的」と呼ばれ無給です。

しかし、十両に上がると、晴れて「関取」と
呼ばれるようになり、従者がつき、月給がいきなり

「100万超」

となります。

つまり、十両以上に上がってこそ、
力士として一人前だと認められるわけです。


体脂肪的視点で言えば、メタボ体質だと

一人前のすもうとり

にはなれないということでしょうか・・・

投稿者 松尾 順 : 10:51 | コメント (0) | トラックバック

折り畳傘携帯派vs非携帯派

唐突な質問で恐縮ですが・・・

あなたは、

・折り畳み傘常時携帯派

ですか、それとも、

・傘は持ち歩かない派

ですか?

私は「折り畳み傘常時携帯派」です。

突然の雨で、やむを得ずしょぼいビニール傘を
買うのがどうもいやなもので。
(お金ももったいないし・・・)

最近はほんとに薄くて小さい商品がありますから、
持ち歩くのも苦にならなくなりました。


でも突然の雨で駅で足止めくってる人を見ると、
普段傘を持ち歩かない人って結構多いみたいですよね。

かさばるからとういうより、やっぱり面倒だからかな・・・


蛇足ながら、私が持ち歩くバッグ類は、
その時々の用途・目的によって6種類くらいを
使い分けてますが、いちいち入れ替えるのは面倒だし、
入れ忘れもあるので、全てのバッグに折り畳み傘が
1個ずつ入ったままになるようにしてあります。

というわけで、折り畳み傘は全部で7本位はあるかなあ・・・
(ちょっとやりすぎですかね?)

投稿者 松尾 順 : 06:53 | コメント (8) | トラックバック

高尾山山頂でビール、グイっといきたい!

昨年(2007年)のミシュランの旅行ガイドで、
東京・八王子にある

「高尾山」

が日本の観光地として、京都、富士山などと並び、
最高位の3つ星に選ばれたことはご存知でしょうか?


日経MJ(2008/09/10)によれば、
ミシュラン効果で、玄関駅の

「京王線・高尾山口駅」

の乗降客数が昨年過去最高を記録したそうです。


また、ケーブルカー終点駅近く、
標高500メートルの高さにあるビアガーデン

「高尾山ビアマウント」

が大人気。週末は2時間半待ちも珍しくないとか。


私は20台後半の3年ほど
高尾駅近くの団地に住んでいたので、
高尾山はほとんど

「裏山」

という感覚でした。


1度だけ高尾山に登ったことがあります。

標高599メートルですから、
ケーブルカーを使わず、麓からちゃんと歩いて
登っても、比較的楽に頂上まで行けるんですよね。


ビアガーデンには入りませんでしたが、
当時はそれほど魅力を感じなかったのです。


さて、高尾山にやってくる観光客のピークはこれから。
紅葉の季節。

ぜひ、もう一度行ってみたいです!

ただ、ビアガーデンに行くなら、
やはり気軽にケーブルカーを利用したいですけど・・・

投稿者 松尾 順 : 14:27 | コメント (2) | トラックバック

福田内閣メールマガジン

小泉首相の時に創刊された、

『○○内閣メールマガジン』

をずっと継続して読んでます。


『福田内閣メールマガジン』は、
福田首相の退陣に伴い第46号で休刊。

メルマガには、

“1年間のご愛読、本当にありがとうございました”

とあったのですが・・・


前任者の

『安倍内閣メールマガジン』

も実質第46号で終わっているんですね・・・
(第47号は、安倍首相のメッセージが含まれない
 無記名の挨拶文だけのものでした。)


お二人とも、首相在任期間がほぼ1年間なので、
メールマガジンの発行回数も同じになるのは当然ですけどね。


まもなく選ばれることになる新首相も、
やはりメールマガジンを発行するのでしょうか?


創刊時、メールマガジン配信システムに対して、
莫大な開発費を投じていますから、もし発行しないとなったら、

「開発費は回収できたのか?」

などという批判が寄せられそうですよね。

投稿者 松尾 順 : 07:01 | コメント (0) | トラックバック

「酎ハイ」の起源

「酎ハイ」の

‘ハイ’
ってどこから来た言葉かご存知でしたか?


甲類焼酎を割って「酎ハイ」を作るための

「ハイサワー」

という炭酸飲料のネーミングから来てるそうです。


このネーミングを考えたのは、
ハイサワーを製造する博水社の2代目社長、田中専一氏。

自分がこの商品を作ったからということで

‘我が輩のサワー’

の思いを込めて「ハイサワー」としたとのこと。

だから、本当は

「輩サワー」

なのです。


ハイサワーが発売開始されたのは1980年でした。

80年代に、甲類焼酎を炭酸で割る「酎ハイ」が、
たちまち庶民に浸透したことの出発点には、

「ハイサワー」

があったというわけです。


(参考記事)

*「跡取り娘」の経営戦略
 博水社3代目 代表取締役社長 田中秀子さん(NBonline)

投稿者 松尾 順 : 12:49 | コメント (4) | トラックバック

『おくりびと』・・・じわじわと心に沁み入る感動作

今年の第32回モントリオール世界音楽祭で、

「グランプリ」

を受賞した

『おくりびと』(9月13日封切)


遺体を棺(ひつぎ)に納める‘納棺師’の話です。

私は先日、試写会でいち早く観る機会がありました。
とても良かったです!


この作品、日本映画としては近年稀にみる

「大傑作」

だと思います。ロングランになりそう。

「死」を扱った内容ながら陰気さはなく、
むしろカラッとした明るさがあります。

そして、優しく穏やかな愛が、
通奏低音のように映画全編を通じて感じられるのです。


主役を演じる本木雅弘の演技はパーフェクト!
その所作の美しさに陶然。

脇を固める山崎努、余貴美子、吉行和子、笹野高史、
広末涼子らもいい味出してます。


まさに10回繰り返してみる価値のある映画ですよ!


『おくりびと』公式サイト
http://www.okuribito.jp/

投稿者 松尾 順 : 00:30 | コメント (0) | トラックバック

真夏のおでん

ご存知の方も多いと思いますが、
ほとんどのファミリーマートには1年中、

「おでん」

が置いてありますね。

涼しくなる秋以降なら、
熱々のおでんを食べたくもなります。

しかし、汗だくの夏に、

「おでん」

には、さすがに食指が動きません。

私は、

「真夏に買う人なんているんだろうか、いたとしても
 あまり売れないから、具が煮詰まりすぎてんじゃないか」

などと思ってました。


ところが、実際、結構売れてるんですね。
売れるからこそ、1年中置いてあるわけですけど。


真夏におでんを買うのはOLさんがほんとんど。

冷房の効きすぎたオフィスで
冷えた体を温めるためにおでんを買うんだそうです。


暖房の効いた真冬の室内でアイスクリームを食べるのと、
ちょうど逆のような感じですかね。

ただ、楽しみというより「冷え性防止」とかの理由で
おでんを食べるわけですから、なんだかなあ・・・ですよね。

投稿者 松尾 順 : 21:46 | コメント (0) | トラックバック

100人突破、京都の舞妓さん

京都の舞妓さんが、
とうとう100人を超えたそうです・・・
(2008年4月現在)


『京都花街の経営学』の紹介記事で書いたように、
舞妓さんの数は、1975年にはわずか28人に減少し、

「舞妓さんは絶滅危惧種」

と言われたほどでした。


舞妓さんの数が急激に増えたのは特に最近のことです。

これには、地元や関係筋の女性だけでなく、
広く全国に舞妓さんの門戸を開いたことに加えて、
芸妓・舞妓、置屋のホームページやブログが開設され、
ネットを通じた情報収集がやりやすくなったことが
背景にあります。

京都五花街の保存と、伝統芸能の保存継承のための
各種事業を行っている

おおきに財団(京都伝統伎芸振興財団)

には毎年、舞妓志願者からの履歴書が30通ほども届くそうです。
(日本経済新聞夕刊、2008/08/11)


舞妓さん時代を経て、
独立自営業者の芸妓さんになれば、
がんばればがんばっただけ稼げます。

定年退職もありませんし、舞踊や小唄・長唄など、
日本の伝統芸能の継承者としての誇りも持てる。

実にやりがいのある職業だと言えるんじゃないでしょうか。

(関連記事)
京都花街の経営学(1)芸舞妓さんのキャリア前編

投稿者 松尾 順 : 13:39 | コメント (2) | トラックバック

戦艦ポチョムキン

「映画通」の方にオススメの映画を聞くと、
必ずといってよいほど、

『戦艦ポチョムキン』

がその一つとして挙げられます。


このちょっとお茶目な響きのあるタイトルの映画は、
1925年のロシア作品、サイレントムービーです。
セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督作。

名画の誉れの高い映画です。


ご覧になった方は決して多くないでしょうね・・・

というのも、私が知る限りでは、
テレビで放送されたことはこれまでありません。


DVDは出てますが、いくら名作とは言え、
70分足らずの昔の映画としては割高感があるのです。

アマゾンで3,675円ですよ。
消費者の足下を見てるとしか思えない。


私もぜひ見たい!とずっと願ってましたが、
DVDの高価格に二の足を踏んでました。

ところが、つい最近、
500円DVDシリーズとして発売されたんですよね!

WOW!

というわけで早速購入し拝観。

まあ、さすがに80年以上前に制作されたものですから、
映像の迫力とかは物足りませんが、よくできた映画だと
思います。

映画が好きな方なら、一度見てみる価値ありです。


余談ですが、

‘ポチョムキン’

という名前がお茶目というか、かわいい印象を与えるのは、

パ行の‘ポ’

から始まってるからですね。


パピプペポは、
幼児向け商品のネーミングによく使われます。
幼児が好んで口にするのがパ行だからです。

現在大ヒット中の

『崖の上のポニョ』

の対象年齢層が、今までよりもぐっと低く感じられるのは、

“ポニョ”

のせいでしょう。

いい大人だけで見に行くのはちょっと抵抗感ありますよね。

投稿者 松尾 順 : 11:22 | コメント (1) | トラックバック

セカンドライフの成功が難しい理由

現状の「セカンドライフ」では、
日本で成功することは難しいと考える方々が
その最大の理由として挙げるのは、

「日本人はチャットをする文化(習慣)がない」

という点です。これには、私も同意します。


「なぜチャットをしないのか」の背景には、
日本人は4つの文字(漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット)
を駆使しなければならないことがありますね。

とりわけ、リアルタイムでのチャットでは
漢字変換がまどろっこしい・・・

アルファベットしか使わなくて良い欧米人のように、
ポンポンと実際の会話並みのスピードでやりとりが
できないですよね。

結局、チャットでの会話はめんどくさくて
セカンドライフを利用する気にならないというわけです。


「インスタントメッセンジャー」も、
要するに「チャット」なわけですけれど、
やはり欧米ほど日本では利用されていませんよね。

私もマイクロソフトの「インスタントメッセンジャー」
をたまに利用していますが・・・

でも、「リアルタイム」なやりとりのためではなく、
eメールよりはちょっと気楽で、eメールよりも多少急ぐ時に
利用するだけ。

つまり、「セミリアルタイム」的な状況でのみの利用です。
(電話と同様、強制的に相手の時間を奪うという点もあまり
 利用しない理由ですが)

投稿者 松尾 順 : 12:58 | コメント (2) | トラックバック

アマゾンチェックは欠かせない・・・

先日、安売りで知られる某ショッピングサイトで、
ちょうど購入しようと思っていた

「日用品」(タオル関連)

がセール中でした。


「過去再安値!」

のキャッチコピーに思わずつられて購入決定。

クレジットカードの番号を入れ、
最後の「購入ボタン」を押そうとして、

「そうそう、念のため他店の価格を調べてみよう」

と思い出し、「楽天」で同一製品を検索したところ
やっぱりこのショッピングサイトが一番安いことが確認できたので、
購入ボタンを押しました。

購入金額は送料(525円)込みで4500円ほど。


その後すぐに、「アマゾンでも売ってるかなあ・・・」
と思って調べてみたら、なんと約3,000円で販売してました!

送料もかからないので、先ほどのサイトより1,500円も安い。


残念ながら、購入したサイトは

「ギャザリング(共同購買)方式」

なので注文後のキャンセル不可なのです。
とっても悔しい!


改めて、何を買うにせよ、
「既製品」ならアマゾンでの価格チェックは
忘れてはいけないと心に強く誓ったのでした・・・

投稿者 松尾 順 : 00:19 | コメント (0) | トラックバック

現段階でセカンドライフに進出して落胆した企業はアホ!

“これまでの収入は初期投資額の10分の1程度。
 撤退した同業他社もいるが、満を持して参入しただけに
 どうしたものか……”

これまでにセカンドライフに参入した企業で、
上記のようなコメントと共にため息をついている担当者って
いるんでしょうか?

たぶんそんな人はいないと思いますが、
もしいたとしたら、その人は救いようのない「アホ」です。


セカンドライフの将来性は、
長期的に見れば高いのかもしれません。

しかし、足元だけの状況を見ると、
そもそもの登録ユーザー総数も少ないし、
かつアクティブユーザー比率も低いことから、
十分な収益はほとんど見込めないことが
火を見るより明らかでした。


このへんをちゃんとわかった上で、
あえて参入した企業は、

「記事として取り上げてもらえる」

ことによる広報効果と、

「先進的な取り組みをする企業である」

というブランドイメージ形成効果だけで、
初期投資は十分ペイできるという冷めた判断を
していたはずです。


(参考記事)
『セカンドライフ失速で転機を迎える仮想空間ビジネスの
 「現実」』(ダイヤモンド・オンライン)

投稿者 松尾 順 : 07:26 | コメント (2) | トラックバック

アキバ系王様のアイディアっぽい「サンコーレアモノショップ」

「サンコーレアモノショップ」はご存知ですか?

私は、「アキバ系王様のアイディア」と勝手に呼んでますが、
文字通り「レアもの」のグッズがいろいろ売ってます。

同店で比較的有名な商品としては、
今は季節はずれですが、

・USBあったかスリッパ
・USBフットウォーマー
・USBハンドウォーマー手袋

などがありますね。

最新のカタログを見たら、

・手回し充電可能なMP3プレーヤー(電池切れの心配なし!)

・お風呂でネットサーフィンできるノートPC用防塵・防滴カバー

・マウスを使いながら腹筋プルプル、EMS内蔵筋肉マウス
 (刺激の強さがマウスのボタンで調整可能)

などが目に留まりました。

私もひそかに愛用しているグッズがありますよ。
(何かは教えたくありませんが・・・)

それにしても、最新カタログの表紙には、
ビニール傘をさした女の子が、
防塵・防滴カバーを装着したノートPCを手に持ち、
雨を受けながら、PCを立ったまま操作している写真が
載ってるんですけど、こんな状況こそ

「レア」(ありえない)

ですよね。

「わざわざ雨の中でパソコン開かないでさあ、
 さっさと屋内に入れば・・・?」

と言いたくなっちゃいました。


*サンコーレアモノショップ

投稿者 松尾 順 : 13:47 | コメント (0) | トラックバック

ナチュラルローソンの不思議

2週間ほど前ですが、事務所近くのナチュラルローソンで
夕刊を買い、エディで決済しようとしたんですね。

すると、店員さんが、レジの液晶画面に表示された
エディのロゴマークを押してくださいというわけですよ。


いつもエディで決済しているけれど、
「エディのマークを押す」という動作を要求されたことは
いままで一度もありませんでした。

そこで、

「あれ、そんなこと言われたのは初めてなんですけど!」

と言うと、

「私はそのように教わりました」

とその店員さんは平然と言うのです。

とりあえず、その日は言われた通りに
ロゴマークを押して決済しました。


それからも、何度かこのコンビニでモノを買い、
エディで決済してますけど、他の店員さんの場合は、
カードリーダーにエディを乗せるだけでOKです。

わざわざロゴマークを押してくれと、
言われたことはありません。

どうなってるんでしょう。
同じ店なのに、わけがわかりませんね・・・

投稿者 松尾 順 : 12:01 | コメント (6) | トラックバック

冷やしシャンプー

暑くなってきましたねぇ・・・


さて、「ありそうでなかった」というより、

「こんなサービスがあったのか!」

と驚いたのが、理髪店の

「冷やしシャンプー」

です。


横浜市の理髪店

「ヘアーステーションサイトウ」

では、大きい氷の塊を「かき氷器」でかいて
シャーベット状にし、水やシャンプーと混ぜたもので
頭を洗ってくれるそうです。
(日経MJ、2008/07/04)


このサービスの名称は、「カキ氷シャンプー」。

名前を聞いただけで、頭が涼しくなる気がしますね。

同店ではこれ以外にも、
氷とシャンプーをシェーカで混ぜる

「カクテルシャンプー」

などのメニューを提供しており、
需要期の7-8月は客の半分が利用するとか。


一度利用してみたいものです。

投稿者 松尾 順 : 12:20 | コメント (1) | トラックバック

アマゾンの飽くなきサイト向上の工夫

アマゾンのトップページにアクセスすると、
従来は、最上部に「最近チェックした商品」が
表示されますよね。


ちょっと前のことですが、

“この商品を見た後に買っているのは?”

というコピーと、チェックした商品の画像の上に

“32%が購入”“19%はこちらを購入”

といった購入率が表示されるようになってました。


「おいおい、ここまでやるんかい!」「ようやるわい!」

という感じですね。


ただ現在は上記のような仕組みはなくなっています。
トライアルだったんでしょうかね。

投稿者 松尾 順 : 12:57 | コメント (1) | トラックバック

このDM、惰性で出してる?

今年も来ました。

事務所近辺のメガネ店からの

「ダイレクトメール」(かもめーる)

のことです。

宛名は、おそらく10年以上前に
この事務所を借りていた方の名前になってます。

要するに情報が古いまま。


私はこのメガネ店を利用したことはありませんし、
他人宛のDMでは心が動きません。


以前もブログに書きましたが、
10年以上反応のないダイレクトメールを毎年毎年
出し続けている商店主は何を考えているのでしょうか?


以前書いたブログのコメントの中には、

「お店にこのことを教えないお前(松尾)が悪い」

という辛らつなものもありましたが、
勝手にDMを送ってくる店が頭を使うべきですよね。


通り道にある店なら、
親切心でちょっと立ち寄って

「もうDMの宛先の人は住んでませんよ」

と教えてあげるくらいの親切心は持ってます。

でも、所在地を見る限り、
私の行動エリアとは全く逆の方向にある店です。
正確な場所はわかりません。

さすがに、わざわざ店に出向いたり、
電話代使ってまで連絡してあげる義務はないですよね・・・

投稿者 松尾 順 : 01:38 | コメント (0) | トラックバック

「藻(も)」で軽油を作る!

北海道洞爺湖サミットの成果の目玉は、

「2050年までに温室効果ガス排出量を半減させる」

ということですが、
この目標がお題目で終わることなく、
実際に達成されるためには、

「化石燃料」(石油・石炭など)

の消費量を抑えるだけでなく、
化石燃料に替わる新エネルギーの開発・普及が鍵ですよね。

今注目されているのは、トウモロコシなどから作られる

「バイオマス燃料」(エタノール等)

ですが、これには副次的な問題が発生しています。


最近知ったのですが、
今後、かなり期待できる新エネルギー生成方法の一つに、

「藻類」(水の中で育つ、あの「も」です)

を使って「軽油」を作るというものがあります。


藻に含まれる微生物の中には、
大気中の二酸化炭素(CO2)を取り込んで軽油を
生成するものがあるそうなんですね。
(通称「オイル生成菌」)

この「オイル生成菌」を活用すれば、
大気中の二酸化炭素を減少させつつ、
同時に油が手に入るので一石二鳥です。
(もちろん、この油を使うと、二酸化炭素が再び大気に
 戻りますが総量が増えるわけではないですね)

*軽油は、ディーゼル車に使われます。


しかも、藻類を利用することには、
バイオマス燃料よりも優れた点がいろいろとあるのです。

現在、主にバイオマス燃料として利用されている
トウモロコシや大豆類は生産地が限られています。

年1回しか収穫できないため生産量も限定的。

また、食料としての競合問題を引き起こし、
食料価格の高騰を招いています。


一方、藻類はほぼ1年中育成可能で、
しかも育成できる地域はあまり限定されません。
育成にもそれほど手間がかからない。

したがって、世界の多くの地域で、
藻から軽油が大量に生産できるというわけです。

最新情報によれば、自動車部品メーカーのデンソーが
2013年までに、藻類から軽油を年間80トン生産する計画を
発表しています。

この取り組みにはおおいに期待したいですね。

投稿者 松尾 順 : 16:59 | コメント (0) | トラックバック

私は、池袋駅構内が苦手です・・・

6月14日に開業した東京地下鉄・副都心線。

池袋・新宿・渋谷の三大副都心を縦断する新線として、
そして、開業以来の運営上のトラブル続きで注目集めてますね。

私はまだ乗ったことがないんですが、
乗りごこちはどんなもんでしょ?


さて、副都心線ができたおかげで、
渋谷駅構内がまずます複雑になったと言われてますね。

渋谷駅のように、様々な路線が乗り入れているため、
通路が複雑に入り組んでおり、迷いやすい駅のことを

「駅ダンジョン」

と呼ぶそうです。

“ダンジョン”は、ゲームの中に登場することの多い
迷宮の意味です。

つまり、迷宮のような駅ということですね。


渋谷に限らず、新宿、東京、池袋など大きな駅は
おしなべて「駅ダンジョン」と言えますが、
個人的に私が一番迷うのは「池袋駅」です。

学生時代には、パブレストランのウェイターのアルバイト
(蝶ネクタイとチェックのベスト着用)で毎日のように通っていた
池袋ですが、当時からなかなか全体構造がつかめず、
今に至るまで、いまだ池袋駅内では迷いそうになります。


新宿、渋谷、東京では、
ほとんど迷わないのですけどね・・・

投稿者 松尾 順 : 23:52 | コメント (4) | トラックバック

オフィスグリコの柳の下のどじょう

「オフィスグリコ」
(富山の置き薬的お菓子販売システム)

の成功に触発されてか、
最近、柳の下のどじょうがわさわさ出てきてますね。


ロッテは試験運用を経て今年から本格展開。

都心のオフィスを中心に、
専用ボックスを1万台設置することを
目標に置いています。


森永乳業も、今年からこの分野に本格進出。

オフィスに専用の冷蔵庫を置いて
ヨーグルト、プリン、牛乳などを販売します。


ふと、オフィス街で活動していたヤクルトおばさん
の将来が気になりました。

ヤクルトおばさんには、私も都心のオフィス勤めの頃、
たまにお世話になっていました。


年、オフィスビルのセキュリティが厳しくなったため、
ヤクルトおばさんがオフィスの中まで入り込んで売ることが
どんどん難しくなってますよね。

したがって、ヤクルトおばさんの、
あのカートを押して販売するスタイルは、
かなり厳しい状況に追い込まれているはずです。

しかも、森永乳業のように、
ヤクルト製品と直接競合する製品を
置き薬方式で展開されたらますます厳しくなりますね。

投稿者 松尾 順 : 10:06 | コメント (1) | トラックバック

あなたは「ホーディング」かもしれない・・・

整理整頓が苦手で、
部屋の中がゴミであふれかえっている方、
手を挙げてください!

今、手を挙げた方は、
病院に行ってお医者さんに診察してもらったほうが
いいかもしれません。


自分の住まいを

ゴミ部屋(ゴミ屋敷)

にしてしまう人は昔からいました。

最近は、自分のゴミ部屋ぶりを
ブログで自慢げに書いてる女性もいますね。


でも、表面的にはごく普通ですし、
身なりはそれなりにこぎれいな人が多いので
部屋の中がゴミタメ状態になってるとは、
とても想像もできない・・・


実は米国では、ゴミ部屋にしてしまう人は、

「強迫性障害」(OCD)

という病気の1つ、

「ホーディング」(貯蔵するという意味)

に罹患していると診断されるようになってきているそうです。
(日経ビジネスアソシエ、2008.07.15)


そうなんですよ、
そこのゴミ部屋女、ゴミ部屋男さん!

部屋がすごいことになっちゃうのは、

「だらしない性格」

だからじゃなくて「病気」だったんです。

良かったですね。もう、自分の情けない部屋を見て
自己嫌悪に陥る必要はないのです。


まあ、でも診察してもらったら結局は、

「あなたの場合、だらしない性格なだけで病気ではありません」
(つまり「仮性ホーディング」?)

なんて言われちゃうかもしれませんけど・・・

投稿者 松尾 順 : 21:38 | コメント (2) | トラックバック

『生物と無生物のあいだ』

『生物と無生物のあいだ』
(福岡伸一著、講談社現代新書)

は読みましたか?

結構固い内容なのに、
50万部を超えるベストセラーになったんですよね。


先日、福岡氏の講演を聴く機会がありました。


福岡氏は、いかにも学者然とした風貌です。

講演中は聴衆とほとんど顔を合わせず、
ゼスチャーも最小限。ややうつむき加減の姿勢まま、
あまり抑揚もなく淡々とした話し方でした。


ところが、話の内容は抜群に面白かった!

著作と同様、わかりやすい説明に加えて、
構成も十分に練られたものであることがうかがえて、
最後まで聴衆の心を捉えて離しませんでした。


最近は米国から輸入された、
インパクト重視の派手なプレゼンテーションテックニックが
もてはやされていますが、やはりまず第一に、

「内容」

の質が大事なんですよね・・・


『生物と無生物のあいだ』

投稿者 松尾 順 : 10:18 | コメント (2) | トラックバック

魚も鳥も食べない

先日ご紹介した、世界各国における、
女性の実年齢と、精神年齢の意識の違いは
興味深い結果ですが、

「食文化」

の違いにもしばしば驚かされます。


例えば、
最近注目を集めているチベットの人々は、
魚は食べないそうですね。

知りませんでした。

鳥類も、ニワトリ含め一切食べません。

あちらでは「鳥葬」をやっていることもありますが、
魚や鳥類には先祖の魂が宿っていると信じられているため、
殺生が禁じられています。


このため彼らの食事は、
大麦の粉を塩・バター茶で練ったものが主食だそうです。

野菜や大豆も入手困難なため、
ビタミンやたんぱく質が不足している一方、
塩分摂取が過剰なため、高血圧の人が多いとのこと。


しきたりや宗教上の制約ですから、
どうしようもないとはいえ、アンバランスな食生活が
健康を害する結果を招いているのはねぇ・・・

投稿者 松尾 順 : 07:26 | コメント (2) | トラックバック

「スーパーカブ」ってどんな意味?

高校生の頃、
しばらく新聞配達をやっていました。

LPレコードを買うお金を稼ぎたかったからです。


新聞配達用に使っていたのはホンダのロングセラーバイク、

「スーパーカブ号」(なぜだか「号」をつけたくなる)

でした。

当時はまだ多感な10代の男子だった私としては、
あのレトロな(ダサい)デザインのバイクに乗るのは
あまり好きではありませんでしたけどね。


さて、つい最近まで疑問にも思わなかったのですが、

「スーパーカブ」

ってどういう意味かご存知ですか?

「カブ(cub)」は英語で、ライオンなどの

「野獣の子ども」

という意味です。

つまり、「小さくても力強い」というイメージを
与えたかったバイクだったんですね。


確かに、スーパーカブは、
高校通学に乗っていたラッタッタ(古い!)の原付バイク
よりもはるかにパワフルでした。

投稿者 松尾 順 : 11:53 | コメント (3) | トラックバック

30秒で出さないで・・・

先日の記事で書き忘れた

「なんとなくイヤ」

な具体例をひとつ追加します。


事務所の近くに、
マーボー豆腐を売りにしている中華料理の
チェーン店があります。

ここは注文すると、

30秒

でマーボー豆腐が出てくるんですよね。

つまり、あらかじめ作り置きしてあって、
注文が入るとすぐに温めて(チンしてる?)
出す仕組みのようです。


問題は値段です。700円くらいします。

もし700円出すのなら、
注文してから5分10分待ってもいい!

厨房から、ジューとかフライパンに油をひいて、
調理している音が聞こえてきて欲しいと思うのは
私だけでしょうか。

要するに、街中の普通の中華料理店で体験できる、
注文してから出てくるまでの間の食欲を高めてくれる

「シズル感」

が不足しているんですよ。

このお店のように、
わずか30秒で出すならファーストフードのイメージです。
価格は500円までが妥当じゃないでしょうか。


というわけで、結構おいしいのですが、
なぜだかあまり行く気になりません・・・
(私はマーボー豆腐は大好物ですが)

投稿者 松尾 順 : 10:28 | コメント (2) | トラックバック

「喫煙席」あります!

近年、今まで喫煙スペースだったところが、
次々と禁煙になっていってますね。

私自身は、タバコはずいぶん昔に止めたので
影響はないのですが、愛煙家の方はさぞかし悔しい思いを
されていることでしょう。


先日、表参道の骨董通りの近くを通ったら、
ピザ&パスタのレストラン、

「TO THE HERBS」

の入り口のところに、

「喫煙席あります!」

というチラシが貼ってあるのを見ました。


10年前であれば、

「禁煙席あります!」

というコピーで集客していたところでしょう。


「喫煙席があること」が、
ウリになる時代になっちゃったんですねぇ・・・

投稿者 松尾 順 : 10:31 | コメント (2) | トラックバック

ホノルルマラソン参加者の日本人率

唐突な質問ですが、

「ハワイ」

には行ったことありますか?


ハワイに行ったことのない方がよく言うのが、

「日本人ばっかりでつまらないのでは・・・?」

という話です。


確かに日本人観光客が街中にあふれてます。

でも、あのカラッとした爽やかな気候を体験すると、
自分も日本人のくせに、日本人ばっかりなのはいやだとか
どうでもよくなって、また行きたいと思う人が多いんですよね。


しかしです。

かの有名な「ホノルルマラソン」も日本人が多いとは
聞いていましたが、参加者30,000人のうち、日本人が

18,000人

を占めるんですね!

いくらなんでも多過ぎでは・・・?

投稿者 松尾 順 : 20:53 | コメント (4) | トラックバック

ありそうでなかった後ろに長い傘

ありそうでなかった商品として
最近面白いなと思ったのが、ある新開発の傘です。

この傘は、上から見ると従来のまん丸の円ではなく、
後ろに長く伸びた楕円形になっています。


強い雨の時など、思わず傘を前に倒してしまいますよね。
そのため、背中の方がびっしょりになる。

この楕円形の傘なら後方に長い分、
あまり濡れることがないというわけです。


ただし、見た目がちょっと奇妙です。
(見慣れないからですが)

利用するのはちょっと恥ずかしいかなと思います・・・

投稿者 松尾 順 : 20:50 | コメント (3)

ありそうでなかった肉声防犯ブザー

仕事で遅くなった帰り。
駅から自宅までは人通りの少ない寂しい道。

急ぎ足で歩く。と、突然暗闇から人の影。
そいつはいきなり襲いかかってきた・・


こんな経験はしたくないものですよね。

でも現実には毎日あちこちで起きていることで、
いつあなたが被害者になるかはわからないわけです。


暴漢や強盗などに襲われた時、

「タスケテー!」

と声を出せない人って多いらしいですね。

突然のことに、
文字通り息を呑んでしまって、
声が出ない・・・

そこで、いざと言う時に声が出ない人のために
新しい防犯ブザーが出ています。

これは、従来の「ピロピロ」みたいな電子音に
加えて、

「タスケテー、タスケテー」

という女性の声(本物の声をキャプチャしたもの)
が出ます。

これなら、無機的な電子音よりも、
他の人が助けに来てくれる可能性が高くなりそうです。

ありそうでなかった商品ですよね。


ちなみに、暴漢に襲われた時は、「タスケテ!」ではなく

「火事だ!」(デマですが)

と叫んだ方がいいと聞いたことがあります。
そのほうが人が出てきやすいのです。

野次馬根性をくすぐるからでしょう。

投稿者 松尾 順 : 20:47 | コメント (3) | トラックバック

7歳年下の人と同じ気持ちでいたい日本女性

広告会社、グレイワールドワイドが
最近実施したアジア16カ国25,000人を対象とした
消費者調査の結果によれば、

「実年齢に対して、精神や行動は何歳ぐらいでいたいか」

という質問に対して国による違いが明確になっています。
(宣伝会議、2008.5.1)


・中国では、実年齢と精神年齢が一致
・フィリピンでは、実年齢よりも3歳上の精神と行動を求める人多し。

そして、日本では、

・「実年齢よりも7歳年下の人と同じ気持ちで行動したい」
 という願望がある

のだそうです。


調査の詳細をもっと知りたいところ(公開されてません)ですが、
若さに対するあこがれは、特に日本人女性に強いというのは
結構昔から言われてきたことですよね。

投稿者 松尾 順 : 09:55 | コメント (6) | トラックバック

本田直之氏のレバレッジシリーズ

先週、スキマ時間を見つけては、
本田直之氏のレバレッジシリーズの本5冊を
まとめ読みしました。


私はトレンド・ウォッチングのため、
ビジネス書のベストセラーは地引き網的に洗いざらい買い、
早めに読むようにしてるんですが、レバレッジシリーズだけ
はいままで1冊も読まないまま積読状態でした。

というのも、40過ぎのオヤジが読んでも
「今さら感」があるだろうなと思って読む気が
起きなかったからです。


実際読んでみると、

限られた時間を有効活用したい、最大の成果を上げたい

と日々考え続け、仕事のやり方そのものを工夫・改善してきた人
にとってはごく当たり前のことが書いてあるだけです。

それほど新奇性はありません。


しかし、きちんとノウハウとして確立されている点、
また比ゆ表現がたくみで実にわかりやすく読みやすい点には
脱帽しました。すばらしい!

さすがベストセラーになるだけのシリーズです。


40過ぎのオヤジが読んで、

「なるほどこうすれば良かったのか!」

と感心しているようであれば情けないし、
もはや手遅れ、後の祭りですが、20代の若手ビジネスパーソンに
とっては必読書と言えるシリーズでしょうね。

これらのシリーズを若いうちに読んだかどうかで、
5年、10年後、確実に差がついているでしょう。
(読むだけでなくて実行すればです・・・)


ちょっと気になったのが、
私の書いた本と内容的には重複する点があったこと。

本田氏の本が先に出てるので、
私がパクったと言われるかも知れないと思うのが
ちょっと嫌です。(考えすぎですかね・・・)


まあ、仕事のノウハウは、
突き詰めるとかなり普遍的なポイントに着地しますから、
表現に違いはあれ、本質は誰が書いても似通ってきます。

私の本も読んでいただければ、
誰の真似もしていないことがおわかりになると思います!
(新奇性はやはりありませんが・・・)


~~本田直之氏のレバレッジシリーズ(うち5冊)~~

『レバレッジ・リーディング』

『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』

『レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術』

『レバレッジ勉強法』

『レバレッジ人脈術』

投稿者 松尾 順 : 00:05 | コメント (2) | トラックバック

『僕の彼女はサイボーグ』う~ん、微妙・・・

先日、

『僕の彼女はサイボーグ』

の試写会に行ってきました。

主演は、小出恵介(「ジロー」役)と綾瀬はるか(「彼女」役)
の2人。


映画の内容は、

「のび太」(=ジロー)と「ドラえもん」(=彼女)

の話みたいなものと思ってもらえればいいのですが、
現在と未来、さらにジローの過去も交錯する
ちょっと込み入ったストーリーです。


実は恥ずかしながら、私はこの複雑なストーリーに
混乱してしまい、最後のオチがわかりませんでした・・・


監督は、『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』

のクァク・ジェヨン氏ということで、
結構期待してたんですけどね・・・


ただ、他に試写会を見た人のブログを読むと、

「良かった」「感動した」

などポジティブな感想を書いている人が
圧倒的に多いのに驚きました。


数少ないネガティブな感想の中に、

『恋空』が良いと思った人には楽しめるかも・・・

といったコメントがあったのですが、
まさにこの映画は若い人向けに作られた作品であり、
私のようなオヤジがわからなくても仕方が無いと
いうことでしょうね。


とはいえ、サイボーグに扮した綾瀬はるかは
とっても可愛かったし、場面・場面は飽きることなく
楽しめたのでまあいいか!

投稿者 松尾 順 : 13:19 | コメント (2) | トラックバック

ブログ使用禁止語

先日ご紹介したオペラ歌手、ポール・ポッツさんの記事を
和歌山県・北山村のブログポータル

「村ぶろ」

にも転載しようとしたら、

「使用禁止語」

が文中に含まれているため、
掲載できませんという警告が出ました。


余談で書いたラブコメ映画「Music & Lyrics」の
ドリュー・バリモアのセリフ中にあった

「セックス」

が引っかかったのです。

そこで、

「セ○クス」

としたら無事掲載できました。(笑)


私は他のブログサービスを使ってないので
よく知らないのですが、
ライブドア・ブログやアメーバ・ブログでも、
同様の制限がかかってるんですかね。


「セックス」は、TVやラジオでは
放送禁止用語になってないと思います。

もはや禁止するほどのNGワードではないですよねぇ・・・


まあ、「村ぶろ」は自治体がやってるブログポータルですから、
放送コードが厳格になるのも仕方ないかな。

投稿者 松尾 順 : 09:03 | コメント (0) | トラックバック

すごか!

昨日知ったんですが、
JR九州が2009年春から発行予定の
ICカード乗車券の名称は、

「SUGOCA(スゴカ)」

なんですね。

九州の方ならすぐにピンとくると思いますが、
九州人が初めて東京タワーのような巨大な建造物を
目にした時などに思わず口にする言葉が

「すごか!」(=すごい)

という方言です。

他のJR各社のICカード乗車券の名称は、

JR東日本は「SUICA(スイカ)」
JR西日本は「ICOCA(イコカ)」
JR東海は「TOICA(トイカ)」

ですが、これらの中で、

「SUGOCA(スゴカ)」

は、最も秀逸なネーミングではないかと
勝手ながら思います。

投稿者 松尾 順 : 00:30 | コメント (0) | トラックバック

北京オリンピック出場選手のブログ

今年の北京オリンピックでは、
開催中に出場する選手の生声がブログを通じて読めそうです。


従来、国際オリンピック委員会(IOC)では、
大会期間中の選手によるジャーナリズム活動を禁じていました。

しかし、今回正式に認可したのです。

ただし、ブログ投稿に当たっては、

・個人の体験に限定
・五輪大会に関する一切のビジュアル(競技や会場が写っているもの)の、
 音声などの投稿の禁止

などの規定を守らなければなりませんが。


とはいえ、選手本人から、
競技前後の率直な気持ちを知ることができれば、
競技を見るのがより一層楽しいものになりそうですね。

投稿者 松尾 順 : 04:38 | コメント (0) | トラックバック

コンビニの刺身

ファミリーマートでは、
昨年10月から刺身の販売を
都内6店舗で実験的にやっていたそうです。

そして、この4月からは60店に拡大、
2008年中には、400店で刺身が買えるようにする計画とか。


私はほぼ毎週末、
スーパーで小さめの刺身盛り合わせを
酒のつまみとして買い、

「小市民の贅沢」

を味わってますが・・・


コンビニで刺身を買いたいかと言われると、
どうかな・・・という感じです。


コンビニで扱ってる食品は、
どれもこれも添加物だらけというイメージが強い。

(とか言いながら、便利なのでつい買っちゃいますが)

コンビニの刺身も、
見た目とか保存のためにいろいろ添加物使うんだろうな・・・

とつい色眼鏡で見ちゃいます。
(スーパーだっていろいろ使ってますけどねぇ!)

投稿者 松尾 順 : 22:21 | コメント (0) | トラックバック

奇跡のシンフォニー

原題は『オーガスト・ラッシュ』。

日本公開を心待ちにしていましたが、

『奇跡のシンフォニー』
http://kiseki-symphony.com/

という邦題で

6月21日封切り

だということを今日知りました。

ストーリーの単純さや強引さはさておき、
フィーチャーされた音楽は本当にすばらしい。

奇跡のシンフォニーは、頭じゃなくて心で見る・感じる映画です。

これは心の時代と呼ばれる現代社会が求めているものですし、
結構ヒットするかも・・・という期待があります。

邦題の「奇跡のシンフォニー」は平凡すぎますけどね・・・
まあそれはどうでもいいや。

私は公開中、5000回位は観に行くつもりです。(笑)

*早すぎる映画レビュー『August Rush』 -オーガスト・ラッシュ-(邦題:奇跡のシンフォニー)

投稿者 松尾 順 : 13:37 | コメント (1) | トラックバック

人脈を広げるための3つのポイント

1年ほど前から私は、

「Z会キャリア開発コースBLOG」
http://www.zkaiblog.com/castaff/

の中で、「週刊キャリアデザイン」というコーナーをもらって
キャリアについてのお話を週1回書いています。


毎週木曜日が更新日。先日公開されたのは、

「人脈を広げるための3つのポイント」

です。

こうしたことを偉そうに書けるほどの人脈を
私が持っているかと聞かれると、実はそれほど自信はありません。


でも、20代前半からあちこちの異業種交流会に
顔を出してきましたし、今のカミさんも異業種交流会で
見つけました。(笑)

というわけで、当時からビジネスパーソン平均よりも
社外の知人は多かったという自負はあります。


さて、私を含め、
ほとんどの人が束になってもかなわない

「人脈づくりの達人」

は、元伊勢丹のカリスマバイヤー、
フクスケの再建を成功させ、イトーヨーカードーを経て、
現在、フジマキ・ジャパンの副社長を務める藤巻幸夫氏でしょう。


藤巻氏のケータイには、
メモリ限度一杯の1000人の連絡先が登録されており、
常時連絡を取り合っています。

年賀状は毎年1万枚出すそうです。

聞くだけでため息が出ますね。


さらに藤巻さんは、
会いたい人に対する面会の依頼のために、

「あなたに会いたい」

というメッセージを

「電報」

で送ることもあるのだそうです。

「電報」で来た面会依頼はなかなか断れないでしょうね。


いやあ、ここまでやるか・・・

藤巻氏は、

「人脈づくりの仙人」

とでも呼びたいところです。


*キャリア・アドバイザー松尾順の「週刊キャリアデザイン」
 http://www.zkaiblog.com/careerdesign/

投稿者 松尾 順 : 09:29 | コメント (0) | トラックバック

あと何年続く「ケガの功名(巧妙)広告」

事務所で購読してる新聞に、
またまた「松下電器」からの

「例のチラシ」

が入ってました。

死亡事故を起こした古い年式のFF式石油暖房機を
いまだに探してるんだそうです。


何年目ですかね、粘り強いですね。
年末と春先の年2回、チラシまいてるみたいですね。

そういえば当時の社長さんが、
最後の1台まで回収すると宣言しましたよね。


しかし、このチラシ、単なるお願いに終わっていません。
最高の企業ブランド広告ですよ。

私がこのチラシを見て感じたことは、

「さすが松下電器、偉い!
 最後まで責任を取ろうとする姿勢は企業の鑑だ・・・」

です。(ちょっとオオゲサですが)


以前、上記の視点は、

「ケガの功名広告」

というタイトルで取り上げましたけど、
このチラシ、さらなる事故を防ぐための措置でありながら、
同時に企業ブランドイメージを向上させることができる
という点で、莫大な経費を正当化できるんですよね。


あと何年続くでしょうかね・・・?


『ケガの功名広告』

投稿者 松尾 順 : 11:06 | コメント (0) | トラックバック

筏(いかだ)の上で結婚式。マジ?

人口わずか500人ほどの過疎の村、
和歌山の北山村では、自治体初のブログポータル

「村ぶろ」

を1年ほど前に開設。

現在のブログ開設者はおそらく
7千人くらいになっているんじゃないかと思います。
人口の10倍以上が、

「ヴァーチャル村民」

になってるわけです。

私も、当マインドリーディング記事の転載にすぎませんが、
「村ぶろ」にブログを開設しています。


先日、当事務局からメールが届きました。

村ぶろが縁で知り合ったカップルが
5月3日に結婚することになったという連絡です。


このカップルは、北山村名物の

「筏(いかだ)くだり」

の筏の上で結婚式を挙げるとのこと。

おそらく世界初・・・

とメールには書いてありましたが、
間違いなく「世界初」でしょう。(笑)


花婿は紋付はかま、花嫁さんは白無垢で
筏に乗るそうです。この姿でまさか
川に落ちたりしないかちょっと心配です。

当日はオフ会&祝賀会が予定されています。
私も参加申し込みできるのですが、
さすがに和歌山は遠いなあ・・・

面白そうなんですけどね。

投稿者 松尾 順 : 07:47 | コメント (2) | トラックバック

ファッションウォーカーと提携・・・ジュピターショップチャンネル

昨日とりあげたテレビ通販大手の

「ジュピターショップチャンネル」

の売上高は、07年は数%減だったそうです。
(日経産業新聞、08/04/16)


これは、近年成長著しかったテレビ通販市場が

「踊り場」

を迎えてしまったことを表していると言えますね。


同社では、

「東京ガールズコレクション」

で知られる「ゼイヴェル」のネット通販子会社、

「ファッションウォーカー」

と新たに連携し、
若年女性に人気のあるファッションをテレビ通販で
紹介する施策を4月から展開しています。


テレビ通販の主要顧客層は40-50代ですが、
ゼイヴェルと組むことで若年層に顧客を拡大することを
狙っているわけですね。

投稿者 松尾 順 : 23:22 | コメント (0) | トラックバック

「たこ焼き」も差別化しよう!(笑)

先日、地元の松戸・常盤平で毎年開催されている

「さくらまつり」

に行きました。

文字通り、約500本の桜が植えられている

「さくら通り」

を中心に開催されるお祭りです。


桜は散り始めてましたが、
そもそも桜を観賞する以前に、
ずらっと並んだ屋台の食べ物にばかり目が行ってしまうので
あまり関係ありません。花より団子です。(笑)


さくら通りの両側に長々と続く屋台の中には、
私も大好きな

「たこ焼き」

が5店ほど出てました。(値段はどこも1パック500円)


これらのうち、一番長い行列ができていたが、

「大ダコ入りたこ焼き」

と書いてある店。


次に「京たこ」の店。私はここで買いました。

そして、ほとんど誰も並んでいなかったのが、
単に「たこ焼き」と書いてあるだけの店です。


焼いてるところをよく観察してみたら、
たこ焼きの直径や、中に入れる「たこ」の大きさに
大差ありません。

大だこ入りの店は、
さすがに中のたこが大きめでしたが。


やっぱり、どんな業種・業態であれ、
客を集めたいなら、

「コンテンツ」(たこ焼き自体)

および(あるいは)

「コミュニケーション」

レベルでの差別化が必要ですよね。

投稿者 松尾 順 : 20:01 | コメント (0) | トラックバック

振り込め詐欺、オレオレ詐欺にご注意!

「振り込め詐欺」や「オレオレ詐欺」って、
4-5年前から問題になっている犯罪ですよね。

もはや、今最も流行している詐欺の手口として、
知らない人はいません。

実は、最近この詐欺で被害を受けた人も、
振り込め詐欺のことは全員知っていたのだそうです。


ところが、現実を見ると、
この詐欺に引っかかっちゃう人が年々増加しています。

だまされる人に特徴的なのは、

「自分が被害にあうとは思っていなかった」

と他人事のように考えていた人です。
要するに、警戒心が薄い。

だからコロっとだまされてしまう。


私の知人も、以前、

「あんな手口に引っかかるのはだまされる方が悪い。
 私は絶対にだまされないよ」

と断言していました。

でも、こんな人ほど危ないんですよね・・・


私の場合、若い頃に幸か不幸か、
詐欺まがいの話に何度か引っかかったので
免疫ついてます。(笑)


そういえば、ちょっと前の新聞の投書欄で

「オレオレ詐欺」

らしき電話を受けた女性の話が掲載されていました。

彼女の息子さんのフリをして電話をかけてきたのですが、
幸い騙されることはありませんでした。

なぜなら、息子さんは3年前に亡くなっていたからです。


ところが、息子さんと声は違っていたのに、
ぶっきらぼうな話し方がどことなく似ているようで、
本当の息子と話したかのような感覚を覚え、
電話を切った後もしばらくドキドキしていたとか。

そして、もう少し話せば良かったとか、
もう一度「息子」と話したいなどと、
心のどこかで、あの詐欺の電話がかかってくることを
期待しているということでした。


なんだかちょっと悲しくなっちゃう話ですね。

オレオレ詐欺は、
こんな親の子を思う愛につけこんでるだなあと
改めて思ったものでした。

投稿者 松尾 順 : 10:35 | コメント (2) | トラックバック

スイカとパスモ、両方とも持っちゃってる人手挙げて!

首都圏の私鉄・バス共通IC乗車券、

「パスモ」(PASOMO)

の発行枚数が、800万枚を突破したそうで・・・


運用開始1年で、この数字は驚異的ですね。

2004年から運用開始している関西の

「ピタパ」

の会員は、やっと100万人だそうですから。
(対象エリアの人口が大きく違うとはいえ)


以前も書きましたが、

「スイカ」(SUICA)

との

「相互互換性」

があることを広く周知していたら、
ここまで発行枚数が伸びたか疑問ですよね。


ともあれ、パスモの運用会社は利息なしの運用資金、

「40億円」(デポジット500円x800万枚)

をこの1年で手にしたわけです。


気になるのは、パスモとスイカの重複保有率。

つまり、

「両方持ってる人がどのくらいいるか」

ということです。


また、もうひとつ知りたいのは勘違い利用率。

JRはスイカ、私鉄・バスはパスモしかそれぞれ使えない
と思い込んでいて、わざわざ2枚を使い分けてる
ご苦労さんな人がどの程度いるのか気になります。
(少ないとは思いますが)

投稿者 松尾 順 : 01:56 | コメント (6) | トラックバック

出前メニューファイル

キングジムから、

「出前メニューファイル」

がこの春新登場。


ラーメンやピザ店の「出前メニュー」が
出し入れしやすいように収納ポケットは斜めにカット。

クーポンやスタンプカード用のミニポケット付き。

ひもが付いていて、
壁や冷蔵庫などにぶら下げられるそうです。


ふーむ、なかなか使い勝手よさそうですね。


キングジムでは数年前に出した

「取扱説明書ファイル」

が大ヒットしてます。

大きさ、厚さが様々な取扱説明書が保管しやすく、
付属のCD-ROM用のポケットもあるもの。


「取扱説明書ファイル」「出前メニューファイル」

のどちらも‘ありそうでなかった’商品です。


「取扱説明書ファイル」は、
もはや枯れた商品とも言えるファイリング製品でも、
まだまだアイディア次第でヒット商品が作れる
ということを証明してますね。


さて、

「出前メニューファイル」

は売れますかね?

家庭ではともかく、
オフィスにはかなり浸透しそうです。

投稿者 松尾 順 : 10:03 | コメント (2) | トラックバック

香る広告

日経ビジネス最新号(2008年3月24日号)には、

「香る広告」

が掲載されてますね。


ブルガリの男性用フレグランス、

『アクア プール オム マリン オードトワレ』

の新発売に当たっての仕掛け。


広告右下の円形のパッケージ写真をペロンと裏返すと、
その下に貼り付けてあるガーゼっぽい紙に浸み込ませた

「アクア」

がほんのり漂ってきます。

クンクン・・・
確かに海の爽やかな香り。


しょせん動物に過ぎない人間、
本能的に匂いを嗅ぎたくなりますね・・・

といいながら、
花粉症で鼻詰まり気味なので、
アクアの香りがよくわかりません。(笑)


「香る広告」

を打つタイミングとしては
あまり適切ではなかったのでは・・・
(だれもが花粉症というわけじゃないですけどね)

投稿者 松尾 順 : 19:43 | コメント (2) | トラックバック

スペアボタンはご希望になりますか?

「洋服の青山」の青山商事では、
主力ブランドにつけている

「スペアボタン」

の提供方法を要望に応じて渡す方式に
切り替えるそうです。


スペアボタンって、
スーツを買うと2個くらい無条件でついてきますよね。

でも、ボタンが取れたので、
付け替えるということはほとんどありません。
(飲み屋でよく喧嘩するような人はさておき)


結果的に洋服ダンスの隅に溜まっていく。
(私のスペアボタンもたくさん溜まってます)

でも、ほかに使い道もなく、
最後は捨てるしかないわけです。


それは

「なんとももったいない」

ということで、青山商事では、
希望者だけに渡すということにしました。

もちろん、購入時に受け取らなかった場合でも、
後で必要になった時、連絡すれば郵送してもらえます。


さて、この新しい提供方法ですが
店員の説明ひとつでずいぶん顧客の反応が違うだろうな
と思います。


趣旨をあまり説明しないで、

「スペアボタンはご希望になりますか?
 希望者だけにお渡ししております。」

と聞くだけだと、

「どうせタダだよね。じゃあ、せっかくだから
 もらっておくか」

となってあまり意味がなくなってしまうでしょう。


もちろん、

「使われないボタンを無駄にしないため、
ひいては地球資源保護にも貢献できるから」

いう説明をちゃんとすれば、

「じゃあ、いいや。
 必要になったら連絡すればいいんだしね。」


と答える客が増えると思います。


現場では、意外と本来の趣旨が忘れられてしまい、
実効が出ないことが多いものです・・・

投稿者 松尾 順 : 09:30 | コメント (3) | トラックバック

オーガスト・ラッシュ(奇跡のシンフォニー)

今年封切り予定のはずのハリウッド製お涙頂戴映画、

「オーガスト・ラッシュ」

の試写を私が観たのは昨年11月でした。

その後すぐに、

早すぎる映画レビュー『August Rush』-オーガスト・ラッシュ-

と題して記事を書き、
このメルマガ&ブログやインサイトナウに掲載したんですが・・・


インサイトナウの記事ランキングを
みていただくとわかりますが、最近、
コンスタントにアクセスがあり、
ずっと上位の位置をキープしてます。


なぜだろうと思っていたら、
ブログへのコメントを見てわかりました。

国際便の機内で観ることのできる映画として、

「オーガスト・ラッシュ」

が流れている航空会社が多いようですね。

海外の行きか帰りの便で観て面白かった。
それで、日本の映画館ではいつから上映するんだろうとか
気になって検索エンジンで調べた結果、
私の記事にたどり着いたと思われます。


日本での配給元は東宝東和社ですが、
現時点ではまだほとんど情報を流していません。
公開日も決まっていない模様。

このため、今「オーガスト・ラッシュ」で検索すると、
結果表示画面の1ページ目の上位には、
あちこちに同時掲載している私の記事が
ほとんど独占に近い状態で表示されるんですよね・・・


さて、この映画、
赤ん坊の頃に両親と離れ離れになった天才音楽少年が、
音楽に導かれて両親と奇跡の対面を果たすという話です。

ストーリー自体は平凡ですし、やや無理な展開もあり、
米国の批評家の評価は散々なもの。

しかし、子役のフレディ・ハイモア君の演技、
そして、映画で流れる楽曲はすばらしく、
ストーリーはあまり重要でない、

「音楽映画」

と捉えれば大いに楽しめる内容です。

日本でもさすがに大ヒットになるとは思えませんが、
スマッシュヒットくらいは狙えるんじゃないでしょうか。

さっさと公開して欲しいんですが、
東宝東和は何してるんだろう!

投稿者 松尾 順 : 17:37 | コメント (4) | トラックバック

夢の端末・・・進化した紙

ノンフィクション作家、
山根一眞氏は、1980年代末に夢の端末(パソコン)の

「イメージモデル」

をボール紙を切って作ったそうです。


その仕様・特徴は次のようなものでした。

・A4判の厚紙を二つ折りにした薄さ、軽さ

・広げた画面はA3判でカラー表示

・駅の売店や書店前でボタン一つ押すと、
 瞬時に新聞や雑誌、書籍がまるごと無線通信で購入でき、
 通勤電車内で読める

・操作は画面上に指やスタイラスペンで行う

・会議では必要資料が各自に配布され、
 あたかも紙をくるように読み書きができる。

・この紙端末だけで全世界とテレビ会議が可能で、
 映画も視聴可能。


山根氏が作成したこのイメージモデルの
根底にあったのは、人類が長年使ってきた「紙」が
究極のメディアであり、パソコンが目指すべき姿も

「進化した紙」

であるべきという考え方でした。


現時点では究極の薄さを実現した

「MacBook Air」

は、中根氏のイメージモデルの実現が
近いことを予感させますよね。


さて、この確実にやってくる未来で、
確実に窮地に陥るのは

「製紙業界」や「印刷業界」

ですよね。

このような業界の人たちは、
未来の変化に適応する準備ができているでしょうか・・・?

投稿者 松尾 順 : 11:32 | コメント (0) | トラックバック

「じつは、一枚でいける」って早く言ってよ!

「PASMO」(パスモ)

のサービス開始からまもなく1年。


「パスモ」は、
関東の私鉄や地下鉄、バス会社で購入できるICカードで、
JR東日本・JR東海が販売している

「SUICA」

と相互利用が可能ですね。

つまり、「PASMO」、「SUICA」のどちらか1枚持っていれば、
首都圏では、JR、私鉄、地下鉄、バスどこでも使えます。


って、こんなこと今では常識ですが、
PASOMOが導入された当初、改札で迷いませんでしたか?


私の場合、SUICAを以前から持っていましたが、
PASOMOが導入されてからもしばらくは地下鉄で
SUICAを使えませんでした。


というのも、改札周辺では

「SUICAも使える」

とはどこにも掲示されていなかったからです。

ゲートにも、

「PASOMO」

のマークしか表示されていませんでしたし。

このため、

「確か使えたはずだけどなあ・・・」

と漠然とは思いつつも、
警告音が鳴りゲートがしまって、
後ろの人に迷惑かけるのはいやだからと、
相変わらず地下鉄の切符買ってました。
(駅員さんに聞けばよかったんですけど・・・)


しばらくして、

「じつは、1枚でいける」

というコピーのポスターが作成され、
地下鉄・JRの駅構内に貼られるようになりました。

「PASOMO」「SUICA」の
相互利用が可能なことを伝えるポスターです。


このようなポスターが貼られたということは、
私と同様、

「相互利用できること」

を知らなかった、また実際そうしなかった人が
相当数いたことを物語っていますよね。


事業者側としては、導入前後に
相互利用についてはさまざまなメディアを
通じて周知徹底したつもりだったんでしょうね。

しかし、肝心の現場、
つまりICカードが実際に利用される駅構内で
きちんと知らせることをうっかり怠ってしまったと
いうことではないかと思います。


いかに、人に物事をきちんと伝えること、
理解してもらうこと、行動してもらうことが
難しいかを実感させられます。

投稿者 松尾 順 : 01:52 | コメント (4) | トラックバック

ちくわ笛名人!

「のこぎり」

を楽器として弾く人たちがいるのにも驚きましたが、

「ちくわ」

を笛にして吹く人って信じられます・・・?


ちくわ笛名人の住宅正人(すみたくまさと)氏は
なんとオリジナルの音楽CDまで出しちゃってます!!

住宅氏が開設してるWebサイト「ちくわ笛の世界」では、
何曲か試聴ができるんですね。R25の最新号で知りました。

実際聴いてみました。

愁いのある済んだ音色が素晴らしい!

とてもちくわを吹いているとは思えないです。


住宅氏は、数年前に日経本紙の文化面に登場され、
ちくわ笛についてのうんちくを語っていました。


ちくわ(製品)はピンからキリまでありますが、
安物の魚のすり身を使い、つなぎの小麦粉が多いものは
ちくわ笛の材質として向いてないそうです。

すぐへなへなしてしまって、長持ちしないからです。


やはり、高級魚のタイのすり身を100%使った製品が

「ちくわ笛」

として最高だと書いてあって感心したのを覚えています。


何事もつきつめれば奥が深いものですよね・・・


→ちくわ笛の世界

投稿者 松尾 順 : 13:33 | コメント (1) | トラックバック

安易なショッピングセンター開発?

ビビットスクエア南船橋」

って、ご存知ですか?


04年にオープンしたSC(ショッピングセンター)そうですが、
私は昨日までまったく知りませんでした。

20代前半から船橋、市川、松戸など、
千葉にずっと住んでる地元民の私が知らないくらいですから、
広告宣伝とかほとんどやってないんでしょう。


このSCは現在、
4フロア・5万平方メートル強の売場面積のうち、
4割が空いた状態だそうです。

SCなのにほとんどシャッター通りかも!
ポツポツと店がある感じでしょうね。
寂しすぎます。

ショッピングセンターは、
様々な専門店が並んでいるのが魅力なのに、
これじゃあ行く気になりません。


隣接する老舗のSC、「ららぽーと」が強力とは言え、
運営主体は何をやってるのか。

土地と箱を用意して、
後は集客力のある有名専門店を入れさえすれば、
テナント料でガバガバ儲かるといった安易な考えで
オープンしたんでしょうねぇ・・・

投稿者 松尾 順 : 15:15 | コメント (0) | トラックバック

オバマ氏の「外見」

日本でも、
米大統領選の動向に
ますます関心が高まってますね。

特に「ヒラリー対オバマ」の争いが、
面白いといっちゃなんですが、面白い。


最近は、オバマ氏が、
従来の彼の主な支持層だった高学歴の白人、高所得者、黒人層、
若年層だけでなく、女性、低・中所得者、ヒスパニック層、
高齢者など、これまでクリントン氏が強かった層にまで支持者を
拡げています。

オバマ氏の強さの理由は、もちろん、
一言で説明できるわけではないのですが、
私が最初から気になっているのは彼の「外見」です。


オバマ氏は47歳ながら、
「少年」の面影を残していますよね。

要するに、「童顔」です。


オバマ氏を見ると、
立派な中年男性に対する言葉としては
ちょっと失礼かもしれませんが、

かわいい、愛らしい

といった感情を抱きませんか?


心理学の実験では、

「童顔」

であるというだけで、
人の好意を得やすいということが
検証されてます。


外見だけで大統領候補を選ぶ人はいないでしょうけど、
オバマ氏は、もともと万人受けする外見を持っているのは
確かです。

投稿者 松尾 順 : 10:24 | コメント (1) | トラックバック

「オウケイウェイブ」が「Google」を超える日?

現在、ネット業界最強の企業といえば、

「Google」

で決まりですね。


しかし彼らの拠って立つ

「知のパラダイム」(科学的知見の一定の枠組み)

はあくまでコンピュータベースの検索技術です。


一方、人力に頼る「オウケイウェイブ」は、
一見時代遅れに思えますが、実は電子機械では
いまだに実現できない複雑な能力を備えた人間の「頭脳」を
ネットを通じて活用しているという点で、
Googleとは異なるパラダイムにおいて成立しているサービス。


「オウケイウェイブ」代表取締役社長、兼元謙任氏は、
人気メルマガ、「プレジデントビジョン」(2008/02/13)で
次のように語っています。

“2005年に『グーグルを超える日 オーケイウェブの挑戦』と
 いう本を出版いたしましたが、その頃なんか「Googleを越える
 なんて、到底無理だろ」と言われ続けたものです。
 しかし2006年の株式上場後は、投資家の方々から
「ひょっとすると、可能かもしれないね」と言われたんです。”


ある大手証券アナリストは、兼元氏に

「Deep Web」

という考え方を示したそうです。

“Googleで検索できる情報というのは海上表面40メートルだ。
 2万2,000メートルの深海にある情報はまったく拾いきれていない。
 これらを拾い上げるのは、おそらく機械ではなくて、
 人の関心・興味だとか、そういった人の経験値かもしれない”

おそらく、Googleと同じ知のパラダイムの枠組みでは、
今後いくら戦っても誰も絶対に勝てないでしょう。

しかし、オウケイウェイブのように、
別のパラダイムを提示し、その中で技術を磨いていけば、
Googleを追い抜くことだって決して夢物語ではないかも。

投稿者 松尾 順 : 10:21 | コメント (0) | トラックバック

“ペン回し専用”ペン

タカラトミーが、今月21日に

“ペン回し専用”ペン

を発売するそうです。


左右のバランスを均等にして、

“回しやすさ”

を追求したボールペンということですが、
ずいぶんニッチな市場を狙ってきたものです。

もちろん、ちゃんと字も書ける!
というか書けなければペンとしてのアイデンティティが
失われてしまいます。


当製品は、「日本ペン回し協会」との共同開発。

そんな協会もあったのか!


そういえば、

「のこぎり」

を楽器として奏でる演奏家が世界には結構たくさんいて、

「演奏専用のこぎり」

があるというのを以前ご紹介しました。


演奏専用のこぎりは、
「目」は立っていないもののちゃんと「歯」がついています。

それがのこぎりとしてのアイデンティティ。


歯のない単なる「薄い板」を演奏しても、
面白くともなんともないですよね。

投稿者 松尾 順 : 17:34 | コメント (0) | トラックバック

ペット一生涯預かりサービス

ちょっと前にもご紹介しましたが、
高齢者が亡くなった後に残されたペットを引き取り、
一生涯面倒を見るサービスが始まっています。
(日経新聞夕刊、2008/02/05)


一人暮らしの老人に取って、
ペットは喜びと生きがいを与えてくれる
かけがえのない存在ですよね。

自分が死んだ後、
一人(匹)では生きられないペットの行く末が心配で・・・
という方も多いんじゃないかと思います。


ただし、一生涯預かりサービスの値段は、
種類や年齢によって異なりますが、

144万円~1,428万円

となかなかの値段。
おいそれとは頼めないですねぇ。


でも、常にそばにいてくれて、ある意味、
肉親以上の存在とも言えるペットのためなら、
これくらい出しても惜しくないと考える方もまた多いかも!


*ペット一生涯預かりサービス「Second life」
 http://www.pet-syougai.com/

投稿者 松尾 順 : 16:02 | コメント (0) | トラックバック

老眼鏡が月20本売れるコンビニ

「確実にやってくる未来」には様々ありますが、

「高齢化社会」

は、既に輪郭がかなりはっきりしてきている未来ですよね。


この高齢化社会において、

「コンビニ」

はどのように適応すべきかを探るため、
ローソンは数年前から実験店舗を運営してきてます。
(他のチェーンでもそれぞれ取り組んでると思いますが)


ローソンの

‘シニアにやさしい’

コンビニ1号店は、06年7月に
高齢化比率の高い淡路島でオープンしました。

この店にはマッサージチェアが置いてあったり、
レジ前には、杖が立てかけかけられる小さなクボミが
つけてあったりと細かい工夫がされてます。


この店では「老眼鏡」の品揃えが豊富で、
確か月平均20本くらい売れるということでした。

コンビニで1日約1本くらいのペースで
老眼鏡が売れるというのは、ちょっとびっくりですよね。

投稿者 松尾 順 : 02:14 | コメント (0) | トラックバック

国際線の航空運賃が数千円になったら・・・

最近の若者はあまり旅行しなくなったと
言われてますけど・・・

その背景や理由はいろいろあるにせよ、
やはり一番の問題は、旅行料金がまだまだ高いこと
じゃないかと思います。


特に交通費でしょうね。

私もそうでしたが、特に若い頃は、飛行機に乗って
国内なら沖縄や北海道、できれば海外に行ってみたいものです。

ところが、宿泊費についてはピンからキリ、
つまりユースホステルから高級ホテルまで予算に応じて
多くの選択肢がありますが、飛行機については
価格的な選択肢が限られてます。

以前よりもずいぶん安くなったとは言え、
航空運賃で最低でも数万円支払うのは、
若者にとっては結構ハードルが高いと思います。


最近急成長している
マレーシア・クアラルンプール拠点の格安航空会社、

「エアアジア」

では、国際線(マレーシア→バンコク)が最安値で千円台~、
国内線だと100円台~という、バス代並みの驚きの安さを
提供しており、日本への進出も検討中らしいです。


もし、エアアジアが日本に就航し、
海外航空運賃が1万円を大きく下回る数千円代になれば、
もっと若者の旅行者も増えるんじゃないでしょうかね・・・?

投稿者 松尾 順 : 21:26 | コメント (2) | トラックバック

花粉症対策に「じゃばら」

そろそろ、花粉症が気になる時期ですよね。

私は、以前から花粉症には

「養命酒」

が結構効きますよ!ということを何度かお伝えしてますし、
今でも毎日飲んで花粉症シーズンに備えてます。
(ただ、やはり効果には個人差があるようですが)


そして、今年新たに試してみようと思っているのが、
和歌山県の「北山村」だけで生産されているという

「じゃばら」

です。

ちょっと変な名前ですが、かんきつ類の一種です。

「花粉症にじゃばらが効くらしい」ということが、
最近マスコミでも盛んに取り上げられてますので
ご存知の方も多いかと思います。


実は、「北山村」は昨年6月に、
地方自治体初めてのブログポータル

「村ぶろ」

を開設したところです。

私も自分のブログを開設しています。
(このメルマガの本文を転載してるだけですが)


最近はなんとなく、北山村や同村の特産品である
「じゃばら」に対する愛着がわいてきてます。

そこで一度、花粉症持ちの私としては、
じゃばらを試してみたいと思ったわけです。


おそらく私は、ブログポータル開設者の思惑(狙い)通りの
行動をしているものと思われます。(笑)

投稿者 松尾 順 : 13:33 | コメント (0) | トラックバック

男と棒はDNAでつながっている!?

「棒が一本、道に落ちていたならば、
 それを拾わぬ男子がいるであろうか?」

自分の息子や親父(だんなさん)、
外で遊ぶ男子たちの生態を観察する中で、
漫画家の西原理恵子氏はこの重大な発見をしました。


確かに・・・

男性なら誰でも共感できると思いますが、
落ちている棒を見つけたら絶対に見逃すことはできず、
手に取って振り回したくなるのが男です。

昨年、家族で四万温泉近くの遊歩道を歩いていた時、
道の脇にある木の枝を拾って持ち歩いたのは、
わが息子と私だけでした。

不思議と女性陣はただの棒には興味を示しません。


なぜでしょうね。

男子は、自らも「さお」を持って生まれてきているからなのか、
それとも、古代より棒を使ってマンモスを追い、また他部族と
戦ってきたからなのかわかりませんが、

「男と棒はDNAでつながっている」

という西原氏の読みは鋭い着眼点だと思います。

投稿者 松尾 順 : 21:53 | コメント (0) | トラックバック

目力と直感を磨け?・・・見つめ合いデート

最近、人が持つ魅力のひとつとして

「目力」(めぢから)

という言葉をよく聞きます。

特に、女性の場合、
目を魅力的に見せることは永遠の課題ですよね。
化粧品の宣伝でもよく目にします。

中世の時代だったと思いますが、ヨーロッパでは、
目に点すと黒目(瞳孔)が拡大する作用を持つ

「ベラドンナ」

という薬が女性の間で流行ったそうです。
黒目が大きい方がより魅力的に見えるからですね。
(ベラドンナは毒があったため、今は使われません)


ところで米国では、おしゃべり一切なし、
相手の瞳を見つめあうだけの

「見つめ合いデート」

があちこちの都市で広がっているそうですよ!

ラテンダンスで効力(目力の)を実感した男性が
考案したとのことですが、まあよくこんなアイディアを
実行に移せるものです。

たぶん、日本にもそろそろ登場するでしょうけど。
(もうやっているところあるかも)


しかし、この「見つめ合いデート」でいい人を
ゲットするためには、

「目力」

を相当鍛える必要がありますよね。

また、「目」だけで相手を選択するわけですから、

「直感力」

も磨いたほうがよさそう・・・

投稿者 松尾 順 : 07:16 | コメント (4) | トラックバック

セ○○スの快感は脳を麻痺させる

日経ビジネスが発行する

「NBonline」(日経ビジネスオンライン)

の日刊メルマガには登録してますか?


登録してる方は、昨日(1/14)に届いた同メルマガの「件名」を
見た瞬間、「頭」よりも先に「下半身」が反応してしまったのではないでしょうか!

なにしろ、

【NBonline No.424】セックスの快感は脳を麻痺させる

でしたから・・・


当該記事を読んでみると、
伊藤乾氏(東京大学准教授)の手による
極めて真っ当な実験結果のレポート。

当実験の目的は、
人が性的な絶頂期にある時の脳内の状態を
測定することでした。

そして、実験の結果、
オーガズム状態にある脳では、
脳の前頭前野の酸素化ヘモグロビンが
極度に低濃度になっていることがわかりました。

これは要するに、

「脳が酸欠状態にあること」

を意味しており、伊東先生の言葉を引用すれば、

「オーガズム脳は窒息している」

ということです。


このような状態にある脳は、
当然ながら十分に活動することができず、
合理的、賢明な判断ができません。

したがって、エロサイトをブラウズしていて
冷静さを失ってしまう理由や、エセ宗教などでも
活用される性的な刺激を利用したマインドコントロール
の有効性を脳科学的に実証したものと言えます。
(下記に示すように被験者数が少ないので、
厳密な証明にはならないのですが)


さて、繰り返しになりますが、
当研究の目的は極めてまじめなものです。

しかし、当実験はAV嬢2名と、
「性の巨匠」あるいは「テレクラ王」の異名をとる
成田アキラ氏の協力を得て行われています。

実験風景を第三者から見たら(いや誰が見ても)、
極めていやらしいことが行われたようです・・・


*詳細記事はこちら↓

『セックスの快感は脳を麻痺させる
 -脳測定から見た性的ネット濫用の本質』

*『週刊アサヒ芸能』(1.24特大号)では、
 “袋とじ”で、この実験結果が赤裸々に報告されています。

投稿者 松尾 順 : 09:02 | コメント (0) | トラックバック

バーモントカレーの甘口が辛すぎて食べられないって・・・

私は4年ほど前から、

「ラテンパーカッション(主にコンガ、ボンゴ)」

の個人レッスンを受けています。

私が教わっている先生は、
若いころにはキューバに滞在してサルサのリズムを中心とする
本場のパーカッションを学び、超一流のプロとして有名アーティストの
レコーディングやコンサートにも参加されている有名な方です。


さて、この先生は、毎年1月の今ごろ、
パッケージツアーの引率者としてキューバ旅行に行きます。

キューバ滞在中は、定番の観光に加えて、
現地の音楽学校に体験入学し、本場のラテンパーカッションや
サルサのレッスン三昧という内容のツアーです。

ただ、添乗員が同行しないので、
引率役の先生は、ツアー参加者の面倒を見るので
結構大変だそうです。(世話好きな方なので、
楽しんでやっているそうですが)


情報が少ないキューバですから、
現地に詳しい方の案内がないとなかなか行く勇気が
出ないですよね。

ですから、私もぜひ一度このキューバツアーに
参加したいと思っています。(これまでのところは、
時間も予算も厳しくて実現していないんですけど!)


ところで、先生によれば、
キューバ旅行用として日本から持参する荷物として
欠かせないのが「食料品」だそうです。

現地の食料事情はやはり厳しくて、
おいしい料理にありつこうと思ったら、
毎食かなり高額な出費になってしまいます。

そこそこの食費で収めようと思ったら、
正直なところ「激マズ」の食事で我慢するしかない。

しかし、さすがに毎回ひどい食事が続くとつらい。

たまに日本から持ち込んだレトルト食品とかを食べて
胃を落ち着かせてあげる必要があるというわけ。
(ですから、お湯が沸かせるケトルも必需品)


また、しょうゆはもちろん、
七味、タバスコなど香辛料もいろいろ持っていくのが
賢明だそうです。

というのも、
キューバには辛い料理が一切ないから。
辛味系調味料は、「塩」「こしょう」のみしかない。

しかし、これだけでは味が単調になってしまうので、
ただでさえまずい料理にいろんな香辛料でアクセントをつけ、
少しでもおいしくする工夫をしなければならないのです。


不思議なことに、中南米のラテン文化圏で
辛いものを食べるのはメキシコくらい。

キューバを含め、ボリビア、ペルーなど
他の国々でも、辛い料理を作ったり食べたりする文化が
存在しないとのこと。


日本にいるキューバ人の中には、
ハウスバーモンドカレーの「甘口」でさえ
辛すぎて食べられない方がいるそうですよ・・・!

世界の食文化の違いにも驚きますよね。


ついでながら、日本国内の食文化の違いにも
いまだに驚かされます。


R25の最新号で知ったのですが、

「焼きみかん」

って食べたことあります?

フライパンを使い、
みかんの皮が真っ黒になるまで焼くのだそうです。


私はまだ、焼きみかんを食べたことは一度もないのですが、
結構あちこちで食されているのだとか。

山口県周防大島では、
焼きみかんを皮ごと入れる鍋料理もある!

どんな味がするのやら・・・


そういえば、「焼きバナナ」を出してくれる
炉端料理店が広尾にありますが、
とてもおいしいのです。

意外に焼いておいしい果物というのは
多いのかもしれません。

私は、まずはオーブントースタを使って、
焼きみかんを作ってみようと思います。

投稿者 松尾 順 : 10:14 | コメント (4) | トラックバック

無責任な幕引き

私の会社の名刺は、過去5年ほど

「ふで文字名刺」

にしてました。

個人名が毛筆で書かれているものです。

台紙に凹凸のある和紙を選び、
手前味噌ながらなかなか渋い名刺でした。


このふで文字名刺の在庫が年末でちょうど切れたので、
再発注を依頼したところ、先方からの返事は、
昨年3月でサービスを停止していたので注文は
受けられませんとのこと。


名刺作成サービスを提供していた書道家の大先生が、
他の仕事で忙しくなったためというのが理由。

まあ、要するにあまり儲からない仕事を切り捨てたということ
でしょうけど、せめて既存客にはサービス停止の連絡をして
欲しかったですね。

ちょっと無責任な幕引きの仕方です。


ふで文字名刺の方は、
その著作権を3万円で買い取ることができるとのことでした。

しかし、上記のような対応に納得できないためお断りし、
ノーマルな名刺を作成しました。

投稿者 松尾 順 : 16:31 | コメント (0) | トラックバック

ヘイロー効果

銀座のアップルストアに「iPod」を買いに来た若い人が、
「Mac」を見つけて、

「へー、アップルってパソコンも作ってるんだ!?」

と驚くのを目にしたという話を
以前、アップルの社員さんから聞いたことがあります。

「iPod」を通じて初めて「Mac」の存在を知ったという人も
おそらく相当数いるんでしょうね。


実際、「iPod」がバカ売れしたおかげで、
アップルのパソコンも売れ行き絶好調のようです!
(日経ビジネス、2007年12月3日号)

国内パソコン市場に占めるMacのシェアは、
今年10月にはとうとう2桁台の11.1%まで上昇してます。

(これまでは5-6%程度でうろうろ)


このように、「iPod」が呼び水となってMacが売れる現象
のことを米国のアナリストは

「ヘイロー効果」

と呼んでいるそうです。

一瞬、「あれ、ヘイローって何のことだろう?」

と思ったら、日本では一般に、

「ハロー効果」(後光効果)

と言われてきた言葉ですね。

文字通り、iPodの後光が、
Macを輝せてくれているということです。

投稿者 松尾 順 : 12:07 | コメント (0) | トラックバック

会社は頭が腐る

元産業再生機構の代表取締役専務COO、冨山和彦氏の著作、

『会社は頭から腐る』

は、今年の経営本の中で3本の指に入る名著だと思います。


ただ、この書名には異議あり!です。


「頭から腐る」

というと現場の社員まで最後には腐ってしまうように
解釈できます。


しかし、現場の社員のほとんどは、
仕方なく腐っているふりをしているだけです。

そうしないと、腐る・腐らない以前に
排除(解雇)されてしまいますからね・・・


どうしようもないから、ただ言われたことをやって、

「ふてくされてるしかない」

という状態が正しいでしょう。


実際、トップが腐っていても
現場の社員が腐っていないと言えるのは、
腐ったトップをフレッシュなトップに変えたことで、
現場が生き生きと動き出し、落ち目な会社が
見事に再生できるケースが多いからです。

ですから、

「会社は頭が腐る」

という表現がより正確だと思います。


『会社は頭から腐る』
(冨山和彦著、ダイヤモンド社)

投稿者 松尾 順 : 15:29 | コメント (2) | トラックバック

ジャンケン必勝法

年末年始のパーティでは、
たまに参加者が各100円ずつ出して、

「じゃんけん大会」

を余興でやることありますよね。

最後まで勝ち残れば5-6千円位はもらえますから、
出資金が100円だったことを考えると大儲けです。


そこで、「ジャンケン必勝法」(笑)


桜美林大学、芳沢光雄教授が行った大規模実験では、
延べ725人の被験者による11,567回の「ジャンケンデータ」を収集。

このデータを分析した結果、次の2つの法則が発見されてます。
(THE NIKKEI MAGAZINE Sunday 16 December 20007 no.44)

----------------------------------

(法則1)ひたすらパーを出せ

実験によれば、
グーが出る比率は35.0%、一方、チョキは31.7%、パー33.3%

つまり、相手がグーを出すことが一番多い。
したがって、こちらはパーを出せば勝つ確率が上がる
というわけです。


(法則2)あいこになったらその手に負ける手を出せ

実験によれば、
あいこになって二回続けてじゃんけんをした場合のうち、
同じ手を出したのは22.8%。つまり、あいこになった時、
相手は別の手を出してくる可能性が高い。

例えば、お互いにパーを出してあいこだったとします。
次に相手が出してくるのはグーかチョキ。
だとすれば、こちらはグーを出しておけば負けはないですね。

------------------------------------

カナダに本部がある

「世界じゃんけん協会」

では、上記2つの法則を含む

「必勝ワザ7カ条」

が紹介されています。

でも、7つはとても覚えられず、実践で使えそうもない。


というわけで先の2つの法則だけ覚えて、

「じゃんけん大会」

に臨みたいと思います。

投稿者 松尾 順 : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

サンタになるには・・・?

北極に近いグリーンランドにお住まいのサンタさん。

齢(よわい)450歳となり、
もはや一人で全世界の子供たちにプレゼントを
宅配するのは無理じゃわい・・・

というわけで、サンタをサポートする

「公認サンタクロース」

が世界中に120人ほどいるそうです。
(metropolitana December 2007)


公認サンタクロースになるための4つの条件があります。

1.結婚している
2.子供がいる
3.体重120kg以上
4.サンタクロースとしての過去活動経験(家庭内でもOK)

なるほど、サンタさんは基本、
「メタボ」じゃないとなれないわけですね。


書類審査を無事通過したらデンマークの試験会場へ。

試験では、主に身体能力が試されます。

50メートル全力疾走、煙突の外側のはしごを上り、
煙突の中を降り、プレゼントをもみの木に置き、
クッキー6枚と牛乳500ml以上を飲み干し、再び煙突をのぼり、
はしごを降り、50メートル全力疾走で出発地点に戻る。

これを2分以内にクリアしなければ落第です。


現在、アジア地域には公認サンタは一人しかいないそうです。
(残念ながら、今は日本を含むアジア地域からの新規募集は
 行われていません・・・)


話飛びますが、あのサンタの紅白の衣装は、
コカコーラのプロモーションの一環で生み出されたらしいのですが
本当でしょうか?

投稿者 松尾 順 : 00:56 | コメント (6)

米国の虚礼

日本の伝統文化とも言える

「お歳暮」「お中元」

は「虚礼」だという言い方をされることがありますよね。


しかし、米国で一般的に行われている

「クリスマスプレゼント」

もまた「虚礼」に近いものがあります。

というか、米国のクリスマスプレゼントの慣習は、
日本のお歳暮、お中元以上に、ミもフタもない「虚礼」
そのものじゃないかと感じますね。


米国では、家族、親戚、友人同士で気楽に
クリスマスプレゼントを贈りあいます。

子供なんぞは、1人で数10個もらうこともあります。

その中にはもちろん、欲しくなかったものも混じってます。
そこで、いらないものはお店に返品に行く。


実は、こうして簡単に返品できるのも、
プレゼントにレシートも同封されているからです。

つまり、不要だったら返品して現金化してもいいですよ、
という暗黙の了解がある。

レシートを同封すると、購入金額が相手にバレてしまいます。
ですから、日本ではありえないことですが、米国では逆に、
品のないことではなく、礼儀正しい行為だと考えられています。


それだったら、最初から金券送って、
もらった人が欲しいものを自由に買ってもらうようにすれば
いいのにと思います。

まあ、さすがにそこまでは合理的にはなれないらしい。


売上をゼロにするために余計な手間を
かけさせられる量販店(ウォルマートなど)こそ、
いい迷惑ですね。

クリスマスセールでごったがえす米国の量販店には、
返品にやってきた客が相当数含まれているのが実態なのです!

投稿者 松尾 順 : 08:16 | コメント (2) | トラックバック

広辞苑が大ベストセラーになってる場所

広辞苑が10年ぶりの大改訂です。
第6版が来年早々に発刊されますね。

実は、これまでは広辞苑を買ったことはありませんが、
やっぱり1冊くらいは家に備えとこうかなあとか思ってます。

たぶんほとんど使わないでしょうけど!

でも、あの立派な「広辞苑」を持っているだけで
なんとなく自分が賢くなったような気がするでしょうね・・・


ところで、広辞苑が

隠れた大ベストセラー

となっている場所がどこだかご存知ですか?

そこでは、単に用語を調べるためではなく、
カバーツーカバー、つまり一言一句なめるように
精読されるのです。

広辞苑としては「辞書冥利」につきるでしょう。


答えは「拘置所」です。
主に未決囚が収容される場所ですね。


拘置所に入れられている人は判決を待つだけの身です。
刑務所のように労役もなくて、時間を持て余す。

読書がほぼ唯一の楽しみですが、
房の中には1度に10冊しか持ち込めないので、
読むのに時間のかかる広辞苑がありがたいというわけ。

東京拘置所に2年弱拘留された元外務省の佐藤優氏も、
広辞苑を2回通読したそうです。

投稿者 松尾 順 : 20:18 | コメント (0) | トラックバック

はい、ソニーぃ!

写真を撮るとき、

「はい、チーズ!」

というのが決まり文句ですよね。

でも、実際「チーズ!」と発声してしまうと、
口が閉じてしまって笑顔になりません。

だから、

「はい、ウイスキー!」

と言えばいいんだよ、と以前聞いたことがあります。

確かにウイスキーと言えば、最後に口角が上がりますね。


しかし、カメラを持ちながら

「はい、ウイスキー!」

と言うのはなんとなく違和感があります。

実際にはなかなか使えないフレーズでした。


そこで、最近は、

「はい、ソニーぃ!」

と言うようにしてます。

例のソニーのデジカメの宣伝をするつもりはないんですけど。


なお、「はい、ソニーぃ!」と言った後に、

「でも、私のこのデジカメはカシオなんですけどね・・・」

と付け加えると、相手の笑顔が倍増して
もっと良い写真が撮れることがわかりました。(笑)

投稿者 松尾 順 : 11:06 | コメント (2) | トラックバック

「感性」と「実利性」

女性に受ける商品・サービスづくりを目指す場合、

「感性」と「実利性」

の両軸での追求が必要ですよね。

これは、男性にはなかなかわかりづらい点です。


今月(07年11月)にオープンした日比谷の新劇場、

「シアタークリエ」

のメインターゲットは、20代後半から30―40代の女性。

そこで、女性が好むソフトな色使いや曲線が内装に
採用されていますが、そうした「デザイン性」だけでなく、
男性よりも多い女性の手荷物を置く場所だとか、
トイレの使いやすさといった「実利性」の両面で
細心の注意が払われたようです。

ちなみに、この劇場の支配人は29歳の女性が抜擢されてます。


また、マンションの購入を検討する際の話ですが、
男性は資産価値をイメージを重視する一方、
女性は、機能面を重視する傾向が強いとのこと。

購入を検討しているマンションを見学する時、
男性がベランダからの眺望に感動している脇で、
女性は扉などを一つひとつ開いて使い勝手を緻密に
検証するという風景が見られるようです。


日本女性は、感性面でも実利面でも極めて鋭い鑑識眼を
持っていますから、半端な商品では受け入れられないのですよね。

投稿者 松尾 順 : 01:12 | コメント (0) | トラックバック

女性のダイエットに対する並々ならぬ執着の証

あいかわらず本屋に平積みされてる

『いつまでもデブと思うなよ』
(岡田斗司夫著、新潮新書)

は、あまり売れないと考えられていた

男性向けダイエット本

としては異例の売り上げ。

すでに40万部を超えているそうです。

わずか1年で50キロもやせたという実績に基づく、
説得力のある内容になっていることがヒットの要因でしょう。

ただ、昨年のベストセラー『人は見た目が9割』に
代表されるような、「外見の重要性」を説く本が
増えたことが背景にありそうです。


なお、当初は男性の購入者がもちろん多かったのですが、
最近の購入者の6割は女性だそうです。

同じく男性ターゲットのお茶飲料、花王の「ヘルシア緑茶」も、
実は飲用者の4割は女性なんですよね。


ダイエットに対する女性の異常なまでの関心がうかがえます。

投稿者 松尾 順 : 10:01 | コメント (2) | トラックバック

fMRI:機能的磁気共鳴画像法の利用増えてます。

ニューロマーケティングは、着実に進展してるようです。


ニューロマーケティングは、
最先端の機器(fMRI:機能的磁気共鳴画像法)
などを用いて脳の活動を測定することで、
消費者心理や行動の仕組みを脳神経科学の視点から
解き明かそうとする試み。


関連記事にこんなものがあります。

*ニューロマーケティング:コークvsペプシ


さて、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)では、
1台数億円はする高額な機器である、

fMRI:機能的磁気共鳴画像法

を1時間当たり18万円で時間貸ししています。

借り手は、ニューロマーケティング研究に取り組んでいる
広告会社など。

利用件数は2000年20件だったものが2006年には70件、
今年は上半期だけで、60件に達しているそうです。

投稿者 松尾 順 : 08:29 | コメント (0) | トラックバック

SURFER'S VOICE

なんか、電話で話してる相手の反応が変だなあ・・・
あいづちばかり多くて、しかも生返事っぽい・・・

と感じたことがありませんか。


おそらく、相手はパソコンでネットサーフィンでもしながら
話してる可能性大ですよね。

こちらとしては、
ちょっと不愉快な気持ちになるものです。


そんな電話口の相手の声の調子のことを英語では、

“surfer's voice”

と言うそうです。


さて、日本語ではなんと言ったらいいでしょうね?

投稿者 松尾 順 : 01:12 | コメント (0) | トラックバック

1億円の広告費

先日の記事でご紹介した

「まるびぃ」(金沢21世紀美術館)

の特任館長、蓑豊氏は、大阪市立美術館館長時代の2000年、

「フェルメール展」

の開催を主導しました。

開催のための費用は約10億円と、
企画展としては最大級のお金が必要でした。


蓑氏は、フェルメール展は絶対「受ける」と
考えていたそうですが、開催当初はあまり客足が伸びず
相当つらい思いをしたそうです。

しかし、広告宣伝費におよそ1億円を投じた結果、
期間中の総入館者数60万人という大成功を収めました。


蓑氏によれば、欧米では、美術館の企画展の広告宣伝費に
1億円程度の予算を計上するのはそれほど珍しいことでは
ないようです。

この点も、広告宣伝にお金を使おうとしない
日本の美術館とは大違い。


やはり、日本の美術館は、どんなにいい展示でも、
開催を知らなければお客さんはそうそう入らないという、
当然のことがわかっていないということでしょう。

また、別の見方をすれば、いい展示であるからこそ、
しっかり広告して多くのお客さんに見てもらうべきですよね。

投稿者 松尾 順 : 09:34 | コメント (2) | トラックバック

モンゴルで活躍、富山の置き薬

使った薬の分だけお金を払う「配置薬」、
いわゆる「富山の置き薬」は300年以上の歴史が
あるそうですね。

しかし、近年は、従来ながらの薬局だけでなく、
大型のドラッグストアが増えて気軽に安く買えることも
あって、相当苦戦してるようです。


私は以前、事務所に1年間だけ置いたことがあります。
かなり強引な売り込みにあい、安売り店に対抗してか、

「全薬品3割引にします」

と価格的には遜色なかったので試しにと置いてみました。

ところが、普段からほとんど病気・けがをしないため
結局、薬1錠もつかわずじまい。

置き薬のおじさんもあきれて引き上げていきました。


さて、わが国ではこんな状況ですが、
日本発祥の置き薬システムはモンゴルの遊牧民に人気で、
6万人のユーザーがいるそうです。

(日経産業新聞、07/11/09)


年に一度、遊牧民が現金収入を得る季節に、
医師が代金回収する仕組み。回収率はほぼ100%。

持続可能な医療モデルになりつつあり、
創業130年の配置薬の老舗、廣貫堂も同国での事業を
拡大中です。


医療制度がまだ整備されていない発展途上国では、
この独特の配置薬システムのニーズはかなり高いようですね。

投稿者 松尾 順 : 08:27 | コメント (0) | トラックバック

「あなたは民事裁判を起こされた」

こう書かれたはがきが届いた女性会社員(47歳)。


この女性が電話をすると、
弁護士などを名乗る4人の男性が

「訴訟取り下げには金が必要」

と現金の振込みを指示。


そこで、この女性、相手に言われるがまま、
1回当たり10万円ずつ146回にわたってATMから送金。

合計1455万円を振り込んだところで、
男性たちと連絡が取れなくなった。

女性は、この時点でようやく

「振り込め詐欺」

と気づいたようです。


だました詐欺師が一番悪いけれど、
この女性の世間知らずというか、お人よしぶりにも
ほどがありますね・・・

なぜ、人はこうやすやすとだまされてしまうのか?

投稿者 松尾 順 : 10:49 | コメント (1) | トラックバック

成人・未成年を自動判別する自動販売機

先日、カメラで捉えた顧客の顔つきを元に、
性別や年齢等を判別するシステムの実用化が近いことを
記事に書きました。

*自動化される顧客情報収集


同様の技術を用いて

成人・未成年

を判別するたばこ自販機が、今月12日に発売されるそうです。
(日経産業新聞、07/11/02)


この自販機は5円玉サイズの小型カメラを搭載、
「成人確認ボタン」を押すと、カメラが購入者の顔を写し、
「成人」と判断されればたばこの購入が可能です。

成人・未成年の判別は、
目や口の周りのしわ、たるみ具合、骨格などで行います。

精度は、10代~60代の500人のテストでは90%。


10代、20代の境目の方など、微妙な年齢層の場合は、

「判別不能」

と表示されるので、免許証を挿入して、
本人確認を行う仕組みです。


でも、すごく童顔でしわが少なく、
肌のハリもある若々しい30-40代の人などが、

「未成年」

と判別されたらどうなるんでしょうね。


たかが自販機の分際で、

「あんたは未成年だからダメよ」

と、たばこの購入を拒否するなんて屈辱的ですよね!

私だったら、メーカーにクレームの電話を入れます。

まあ、私はタバコを吸わないので、
そんなことにはそもそもならないのですけど。

投稿者 松尾 順 : 12:04 | コメント (0) | トラックバック

いつまでもデブと思うなよ!

1年間で50キロもの減量に成功した岡田斗司夫さん。

ベストセラーになってる

『いつまでもデブと思うなよ!』
(岡田斗司夫著、新潮新書)

で岡田さんが提唱するダイエット法は、

「レコーディングダイエット法」

ってやつですね。

具体的には、

毎日自分が何を食べたのか、また可能であれば
摂取カロリーを食べた後にすぐにメモする

だけ。

食事内容をきっちり「記録」するという厳格なやり方ではなく、
メモへのなぐり書き程度でも良いという敷居の低い方法。


私は、最近ちょっと

「おデブちゃん」

になりつつあり、上記本を買ってこの方法を実践してみるか、
でも、ダイエット本を買うほどまだ太ってないぞ(認めたくない)
という心の葛藤に悩んでいます。(笑)


ところで、岡田さんのインタビュー記事を読むと、

「レコーディングダイエット法」は、

食べたものをメモするだけでいい

ということが強調されすぎてますが、
重要なのは、記録することを通じて、
1日あたりの摂取カロリーを一定以下に抑えることです。


岡田さんによれば、

「1日1500キロカロリー」

に抑えるように食事量を調整することを

「ゲーム」

のように楽しめるようになれば、あまり苦にならないとか。


結局のところ、「レコーディングダイエット法」も、
「消費カロリー」以下に「摂取カロリー」を抑えれば
自然にやせるという単純な原理に基づいているわけですね。

投稿者 松尾 順 : 01:11 | コメント (4) | トラックバック

実用化近い電気自動車

幕張メッセで開催される

「東京モーターショー2007」

が開幕しましたね。

今年は、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない、
いわゆる「エコカー」の中でも、「次世代エコカー」の

「電気自動車」

が、注目株でしょうか。

「電気自動車」の実用化が、
いよいよ射程距離に入ってきてますから・・・


会社の不祥事では赤福の大先輩(笑)と言える
三菱自動車は、電気自動車をテコにした

ブランドイメージの回復

を狙ってるようです。


このところ、同社の電気自動車、

「iMiEV」

のTVコマーシャルが盛んに流れてますよね。


「iMiEV」は、家庭のコンセントから充電可能。

TVコマーシャルの中に登場している
実験車両(東京電力など電力会社の業務用)は、
1回の充電で80km走ります。

業務用としては十分な走行距離だそうです。

三菱自動車としては、07年度中に
これを160kmまで伸ばすことを目標に掲げています。

まあ、一般ユーザーが不満なく乗れるためには、
1回の充電で最低500km(東京-大阪間程度)は走らないと
駄目ですけどね。


ところで、エンジンを使わず、
モーターだけで動く電気自動車の特徴のひとつは、
飛びぬけた「静粛性」ですよね。

走行音が静かなのは、
乗ってる人にとってはありがたいこと。

しかし、歩行者にとっては、
車が接近していることを「エンジン音」で知ることが
難しくなるわけです。

なんだか人身事故が増えそうじゃないですか?


ですから、おそらく、事故防止の観点から、
人工的に適度な音量のエンジン音を作り出すといったことが
求められるでしょう。

ケータイのカメラのシャッター音が、
犯罪防止の観点から作られているのと類似の対応ですね。


静粛性が売りにもかかわらず、
わざわざノイズを作り出すのはちょっと変な対応
ではありますが。

投稿者 松尾 順 : 06:48 | コメント (2) | トラックバック

キリン・ザ・ゴールドの誤算

キリン・ザ・ゴールドって、

「プレミアムビール」

じゃないんですが・・・

でも、プレミアムビール(値段高いやつ!)って
思ってませんでした?


「キリン・ザ・ゴールド」は、キリンにとっては17年ぶりの
大型定番ビールとして、満を持して投入した新ビールでした。

しかし、あいかわらず苦戦中のようです。


苦戦の理由は、たいして違いが感じられない平凡な味、そして
あえてそうした‘控えめ目’のデザインが大きいと思いますが、

「ゴールド」

という名称が与えるゴージャス感が、

「プレミアムビール」

を連想させたことも販売不振の一因じゃないかと思います。


「キリン・ザ・ゴールド」のメインターゲットは
どちらかと言えば、おいしさよりも安さを求める若年層。

プレミアムビールだと勘違いされると厳しかったですね・・・

投稿者 松尾 順 : 07:04 | コメント (0) | トラックバック

赤福よ、お前もか!

1707年創業。
伝統に支えられた「信頼」のブランドだったはずの

「赤福」

もまた、地に墜ちてしまいましたね。


赤福は、お客さまを満足させるために

「3つの味」

を大切にしているという話を以前紹介しました。

赤福の3つの味


この「3つの味」とは、

「先味」とは、実際に口に入れる前の期待感
「中味」とは、食べた時の実際の味覚
「後味」とは、食後、心に残った印象

のことです。

このうち、今回発覚した「製造日かいざん」等、数々の不正は、

「中味」

に関わる品質管理のずさんさの表れですね。

しかし、今回の「悪事」露呈によって、
実際だめになったのは、

「先味」すなわち「ブランド」

です。

ブランドは、実際の味そのものに比べて
回復に時間がかかるのに・・・


しかし、これだけあちこちの会社が、
食品に関わる不正で摘発されていたのに、自社だけは

「ばれるはずがない」

と、赤福は思っていたのでしょうか。


また、情けないのは、
ウソがばれた今となっても、やはり社長は苦しい弁明
しかしないことですね。

今回も、記者会見で、お決まりのダメダメ文句が出ました。

(「会社ぐるみではないか」との質問に答えて)

“結果として長年の習慣で行われてきたのは事実


「結果として」というのはどういう意味ですか?

なんか、悪いことするようになったのは「不可抗力」
みたいな、無責任な言い方ですね。

いさぎよく、

「トップの命令で不正に手を染めてました」

と認め、懺悔し、現経営陣、創業者は総退陣して、
ゼロからやり直して欲しい!

投稿者 松尾 順 : 21:22 | コメント (0) | トラックバック

情報化社会の本質

“情報化社会というのは、なんでも情報が入る社会ではなくて、
 何もしなくても自然と個人の内部に情報が入ってきてしまう
 社会だ、みたいなことを書いたことがある”

だから、それに対応するには、何もしないでも入ってくる
 情報以外の情報を蓄積していかいないと、個性なんかなくなる
 と思ったんだ。”
(橘川幸夫氏)


上記のコメントも、昨日ご紹介した新刊、

『微力の力 おバカな21世紀、精神のサバイバル』
(橘川幸夫、村松恒平著、エンターブレイン)

からです。

橘川さんが、「情報化社会」を上記のように捉えたのは
30代の頃、つまり、約20年も前のことでした。

「情報化社会」の本質を見事に突いていますよね。


実際、今の私たちは勝手にやってくる「情報」だけで
いっぱいいっぱいという感覚があります。

しかし、こんな時代を乗り切るためには、
あふれる情報を取捨選択し、かつ自分なりの情報を「好奇心」を
持って、能動的に探索することが必要じゃないかと思いますね。

投稿者 松尾 順 : 06:46 | コメント (0) | トラックバック

『微力の力』

15日の夜、「亀有」というちょっと珍しい場所(「こち亀」の
両津勘吉巡査長の銅像が駅前に立ってますね)で開かれた

『微力の力』ほそぼそ出版パーティ

に参加してきました。


今回は、あえて「ほとんど告知をしない」方針を取られたので、
「ほそぼそパーティ」の名の通り、こじんまりとした集まりと
なりました。

おかげで、著者の方、および参加された方々と
濃密な会話ができて楽しかったです。


さて、『微力の力』(07/10/15発行)は、
本質を鋭く切り取る橘川幸夫さん(ロッキング・オン創刊者)と、
魂を貫くような表現がしびれる村松恒平さん(70年代「宝島」の
編集者)の共著。

内容は、かなりディープなテーマを取り上げながらも、
お二人の対談スタイルで書かれているので読みやすい本です。


同書の中から、気になった発言をひとつだけ紹介しましょう。

“ネットというWeb2.0の考え方に対して、僕は、
 編集機能を加えたWeb1.5という考え方を準備している。
 実際にやらないとわからないと思うので、やるけどね。”
 ネットは書く場所であって、読む場所ではない。
 ネットで見つけた素材を、読むに値する文章に編集する作業が
 絶対に必要なんだ。”(橘川さん)


『微力の力 おバカな21世紀、精神のサバイバル』
(橘川幸夫、村松恒平著、エンターブレイン)

投稿者 松尾 順 : 08:29 | コメント (0) | トラックバック

DMにしないバースデーカード

演劇集団キャラメルボックスでは、
ファンとの関係づくりをとても重視しています。


例えば、ファンクラブ
(「キャラメルボックス・サポーターズ・クラブ」)
のメンバーには、バースデーカードを送ります。

もちろん、そのくらいやって当然ですが、
文面が違うのです。


普通であれば、次回公演の案内とか、
最新DVDの紹介とかも‘ついでに’掲載するものです。
もろもろ経費がかかりますしね。

しかし、キャラメルボックスのバースデーカードには
お誕生日おめでとう以外のメッセージはありません。

差出人としてキャラメルボックスが記載されているだけ。


代表の加藤昌史氏によれば、
「売り」の要素が入ったら、バースデーカードではなく、
ダイレクトメールなってしまう。

だからそうしないのだそうです。


顧客に送るグリーティングカード
(バースデーカード、クリスマスカード、年賀状など)では、
「売り」の要素が強く出すぎてしまうと、

「親密さ」

が低下します。

「おめでとうなんて、親しげなふりをしながら、
実は「売りたい」という下心が透けて見えるからですね。


キャラメルボックスの場合、

バースデーカードはバースデーカードだ、

と下心をスパッと切り捨て、
お客さんとの良好な関係を作ることに徹しているのが、
実にいさぎよいですね。

投稿者 松尾 順 : 07:53 | コメント (0) | トラックバック

引いたら視聴率が落ちちゃった話

『踊る大走査線』『海猿』で知られる、フジテレビの
映画プロデューサー、亀山千広氏が、『ロンバケ』など、
月9のTVドラマを手がけていた頃の話です。


90年代以降、テレビは大画面化が進みました。

それまで、お茶の間に置いてある、家族みんなで見るテレビは、
せいぜい20インチ程度の大きさでしたが、30インチ、40インチ
の大画面テレビが普及していったのです。


フジテレビでは、この大画面化に合わせて、
TVドラマの制作方法を変えることにしました。

大画面で見ると、アップの映像は圧迫感があるため見苦しい。
そこで、ちょっと引き気味で撮影したのです。


ところが、そうすると月9の視聴率がどんどん低下していった。

この視聴率が低下した理由は、
視聴者の家庭内の状況を知ることでわかりました。


お茶の間に大画面テレビが入ると、
それまで使っていた小さいテレビは子供部屋に移されます。

月9のようなTVドラマは、
そもそも、あまり家族団らんで見るものではありません。

自分の部屋で、一人で見るのがしっくりきます。


つまり、テレビの大画面化が進んでも、
TVドラマは相変わらず20インチ程度の小さい画面で
見られていた。

そうすると、引き気味の構図では見にくい。
その結果、視聴者が減ってしまったのです。

このことがわかったフジテレビでは、
制作方法を元に戻したところ、視聴率の回復に成功したそうです。


情報を伝える「メディア」のちょっとした物理的制約が、
消費者の行動にいかに大きな影響を与えるかということが
わかる話ですよね。

投稿者 松尾 順 : 07:43 | コメント (0) | トラックバック

9月の肉まん、あんまん

10月になってもまだまだ暑い日のある東京ですが、
天気が崩れるとさすがに寒く感じますね。

ところで、事務所近くの「サークルKサンクス」では、
9月中旬くらいから、肉まん、あんまんが置いてあって、
ちょっと驚いてました。

いつもの年よりもずいぶん早い販売開始だと思います。

しかし、まだまだ暑い日のほうが多い9月早々から、
肉まん、あんまんを食べたいとは、あまり思わないですよねぇ・・・

結構、買う人いるんでしょうか?


そういえば、ファミリーマートは、
1年中「おでん」を販売してますが。

今夏の猛暑の最中でも、ちゃんと置いてありましたから、
やはり買う人がいるということでしょうか。


いつ、何を食べようと人の勝手ですけど、
コンビニの品揃えは、季節感を失わせる原因に
なってます・・・

投稿者 松尾 順 : 12:16 | コメント (0) | トラックバック

シリンダーを換えなくていいカギ

弊社事務所の隣の部屋に入居していた会社が移転したようで、
業者さんがドアの鍵を付け替えていました。

通常、鍵は、本体のシリンダーと呼ばれる部分も含め、
丸ごと替えるんですよね。


鍵は、入居者が出て行くたびに交換しなければなりませんが、
その費用は、鍵本体の費用と技術費・出張費併せて1万円程度。

したがって、多数の物件を抱える大家さんにとっては、
ばかにならない費用が出て行きます。


先日、シリンダーを交換しなくてもいい新製品が出たという
ニュースを読みました。

この新製品なら、自分で設定をちょっと変えるだけで、
古い鍵から新しい鍵に交換できるらしいです。

費用は、次の入居者に渡す新しい鍵代だけ。


今まで、こんな製品がなかったこと自体、
ちょっと不思議ですね。

従来の製品よりは多少割高のようですが、
鍵交換の費用と手間(立会いとかも不要になりますね)が
大幅に削減できるわけですから、画期的な製品と言えるでしょう。


ホント、「新製品のネタは尽きまじ」だと思います。

投稿者 松尾 順 : 07:46 | コメント (0) | トラックバック

オーシャンドーム・カジノ構想

宮崎のリゾート施設、シーガイアにあった

「オーシャンドーム」

が9月末で閉館したのはご存知でしょうか?


「オーシャンドーム」は、
ギネスブックに掲載されていた世界最大の室内型プール。

私も何度か行く機会があり、子供も大好きでした。

閉館前にもう一度行きたいなと思っていたんですが、
残念ながら果たせませんでした。


気になるのは、残された施設をどう再利用するかです。

カジノ」「水族館」「ウナギ養殖場」

などのアイディアがあるようです。


私は「カジノ」に1票です!

ギャンブルですから賛否両論あるでしょうけど、

「日本のラスベガス」

として人気を集めるんじゃないんでしょうか。


シーガイアはリゾートとしての魅力は大きいのですが、
やはり他の地域、とくに本州に住む人たちからは
遠く感じられますし、旅費が高くなるのが難点でした。


しかし、「カジノ」なら、
遠方からもっと客を呼べそうですよね。

投稿者 松尾 順 : 08:09 | コメント (0) | トラックバック

目利きと死に神の研究

消費者行動論を専門とされ、ユニークな研究に取り組まれている
明治学院大学経済学部教授、清水聰氏。

最近は、「目利き」と「死神」が研究テーマのようです。


清水先生とアサヒビールとの共同研究では、
「この人が言えば売れる」という「目利き」を利用して、
発売前に売れ行きを予測できるようになってきたそうです。

(宣伝会議、2007.9.15)

詳しい予測方法はわかりませんが、
目利きの人に新商品のプレスリリースを読んでもらい、
どの程度売れそうかを判定してもらうようです。


また、「死に神の研究」は、
ブランド評価の手法で、読売広告社との共同研究。

「自分がいいと思って買い始めるとなくなってしまう」

と言う人がいますが、この人が「死に神」です。

この「死に神」が購入者に占める割合で、
ブランド(の凋落の兆し?)を評価しようという試み。

なかなか面白い研究ですよね。


ちなみに、「目利きと死に神」に似たものとしては、

「オピニオンリーダーとディスオピニオンリーダー」

という概念がありますね。


「オピニオンリーダー」は、新商品を初期に試し、
周囲に利用を推奨する口コミ影響力のある人、
逆に、「ディスオピニオンリーダー」は、
そのユーザーが商品を利用を始めると、
これまでのユーザーが離れてしまうような人のことです。

たとえば、ルイ・ヴィトンのバッグを女子高生が
持っているのを見て、女子高生と一緒にされたくないと
ルイ・ヴィトンを買わなくなる人がいました。

この場合、女子高生が

「ディスオピニオンリーダー」

というわけです。


ともあれ、清水先生の「目利きと死に神」の研究成果が
発表されるのを楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 松尾 順 : 09:16 | コメント (0) | トラックバック

かっぱ寿司食い逃げ事件とラクーア開業時の話

先日、久しぶりに「かっぱ寿司」に寄りました。

そこでなんと、「食い逃げ事件」に遭遇!

隣に座っていた若い男性が、精算せずに姿を消したようで、
気づいた店員さんたちが慌ててました。


「かっぱ寿司」に行かれる方はおわかりだと思いますが、
入り口正面にレジがあり、その右奥がトイレになってます。

ですから、食後トイレに行き、レジ周辺に店員さんがいなければ、
そのまま何食わぬ顔をして外に出てしまうことが可能です。


「かっぱ寿司」ほどの巨大店舗になると、
混雑時は店員さんたちの目も行き届きませんし、
結構食い逃げが多いんじゃないでしょうか・・・


まあ、その食い逃げ野郎が食べた皿は6枚ほど。

支払い金額でも600円、原価だと200円そこらでしょうから、

「節度のある食い逃げ」

と言えないこともない・・・かな?


さて、「かっぱ寿司食い逃げ事件」に遭遇して、
ふと東京ドームにある温浴施設

「ラクーア」

開業時の話を思い出しました。


ラクーアを利用されるとわかりますが、
最初に入場料を払い、帰りに中で利用した飲食代や
マッサージ代などを精算することになっています。

そして、精算が終わると、カードが渡され、
それを1枚1枚出入口のゲートに入れて出る仕組みです。


このゲートですが、実は開業当時はなかったんですね。

でも、おかげで運営者側が思いもしない、
困ったことが起きたのでした。

精算しないまま帰ってしまう客が続出したのです。


それはうっかりなのか、
意図的だったのかはわかりませんが、
ともかくも、現象としては「無銭飲食者」の大量発生です。


というわけで、精算していない客は出られない仕組みを
慌てて設置したというわけです。

投稿者 松尾 順 : 13:36 | コメント (4) | トラックバック

自己破綻してるメッセージ

弊社の問い合わせ用アドレスに届いた
自己啓発系スパムメール。

なんとなく気になったので本文を見てみたら、

「一週間であなたの人生が変わるメッセージ」を
392日分用意しております。

とありました。

1週間で変われるのなら、

「392日分」

も必要ないですよね・・・


無理のあるメッセージは、
多くの場合「自己破綻」しています。

投稿者 松尾 順 : 22:31 | コメント (0) | トラックバック

「御社の提案書の説得力が10倍増します!」

「御社の提案書の説得力が10倍増します!」


先日送られてきたeメールの件名です。

内容は、提案書の説得力が確かに「増す」と思えたサービス
の案内でした。


しかし、この件名はいかがなものか。

この件名、単なるキャッチコピーだということはわかりますけど、

「あまりにオオゲサだよなあ」

と感じませんか。


ちょっといじわるな問い合わせですが、

「説得力が‘10倍’増すという根拠を示してください」

というeメールを送りたくなりました。


「文章に、具体的な数字を盛り込むと説得力が増す」

というのは文章術の定石ですが、
この文章は逆効果になっている例だと思います。

説得力の話だけに皮肉ですね。

(なお、実際のサービス内容や運営会社を揶揄している
 わけではありません。)

投稿者 松尾 順 : 00:52 | コメント (2) | トラックバック

ノコギリ演奏家

日本のものと異なり、幅広でペニョペニョの

「西洋ノコギリ」

をバイオリンで利用する「弓」で奏でると、
実に繊細な音が出るんですね。

その柔らかな高い音色は、目を閉じて耳を傾けると、

「天使の歌声」

に聴こえないこともありません。


世界には、「ノコギリ」を楽器として演奏する人が
相当数いるということを先日知って驚きました。

日本のノコギリ演奏家の第一人者は、サキタハヂメ氏です。
米国などで開催されてきた

「ノコギリ音楽祭」

で何度も優勝してます。


サキタ氏によると、

「演奏専用のノコギリ」

というのがあり、いちおう歯はついているものの、
目を立ててないので、木を切ることは難しいとのこと。


つまり、楽器としての演奏のためには、

「ノコギリの歯」

は本来不要なのです。

でも、「歯」は、ノコギリがノコギリであるための
大事なアイデンティティ。

歯を取ってしまったら、ただの「鉄板」に成り下がる。
確かに、ただの鉄板を弾いても面白くありませんね・・・!


それにしても、いろんな変なことをやってしまう、
人間という種は、本当に面白い存在だと思います。

投稿者 松尾 順 : 10:33 | コメント (0) | トラックバック

ミニブログ、そんなに伸びてない

先週木曜夜、台風が関東にひたひたとやってきている最中、

「国内ミニブログサービス5社によるトークバトル」
(比較勉強会)

に出席しました。


ミニブログは、米国の「Twitter」が注目されましたが、
1行(100文字程度)程度のショートメッセージが並んで
表示されるWebサイト。

独り言やつぶやきのような内容がほとんどで、
コメントができたり、SNS機能がついているものもあります。


さて、上記トークバトルに参加していた
ミニブログのサービス名称は次のとおりです。

・フィークル
・もごもご
・gumi
・モバツイッター
・タイムログ


5社の中で最後発の「Gumi」の9月時点のユーザーは約1700人。

残りの4社のユーザー数は、どこも、

ほぼ6千人前後(推定含む)

と横並びであることがわかって興味深かったです。

また、ユーザー数は、
春先にメディアで盛んに取り上げられた際に一気に増加した
そうですが、どのサービスも、ここ数ヶ月は月数百人程度と、
期待ほどは伸びてはいないようです。


「ミニブログ」は、既存のブログやSNSよりも
気楽に書けるサービスとして今後成長間違いないとは思います。

でも今のところは、

ちょっと足踏み状態に陥っている

という印象を持ちました。

投稿者 松尾 順 : 12:48 | コメント (2) | トラックバック

佃煮の量り売り

あなたは、デパ地下の食料品売り場で、
佃煮を100グラム注文したとします。

ここで、売り子さんの対応は次の2パターンに分かれます。

A:はかりの上に、佃煮をガバッと載せて、
 100グラムになるまで減らしていく。

B:はかりの上に、佃煮をやや少なめに載せて、
 100グラムになるまで足していく。

どちらの売り子さんから買おうと、あなたが手にするのは

「100グラムの佃煮」

ですね。同じものです。


しかし、AとBのどちらのサービスの方が、

「気分がいい」

でしょうか?


買い手の微妙な心理をわかっている一流の売り子さんは、
Bの方法をいつも意識してやります。

佃煮という商品に

「心地よい感情」

という付加価値をプラスするために。


サービスの本質は、
相手を心地よくさせるということなんでしょうね。

投稿者 松尾 順 : 17:59 | コメント (0) | トラックバック

「イミダス」「知恵蔵」休刊

このニュースはすでにご存知ですよね?


86年に創刊された「イミダス」。
創刊号は113万8千部、07年版は14万5千部。

89年創刊の「知恵蔵」。
当初は95万部、07年版は13万部。

どちらも約20年のうちに、
ほぼ10分の1に発行部数が縮小していたんですね・・・


用語の定義・説明のような、固定化された情報だけが載っている
辞書・辞典系書籍は、今後インターネットにますます
駆逐されていくんでしょうねぇ。

投稿者 松尾 順 : 09:15 | コメント (4) | トラックバック

バルサン氷殺ジェット

嫌な虫を一瞬にして凍らせて退治する新殺虫剤、

「バルサン氷殺ジェット」


従来の殺虫剤は、「殺虫成分」が体に悪そうで
使ってませんでした。


でも、凍死させるための冷却成分が入っているだけの

「氷殺ジェット」

なら安心と早速購入していたのですが・・・


ところが、この殺虫剤、肝心の

「○キ○リ」

には、効かないんですよね。

「這う虫用」と「飛ぶ虫用」の2種類があり、
てっきり「這う虫用」で「○キ○リ」が
退治できるかと思っていたのに、
実際ヤツに吹き付けても、風圧であっちに飛んでいくだけ。


缶の説明書きをよく読むと、
確かに「○キ○リ」は対象になってません。

説明不足だと思いました。

私の田舎などでは、いろんな這う虫が出没しますけど、
都会暮らしの最大の敵は「○キ○リ」ですからね。

あいつらを退治できなければ、役立たずもいいところです。


缶の表面に大きく、

「○キ○リ」には効きません!

という注意書きが欲しいところでした。

実際、

「○キ○リ」に効く

と勘違いして購入した人が私以外にもいますし・・・


ただ、幸いというか、
氷殺ジェットの自主回収が始まりました。

噴射剤として利用していた「可燃性ガス」が原因の
引火事故が起きたためです。

おかげで、使えない氷殺ジェットが返品できます。


とはいえ、画期的な製品でしたから、

「○キ○リ」に効く、火災の危険性の少ない
安全な「氷殺ジェット」の再販売を期待してます。

投稿者 松尾 順 : 07:36 | コメント (1) | トラックバック

PASMO君は「トランスフォーマー」

関東の鉄道、バスなどで使えるICカード乗車券、

「PASMO」

で登場してるキャラクター、どう思いますか?
(首都圏の方じゃないとあまりピンとこないと思いますが)

*PASMOのキャラクターの紹介


なんともパッとしない、気弱そうなロボットですよねぇ・・・
彼はたぶん男子でしょうね。名前はないので、勝手に

「PASMO君」

と呼ばせていただきます。


上記紹介ページを見るとわかりますが、
実は、PASMO君はただものじゃない。

普段は、おなかにある
ドラえもんのポケットのようなところから、
PASMOを取り出して使用。

ところが、急いでいるときは、
自ら「バス」や「電車」に変身して移動するのです。


つまり、PASMO君は「トランスフォーマー」だったわけです。
戦闘には向いていない、軟弱な体つきですけど。

投稿者 松尾 順 : 05:42 | コメント (0) | トラックバック

「差別化」こそが、経営、そしてマーケティングの本質だ!

日本一、休日が多く、日本一、差別化を図る会社、未来工業。

同社の創業者(現取締役相談役)、山田昭男氏は、

“我が社の製品は、他社も作っているものばかり。
 それでも他社とまったく同じものは作らない。
 どこかに違いをつける差別化が鉄則です。
 でなければ、価格競争になる。”

とおっしゃってます。
(YOMIURI ONLINE 中部発、グローカルより)


まことにごもっとも!

同じ製品を作るのなら、2社は必要ない。
安いほうが選ばれるに決まってるので、1社しか生き残れない。


「差別化」こそが、経営、そしてマーケティングの本質だ!


そうそう、山田昭男氏の講演(動画)が
‘Wisdom スペシャルセミナー’で閲覧できます。

*閲覧は無料ですが、メンバー登録が必要です。

投稿者 松尾 順 : 00:11 | コメント (0) | トラックバック

ラテンライブon屋形船

「隅田川に浮かぶ屋形船の船上でラテンバンドのライブを楽しむ」

という企画があります。

9月16日(日)PM6時半~

屋形船でライブなんてこと、
たぶん今まで誰もやってないでしょうねぇ・・・


このラテンバンド「SON四郎」は、
キューバのストリートミュージックをメインでやってまして、

ボーカル、アコースティックギター、ベース、ボンゴ

のアコースティック編成だから実現したんだと思います。

なお、当企画の主催は、このバンドのリーダーであり、
私のパーカッションの先生です。


興味のある方は、詳細をお知らせしますので、
私のメールアドレス( jmatsuo@sharpmind.co.jp )
までご一報ください。

先着50名だそうです。

投稿者 松尾 順 : 00:54 | コメント (0) | トラックバック

追い越し車線、走行車線、どっちが早く着く?

お盆のこの時期、帰省や旅行に車で出かけられる方は、
とんでもない高速の大渋滞に巻き込まれますよね・・・


さて、我が家では、

(妻)「ほら、追い越し車線が空いてるじゃない、移ったら!」

(私)「う、うん」

(妻)「あ、今度は走行車線が空いたよ」

(私)「あーうるさいなあ、もう。こせこせ動いたって、
    どうせ到着時間は何分も変わらないよ・・・」

などという会話を毎回、高速渋滞上で交わしています。


ただ、結局のところ、
渋滞時には追い越しと走行車線のどちらが早く着くのか、
夜も眠れないほど何年も前から気になっていました。


ところが、ちゃんと答えは出ていたんですね。

高速道路での実地調査の結果によると、
渋滞しているときは、走行車線の平均速度のほうが、
追越車線より速いことがわかっています。

つまり、「走行車線」のほうが早く目的地に着くのです!


こうした結果になる理由は、一言でいえば、

「合成の誤謬」

ですね。


一人ひとりの行動が、全体としては悪い結果を招くのです。

すなわち、みんな早く着きたいと思い、
追い越し車線に変更するために追い越し車線が過密となり、
1台あたりの平均速度が低下してしまう。


しかし、この

「走行車線の方が速い」

という真実をみんなが知ってしまうと、
誰も追い越し車線に変更しなくなるので、
今度は走行車線のほうが遅くなってしまうでしょうね。


集団行動は、振り子のように左右に大きく振れるもの。
ちょうどいいというのはなかなかありません。

投稿者 松尾 順 : 05:08 | コメント (2) | トラックバック

ブラウザー認知度ランキング

インターネット閲覧ソフト(ブラウザー)に
ついての最新の調査結果によると、「ソフト名を知っている」、
すなわち、「認知度」のランキングは次の通りです。
(日経新聞夕刊、2007/08/14)

-------------------------------------------------

1 インターネット・エクスプローラー(IE) → 94.1%
2 ネットスケープ・ナビゲーター → 45.6%
3 ファイヤーフォックス → 25.6%
4 オペラ → 25.4%
5 スレイプニール → 13.0%
6 サファリ → 11.7%
7 ルナスケープ → 9.2%

--------------------------------------------------

すでに4年以上バージョンアップがストップしている
「ネスケ」を、今でもほぼ2人に1人が知っている
(覚えている?)のは面白いですね。

一方、ファイヤーフォックスを始めとする
新興勢力ソフトは、せいぜい4人に1人くらいしか知りません。


今後、こうした新興勢力の認知度が高まったしても、
実際に利用してもらうハードルはさらに高いですよね。

私自身、「ファイヤーフォックス」や「サファリ」は
一応インストールしてます。

でも、ブックマークを移したりするのが面倒で、
結局「IE」に戻ってしまいます。


また、使い勝手の良さから、タブブラウザーの

「スレイプニール」

を一時期使ってましたが、
長々と回答した「オンラインアンケート」が
送信できなかったという経験をして以来、
スレイプニールは使う気になれません。

上記のがっかりした経験は2年ほど前のことですが、
当時はスレイプニールだと

「送信フォーム」

が機能しないサイトが結構ありました。

今は改善されているんでしょうかね。


<調査概要>
実施日:2007年8月6-7日
対象者・数:全国の18歳以上のネット利用者1030人(男女同数)
調査実施:マクロミル

投稿者 松尾 順 : 09:03 | コメント (2) | トラックバック

自宅最寄り駅前の「ファミマ」。

最近、警察官の

「実写原寸大パネル」

が入り口に置いてあることに気づきました。


「警察学校出たてです!」

といった感じの凛々しい若者がモデル(たぶんホンモノ)なので、

「威圧感」

はありません。


でも、写真とは言え、
警察官の制服姿には一瞬ギョっとしますね。


このパネル、強盗撃退が目的なんでしょうか?

心理的な予防効果が多少はありそうですけど、
カラスの撃退法と同様、一時的な効果しかないのでは?


それと、このパネルはこの店だけのアイディアなのか、
それとも、ファミマ本部が制作して、
全国の店舗に配布しているのかどうか気になってます。


あなたの近くのファミマには、

「警察官実写原寸大パネル」

立ってますか?

投稿者 松尾 順 : 08:59 | コメント (0) | トラックバック

フライドチキン70円事件

毎日のように立ち寄る事務所近くの某コンビニ。


昨日、レジの後ろに貼ってあった

「フライドチキン70円-数量限定-」

というのを見て2個注文したんですよ。


ところが、レジにいたオヤジさん(店長)が、
110円(通常価格)x2と打っていたので、

“あれ、1個70円じゃないんですか?”

と聞いたら、

“あ、それはもう終わりました・・・”

との答え。


“だって、後ろにデカデカとチラシ貼ってあるじゃないですか!”

というと、その場でチラシをはがし、チキンを渡しながら

“すいません”


はあ・・・

あなたは、“すいません”だけで終わりにするんですね!

と思わず口に出しそうになりました。


その場で、オヤジさんに、

「チラシがまだ貼ってあったんだから70円にしなさいよ」

あるいは、

「不愉快だから返品するよ」


と言っても良かったのですが、
気弱な私は黙って受け取ってきました。


実はこの店、長年使ってるのである程度事情が
わかってるのですが、オーナー店長のオヤジさんは、

「いらっしゃいませ」

もろくに言えない人。商売に向いてないんですよ。


一方で、奥さんの方はとても気さくな方で好感度120%。

「来週、フライドチキンの70円セールがありますよ!」

なんて教えてれたのも奥さんでした。


たぶん酒屋転業組のご夫婦。

昔ながらの酒屋だったら、
奥さんが店を切り盛りして、無愛想なオヤジさんは
酒の配達に出かけるという役割分担で
うまくいってたんんだろうなあと思います・・・

投稿者 松尾 順 : 00:59 | コメント (0) | トラックバック

昨日、帰宅中に松戸駅で途中下車し、

「みどりの窓口」

に立ち寄りました。

夜9時過ぎなのに、結構込んでるんですね。
番号札を取るとき、9人待ちでした。


自分の番がやってきたのは、結局15分後。
こんな時、私は本か雑誌を読むことにしています。

ですから、あっという間に自分の番号が呼ばれる感じです。
後ろの用事がなければあと30分待たされても平気!


ところが、周囲で同じように待ってる人を見ると、
一人だけ携帯を操作していた以外は、
漠然と窓口を凝視しながら、なにもしないで、
‘ただ’待っていました。

おそらく、

「早く自分の番が来ないかなあ」
「こいつ、ずいぶん時間かかってるなあ」

とか考えながら。


それぞれ、自分の時間をどうしようと本人の勝手ですから、
よけいなお世話ですが、なんかしたらどうでしょう?

読書じゃなくても、ゲームでもなんでもいいから。
なんかすごくもったいない。


「待ち時間」だからと、
受動的に時間が流れるままにしておくのではなくて、
能動的に考えて、自分がやれることをやれば、
単なる待ち時間でさえ、有効に活かせたことになりますよね。


いや、ほんと、人に取ってなにより大切にすべきものは、

「時間資源」

なんだと思うんですけど・・・


人生は有限。
40歳過ぎてから痛感しています。

投稿者 松尾 順 : 00:56 | コメント (0) | トラックバック

黒ひげUSBハブ

おなじみ、「黒ひげ危機一髪」に「4ポートUSBハブ」が、
‘単純にくっつているだけ’の製品が最近発売されてますね。

仕事の気分転換に、
黒ひげでちょっと遊べるというのはなかなか魅力的!


黒ひげの樽から伸びたUSBコネクターをパソコンにさすので、
このゲームはUSB電源駆動と思いきや、
そもそもこのゲームは電源不要なんですよねぇ・・・

でも、たとえ会社のデスクに置いていても、
普段は、USBハブとして使ってるわけですから、
誰も文句は言えません。


全然異なるものを単純に組み合わせただけでも、
魅力的な新商品になりえる好事例だと思います。

普通の黒ひげは、もはや買いたいと思いませんが、
「USBハブ」というゲームとは全然関係ない「実用性」が
付加されただけで、物欲が刺激されてしまうのは不思議です。


そうだ、次回作は

「人生ゲームUSBハブ」

というアイディアはいかがでしょうか?

デスクのスペースを取りすぎるという難点がありますけど・・・

投稿者 松尾 順 : 07:32 | コメント (0) | トラックバック

リクルートの

「R25」

は、先月(7月)で3周年を迎えましたね。


通勤帰りの時間つぶしとしては、
あいかわらず唯一の使えるフリーマガジンです。

欠かさず読んでます。


ただ、以前よりも、
ラックの減り方が遅くなってきたようです。

以前は、配布日の木曜日中に
あっというまになくなってました。

でも、いまは土曜日くらいまで残っていることが
多いです。(配布部数を増やしたのかな・・・)


さて、「R25」は、いまだ
東京京・神奈川・千葉・埼玉の首都圏だけに配布場所が
限られていて、事業としては成長の限界、いわゆる

「踊り場」

にあるのかなと思います。


そこで、その打開策のひとつとして始めたと思っていた、

「R25デジタル版」

ですが、07/08/30号で休刊だそうです。


デジタル版であれば、配布場所の制約を超え、
飛躍的に配布部数が伸ばせると考えたんだろうな、
と私は解釈してました。

わずか1年足らずでデジタル版を休刊する理由は
現時点では明確にされてません。

なぜでしょうねぇ・・・?

投稿者 松尾 順 : 07:30 | コメント (5) | トラックバック

私は学生時代にちょっとの間だけ

「たばこ」

を吸っていました。

結局、あまり好きになれなかったので、
以来喫煙はしていません。


ただ、調査会社にいた時は、
タバコの販売動向調査に関わっていましたので、
日本で販売されていた全銘柄名を暗記していましたけど・・・


さて、先日、デザイン関連の話でタバコのことを調べるため、
JT(日本たばこ産業株式会社)のWebサイトにアクセスしようと
したら改めて驚きました。


「JTたばこブランド Webサイト」

を閲覧するには、専用のIDとパスワードが必要なんですね。


しかも、その登録手続きがきわめて面倒。

PC/ケータイサイトからプロフィールを登録した後、
専用の電話番号に電話をかけて、

「私は成人喫煙者です」

と「成人喫煙者宣誓」をしなければならんのです。


タバコの広告に対する規制は、年々強化されてきてましたが、
ネットでの情報提供もここまで厳しく制限していたとは!

投稿者 松尾 順 : 07:27 | コメント (2) | トラックバック

宮崎シーガイア・オーシャンドーム閉鎖

うーん、残念です。

宮崎のフェニックス・シーガイア・リゾートにある
世界最大の屋内プール(ギネスブックにも登録)、

「オーシャンドーム」

が今年(07年)9月末で営業打ち切り、閉鎖されるんですね。
今後の再開の見込みはないようです。


オーシャンドームには、
私はこれまで2回行ったことがあります。
直近は、昨年の夏でした。

さすがに420億円かけただけあってスケールが大きく、
さまざまな形のスライダーも楽しい。

人工の波の上でやる「サーフィンショー」も、
オーシャンドームの規模だからこそ実演できるものでした。


経営再建中のシーガイアは、全体としては、
2007年3月決算で、1993年の営業開始以来で初の営業黒字を
達成したそうです。

ところが、オーシャンドームの年間来場者数は
前年度は過去最低の26万人まで減少して、シーガイア全体の
業績回復の足を引っ張る存在となっていましたから、

「オーシャンドームの閉鎖」

は、やむをえない経営判断ということでしょう。


おや、しかし「26万人」と言えば、
旭山動物園が96年に記録した、最低年間入場者数と同じです。

ところが、わずか10年後の昨年度には、
同園の入場者数が300万人を突破したのはご存知ですよね。


そこで提案ですが、
旭山動物園の「行動展示」を見習い、
シロクマ、ペンギン、アザラシ等をオーシャンドームに

「放し飼い」

にして、人間も一緒に泳ぐというのはどうでしょうか。
(結構マジメな提案のつもり)


ただ、ペンギン、アザラシはともかく、
シロクマと一緒に泳ぐのはちょっと、いやかなり危険ですかね!

投稿者 松尾 順 : 08:48 | コメント (0) | トラックバック

玄人筋には、あまり評判の良くない

「DoCoMo 2.0」

のコマーシャル。


しかし、CM好感度調査(CM総合研究所)の結果を見ると、

「DoCoMo 2.0」

のCMの好感度は非常に高く、
5月の放送開始以降、ずっと1位の座を占めていました。
(ただし、最新の調査(7月後期)では、10%差で、
 ソフトバンクモバイルにトップを奪われています。)


また、“商品にひかれた”要因の高かったCMでも、
6月、7月と連続して1位を獲得してます。


「DoCoMo 2.0」は、

若年層、素人筋

に向けて制作されたものですが、
どうやら、これら「ターゲットユーザー」の受けはいいようです。


もちろん、究極の目的である

「業績向上」

につながるかどうかは、
あとしばらく待たねばなりませんが・・・

投稿者 松尾 順 : 08:45 | コメント (0) | トラックバック

失速するメッセージ

某携帯電話会社から昨日届いたメルマガ、
冒頭の前振り文は次のようなものでした・・・

---------------------------------------

夏到来! 大きな口を開けて笑っているみたいな太陽を見上げて、
わんわんとうるさいほどのセミの声を聞くと、思わず歌っちゃう
歌はありませんか? 暑いからってふーふーいっているだけでなく、
夏っぽい歌を口ずさみながらリズミカルに過ごしたいですね。

---------------------------------------

この装飾過剰な形容詞に彩られた大袈裟な文章は、
メルマガ業務を請け負っているプロダクションが制作したもの
でしょうけど、いまだ夏を感じさせない天候不順が続く昨今、
この文章に共感を覚えた人は果たして何人いたのか?


効率向上のための業務の仕組み化で、
失われる細やかな心配り。失速するメッセージ・・・

大企業が、顧客と心を通じ合わせるのは
なんと難しいことでしょう。

投稿者 松尾 順 : 09:33 | コメント (11) | トラックバック

毎年届くDM

今年も届きました。
事務所近くのメガネ店からのダイレクトメール。

年に1回、この時期になると、
かもめーるのハガキでこの店のDMが送られてきます。

といっても実は、私が利用した店じゃありません。


私の事務所はマンションの1室。

ここ10年ほどは事務所として使われているのですが、
それ以前の一時期、個人(女性)が住んでいたらしく、
その人の宛名で届くのです。

前に住んでた個人の方は、
転居届けを出さなかったみたいですね。


ともあれ、このメガネ屋は、おそらく10年近く毎年、
本人に届かないDMを機械的に送り続けているわけです。

レスポンス(来店)が、長いことないんだから、
いいかげん、顧客リストから削除すればいいのに・・・!


残念ながら、この店は「知恵」を
あまり使ってらっしゃらないようです。

投稿者 松尾 順 : 08:34 | コメント (8) | トラックバック

俺の名前を間違えるな!

さて、今週届いたメルマガ本文冒頭には、

松尾潤様

とありました。


“バッキャヤロー、俺は「順」だ、「潤」じゃねぇ!”

と叫ぶほどではありませんが、やはり不愉快です。


人にとってもっとも心地よい「ことば」、それは

「自分の名前」

です。

しかし、だからこそ、

「相手の名前を間違える」

のは、相手を最も落胆させることになります。


いろいろお世話になってますから誌名を公表するのは控えます。

しかし、マーケティングをメインテーマでやってる専門誌
なんですから、細心の注意をお願いしますね!

投稿者 松尾 順 : 23:34 | コメント (3) | トラックバック

どうする?「グッドウィルドーム」

所沢の旧西武ドームは現在、

「グッドウィルドーム」

と呼ばれてますよね。
(その前は「インボイスSEIBUドーム」)

実は、西武鉄道とグッドウィルグループは、
今年07年1月1日からの5年契約を結んだばかりでした。


ところが、コムスンの不祥事で、
グッドウィルグループのブランドイメージが悪化。

「グッドウィルドーム」

の名称を使うことに対する非難が、
西武鉄道の株主の間で高まっているそうです。


西武側は、対応に苦慮している模様・・・
今後の展開によっては、契約解消もやむをえないでしょう。


ネーミングライツ(命名権)販売の歴史は、
日本ではまだ浅いのですが、そのリスクのひとつが
早くも発生したということですね。

投稿者 松尾 順 : 07:57 | コメント (0) | トラックバック

行くと一人2千円もらえる(ような)レストラン

ソフト・オン・デマンド創業者、高橋がなりさんの農業事業、
「国立ファーム」が運営するレストラン、

「農家の台所」

のことは、以前体験記事を書きました。

*百姓になった高橋がなりの『農家の台所』


今年07年1月30日オープンですから、まもなく半年経過です。

今のところ、毎月2千万円の赤字。

したがって、客数で割ると
一人当たり2千円あげてる計算になるそうです。
(もちろん、実際に2千円もらえるわけじゃありませんけど!)


「農家の台所」は、
シャキシャキと新鮮な野菜がおいしいお店でした。

最寄駅の国立に近い方は、ぜひ行ってみてください。


事務所が文京区、自宅が千葉・松戸の私には、
国立はちょっと遠すぎて、なかなか足を運べないのが残念です。

投稿者 松尾 順 : 01:48 | コメント (1) | トラックバック

派遣と言えば・・・

テンプスタッフの社長、篠原欣子氏の話によると、
徒手空拳で始めた派遣事業が軌道に乗った10年目、
社員数100人、売上百億となった頃に、一時期業績が停滞した
のだそうです。


当時は全社員が女性だったのですが、
もっと売上を伸ばそうよと篠原氏があおっても、

「私たちは今で十分です。」

みたいな言葉が返ってくる。


そんな時、ある支店に

男子学生のアルバイト

が入ったところ、俄然活気がでて、
その支店だけ業績が伸びたんだそうです。

以来、テンプスタッフでは、
男性社員を積極的に採用するようになったとのことでした。


やはり、人のモチベーションアップには

「異性」

の存在が重要なんですね。

また、その昔、人類の祖先は、男性たちがマンモス狩りに出、
女性たちは家を守るという役割分担をしてたわけですが、
当時の思考・行動パターン(男は攻め、女は守り)が
現代人のDNAにも、しっかり受け継がれているのかなと
思いました。

投稿者 松尾 順 : 10:00 | コメント (0) | トラックバック

先日、ITmedia Biz.IDの「達人の仕事術」の取材を受けまして、
既に記事がアップされています。


*インプットは仕入れ、アウトプットは広告 ― 松尾順さんの情報流通術


事務所で取材を受けているのに、
アロハ風シャツを着て、コンガと一緒に写っている写真が
あったりして、ちゃんと仕事をしているようには、
まるで見えないんですよね・・・(^_^;

投稿者 松尾 順 : 09:57 | コメント (0) | トラックバック

2割引の携帯クーポンが届いた時だけ行くレストラン

それは、「バーミヤン」です。
スカイラークグループの中華レストランですね。


店舗、メニュー、サービスはどれも十分なクオリティ。
価格も安く、食後の満足度はそこそこ高いのですが・・・

微妙に「何か」が足りないんです・・
不思議と「また来ようね」とならない。

クーポンじゃないと釣られない客です。(笑)


バーミヤンは、要するに「ファミレス」ですから、
価格がそこそこ安いのは当たり前ですね。
店舗、メニュー、サービスにもそれほど期待していない。


でも、やっぱり「味」には多少期待があります。

ところが、バーミヤンの味は、

「まずくはないが、うまくもない」

という微妙な味でした。

*バーミヤンに行かれたことのある方、どう思いますか?


さて、今期のバーミヤンは、
既存店売上高が2ケタ減だそうです。

すかいらーくグループの再上場の鍵を握るのは
バーミヤンの業績なので相当ヤバイ。

同業態の立て直しが喫緊の課題なのです。


その基本方向は、

「商品力の向上」

ということで、
原材料の見直しと調理技術の改善によって

「味」

を良くすることに取り組んでいます。


バーミヤン幹部によれば、

“何となくおいしくなった”

と思えるような微妙な違いとのことですが。


昨日、またバーミヤンから
2割引クーポンが届いたので、早速行ってみますか!

投稿者 松尾 順 : 01:23 | コメント (5) | トラックバック

売れない家

松戸の自宅から最寄り駅までの通勤途中に、
昔、古い社宅用マンションがありました。

今は取り壊されて、15戸ほどの建売住宅になってます。
(ミニ宅地開発といったところ)


これらはほぼ一斉に売り出されたんですが、
なぜだかいまだに1戸だけ売れ残ってるんですよね。

業者はなんとか売り切りろうと、内覧会のチラシを入れ、
週末には、案内人が一日詰めてるのをよく見ます。

しかし、なかなか売れないようです。
いまだに「販売中」ののぼりが立ったまま。


さて、私が毎日この家の前を通って感じる「売れない理由」
(仮説)を書かせていただくと、それは

「公」(パブリック)と「私」(プライベート)の境界

が引かれていないことです。


15戸のうち、公道に面しているのは3戸あります。

そのうち1戸は、塀で仕切ってあります。
もうひとつは生垣です。

しかし、売れない家は何もないんです。
2メートルほど公道から引っ込んでいるだけ。

公道から玄関のドアが丸見え。
2-3歩脇にそれるだけで玄関前に立てます。

なんか嫌ですよね・・・


自分の家というプライベートな空間と、公の空間は、
ちょっとでもいいから仕切られていないと、
なんとなく不安です。

ただ、公道と家の間は駐車スペースなので
塀や生垣が置けない設計になってます。

いまさら、公と私の境界はつくれません。


売れない理由は他にあるのかもしれません。
しかし、ひとつだけ売れ残るというのも変です。

同じ業者が開発したものですから、
規格や価格帯はほぼ同じのはずですし。


私の仮説が正しければ、
自分のテリトリーをはっきりさせたいという心理を
理解していなかった設計者の大チョンボということになりますね。


少なくとも、玄関の前にゴールドクレストあたりを
1本植えるだけでもずいぶん違うはずですが。

投稿者 松尾 順 : 09:38 | コメント (0) | トラックバック

スパ ラクーア

先日、数ヶ月ぶりに「スパ ラクーア」へ行きました。

事務所から徒歩10分少々と近いのに、
なかなか行く時間が取れません・・・


渋谷の温浴施設の爆発事故の影響か、
心なしかお客さんが少ないような印象を受けました。

もちろん、同施設でも緊急点検を行って、
設備機器には問題がないことを確認しています。


ところで、「スパ ラクーア」でも、
ようやくという感じで紙製の「スタンプカード」を
今年4月から導入してました。

行くたびにはんこを押してもらい、10個になると、
1回無料で入場できるという典型的なリピート施策です。


今どき、紙製のスタンプカードかと思いますが、
ローテクなだけに、コンピュータベースのポイントシステムと
違って、初期投資も運営経費も安い。

ですから、施設側としては続けやすいんですよね。
同時に、コアなユーザーをリピートさせる効果は高いわけです。


ところで、全国のサウナを渡り歩いている自称、

「サウナ大王」(その正体はビジネス誌編集者)

によれば、日本一のサウナは、

「スパ ラクーア」

だそうです。


私も確かに良いと思います。

燃えさかる家の中にいるかのような強烈な熱さが味わえる、
「オールド・ログ」という高温サウナと、
大画面テレビを見ることのできる「スタジアムサウナ」(中高温)
の2種類があるのが魅力です。


さて、スタンプカードももらっちゃったし、

「たまにはさっぱり気分転換しないと、
 いい仕事はできないしね!」

とか、いろいろ理由をひねり出して、
私も行く回数を増やそうかなと思ってます。(笑)

投稿者 松尾 順 : 11:23 | コメント (0) | トラックバック

ターザニア TARZANIA

ターザンのように木から木へと空中を飛び回る!
そんな体験ができる施設が今年の7月21日にオープンしますね。

フランス生まれの“フォレストアドベンチャー”、

「ターザニア」

です。首都圏初登場だそうで。


所在地は、千葉県長生郡長柄町にある「生命の森リゾート」内。
最寄駅はJR内房線誉田駅。車なら東京から約60分です。


豊洲にある、子供向け職業体験施設の「キッザニア」と
名称が似てますが関係はなさそう。

ともあれ、なかなか面白そうです。

自宅の千葉・松戸からはドア・ツー・ドアで90分程度と近いので、
ぜひ今夏行ってみたいと思います。

投稿者 松尾 順 : 05:47 | コメント (0) | トラックバック

「団塊戦隊!香リンジャー

若い女性や子供から嫌われる、加齢臭漂う“オヤジ”たちが、
家族愛・人類愛のために悪(悪臭軍団)に立ち向かう痛快戦隊
アニメ。


「団塊戦隊!香リンジャー」はフジテレビの美術センターが制作。
同局アナが声優を担当した社内制作アニメです。

“フジテレビZOO”のコンテンツとして今後シリーズ放映されて
いく予定。


先日、予告編を見ましたが、かなり自虐的。
微妙にすべってる印象を受けました。(笑)
(現在はなぜだか予告編が閲覧できませんね、
 何か表現上の問題があったのか・・・)

果たして人気キャラになるかは微妙ですねぇ。


しかし素朴な疑問。
なぜ、いわゆる「モモレンジャー」に当たる
女性キャラがいないのか?

女性にも加齢臭があるんですから、5人の勇士全員が男性
というのはちょっと不自然だと思います・・・


オヤジばかりが、「臭い」と言われるのは不当ではないかと。

投稿者 松尾 順 : 10:18 | コメント (0) | トラックバック

「確かにうまい」

最近、サントリー、「ザ・プレミアム・モルツ」の缶には、

“確かにうまい”

のコピーが書かれた小シールが貼ってありますね。


メーカー自身が、こうした自画自賛的なコピーを
製品に貼るのはちょっと傲慢な感じもします。


しかし、これでいいのです。

プレミアム・モルツを飲んでいる人は、

「確かにうまい」

と思って購入してるわけですから。


しかも、変な話ですが、こんなコピーを読まされると、
念押しされているようでありながら「やっぱりうまいよなあ!」
という気持ちが湧いてくる。


シンプルながら秀逸なコピーだと思います。

投稿者 松尾 順 : 09:49 | コメント (1) | トラックバック

3年我慢

化粧品の口コミサイト、「アットコスメ」


今でこそ、ネットビジネスの成功事例として、
また、Web2.0のトップランナーとして超有名ですが、
創業当時はやはり相当苦労されたようです。


人気メルマガの「プレジデントビジョン」に、
今、アットコスメの運営会社、(株)アイスタイルの
代表取締役兼CEO、吉松徹郎氏が登場されています。

吉松氏によれば、サービス開始当初(2000年ごろ)、
口コミを活用したマーケティングはほとんど理解されませんでした。


化粧品メーカーからは、悪口を書かれたらいやだと言われ、
広告会社からは、悪口が載っているようなサイトに広告を
出すなんてとんでもないと、広告出稿を取り下げられ・・・
と散々。

また、当時は資本金300万円の有限会社でしたし、
ネットバブルが弾けた後で、IT会社は信用できない。

与信も通らないから、取引できない。

ということも言われたそうです。


こんな状態が2年ほども続き、ようやく風向きが変わってきたのは
創業3年目、2002年くらいから・・・


やはり、新しいビジネスが認知され、事業の可能性が
見えてくるまで最低3年くらいは必要なんですね。


それまでは、自分を信じて信念を貫き、
様々な批判、中傷にじっと耐える強さが、
起業家には要求されるんだと改めて思いました。

投稿者 松尾 順 : 00:37 | コメント (0) | トラックバック

ミクシィユーザー、40歳以上は7.2%

先日、ミクシィの登録ユーザー数が1,000万人を
突破しましたよね。

登録者数の急激な伸長は言うまでもないんですが、
ユーザー属性をじっくり見ると、なかなか面白い発見があります。


性別では、

男性47.9%、女性52.1%(PC)

と、ほぼ半数なんですね。
モバイルだと、女性比率が56.6%とさらに増えます。


年齢別だと、ユーザー数が一番多いのは

20-24歳(33.8%)

次いで

25-29歳(24.7%)、30-34%(16.4%)

と続きます。


私が意外に感じたのが、40歳以上のユーザー構成比です。

40-44歳(3.7%)、45-49歳(1.9%)、50歳以上(1.6%)

と40歳未満と比較して極端に少ない。


40歳以上合計でも、7.2%と全体の1割にもなりません。


私は現在40歳前半ですが、ミクシィでは少数派なんだなと
あらためて実感しました。

自分がユーザーだと、もっと同年代のユーザーが多いように
勘違いしてしまいやすいものですよね。

投稿者 松尾 順 : 09:03 | コメント (0) | トラックバック

売れているのか売れていないのかよくわからないカップヌードル詰め替え

4月に、

「カップヌードル詰め替えセット」

の話を書きました。

「マイヌードルカップの深慮遠謀」

実は、最近、あまり食べてなかったんです。

でも、久しぶりに詰め替え用(リフィル)を買おうと、
詰め替えセットを購入したコンビニに行ったところ、
セットもリフィルも、影も形もありません。


やはり、それほど売れなかったので、
さっさと撤去されてしまったんでしょう。


さて、困りました。

このコンビニ以外で、詰め替え用を売ってるところを
まだ見たことがありません!

繰り返し使える、立派なプラスチック製容器、

「マイヌードルカップ」

をいったいどうしてくれるんですか>日清食品さん?


当初から懸念してましたが、
POSデータに基づいて、売れ筋以外の商品を
あっさり冷酷に切り捨てる流通サイドの壁を克服するのは、
さすがの日清食品さんでも難しいようです。

実は、この文を書いた日にちょうど、日経産業新聞で
カップヌードル詰め替えバージョンの開発担当者の
取材記事が掲載されていました。

記事を読むとそれなりに売れているようなことを担当者は
言ってましたが、じゃあどこで売ってるんだあ・・・・

投稿者 松尾 順 : 10:33 | コメント (0) | トラックバック

冷え冷えクールブリザード

今、私の事務所で最も高性能なのは、
今年1月に買ったばかりのノートPCです。

分析ソフトを使って、大規模データをガシガシ回すと、
かなりの熱を発しながらがんばってくれます。

これから暑くなりますし、
発熱しすぎて処理スピードが落ちるのはまずいので、
USB接続の冷却装置を購入しました。


ELECOMの

「冷え冷えクールブリザード」

というへんてこりんなネーミングの製品です。


この冷却装置は、要するにPC用小型扇風機です。

ノートPCの後部を載せる形で使用しますので、
キーボードが傾斜する形となり、打ちやすさも増します。

ファンの回る音が若干気にはなりますが、
使用感は悪くありませんね。


この製品、アマゾン、楽天などでの実売価格は3,000円前後です。

でも、ネットを探し回ってみると1,500円程度で販売している
オンラインショップを発見したので、そこで買いました。


同一製品で、2分の1の価格というのは相当な差ですよね。

購入したショップでは、特に「目玉商品」「セール品」と
いった位置づけで、意図的に安く価格設定していたのでは
なさそうでしたが。

投稿者 松尾 順 : 01:16 | コメント (0) | トラックバック

釈然としない体験

出張で某地方都市のビジネスホテルに宿泊。
なかなか快適なホテルだった。

出張から戻ってから、ネクタイを部屋に置き忘れてきたことに
気づいた。ホテルに電話したら、幸い保管してくれていた。

そこで、自分の自宅住所まで送ってくれるようお願いして
電話を切った。

数日後、宅配便でネクタイが届いた。

着払いだった。

落ち度は自分にあるとは言え、どうも釈然としない。
良いホテルではあったが、口コミで勧めることはないだろう。


以上は、先日読んだあるブログに書かれていた方の話です。

目先のコストを優先した結果、好意度を低下させ、
口コミパワーを自ら封じて、将来の利益を逃しているホテル。

どんな業界にも、こうした会社・お店が数多くありますよねぇ。


人は、想像力を働かせないと見えない未来の利得よりも、
目に見える今の利得を優先しようとするのが自然な心理です。

したがって、意識的に「長期的思考」を持たなければ
なりませんよね。


さて、ネクタイ一本の話でちょっとおおげさかもしれませんが、
経営の神様、ジャックウエルチの言葉でオチをつけます。(^_^)


“四半期の成果を求める圧力と、
 儲かる未来を築く必要性の両方に答えることが、
 優れた経営者の仕事である”

 (「ジャックウェルチのビジネス問答」PRESIDENT 2007.6.18)

投稿者 松尾 順 : 07:35 | コメント (2) | トラックバック

ベロタクシー増えてます。

ミク友さんの日記で知ったんですが、
東京・丸の内に「ベロタクシー」(自転車タクシー)が
走り始めたんですね。


ベロタクシージャパンのHP


を見ると、先月(4月)から開始したようです。


運行エリアは、丸の内周辺だけじゃなくて、
港区、渋谷区、千代田区、中央区の4区をカバー。

運行期間は4月から11月まで。

屋根はあるものの、ドアがありませんので
冬は寒くて乗る人がいないということでしょうか。


料金は初乗り0.5kmまで大人300円。
時速11Kmということですから、急ぎの用には向きませんね。
(言うまでもない)

でも、渋滞してたら逆に早いかも。


ベロタクシーは、東京以外でも、
大阪、京都、名古屋、熊本などですでに走ってますよね。


今年2月に、熊本行きANAの機内で見たドキュメンタリー
番組を思い出しました。

それは、熊本でベロタクシーを始めた若者たちを取材したもの
でした。

ベロタクシーは欧州(ドイツ?)で製造されているようで、
1台約80万円するそうです。


番組に登場した若者は、京都で見たベロタクシーに
感動して地元熊本でやりたくなり、何台か購入して営業を
始めたという経緯だったと思います。

カメラは、ベロタクシーを漕いで1日中走り回る若者たち
(女性もいました)を追いかけてましたが、
夏の炎天下で走るのはなかなか大変そうでした。

でも、健康的な商売ではありますね。
仕事の後のビールがうまいのは間違いなし!


ただ、熊本では多少需要に見込み違いがあったようです。

番組で見たベロタクシー1台に乗ったある日のお客さんの数は、
わずか5組ほど。日商数千円足らず。

まだ始めたばかりで、地元の方にあまり認知されて
いないという背景もあったようですが。


ベロタクシーの料金設定を考えると、
乗る人が地方より格段に多いはずの東京であっても、
そう簡単に儲かる商売ではないんでしょうね。

なお、乗車収入以外の収益源としては、
車体広告のスポンサーを集めるということを
やってます。

投稿者 松尾 順 : 00:56 | コメント (0) | トラックバック

ブレーキのないアクセルだけのクルマ

ブレーキのないアクセルだけのクルマ。

ソフトバンク社長、孫正義氏をなにかにたとえるとすると
こんな表現がぴったりでしょう。


同社元常務取締役、現SBIホールディングス代表取締役CEOの
北尾吉孝氏氏は、

“孫さんは止まるを知らない人です”

とおっしゃってますし。


孫氏が、野村證券にいた北尾氏にソフトバンクへの入社を
口説いていた時、北尾氏が、イトーヨーカドーの現名誉会長、
伊藤雅俊氏に相談したところ、

“孫さんは天才だよ、しかし重大な欠陥がある。それは、
 事業欲が強すぎることだ”

と答えたというのは結構有名な話ですよね。


ただ、伊藤氏は言葉を続けて、

“しかし、孫君のところならいいと思うよ。
 彼を止められるのは君くらいかもね”

と入社を後押ししたのです。


実際、北尾氏は、ソフトバンク入社後、
いわば、「暴走するクルマ」である孫氏のブレーキ役として
何度も孫氏を止めてきました。


さて、先日発表されたソフトバンクの2007年3月期連結決算では、
売り上げは前期の2.3倍の二兆五千四百四十二億円、
営業利益は二千七百十億円と、どちらも過去最高。

いろいろあった「ソフトバンクモバイル」も、
蓋を開けてみれば、増収増益。


旧ボーダーフォンの買収に当たっては、

「沈みゆく船を買おうとしているのか」

という議論があったようですが、結果的には、
連結営業利益の6割を携帯事業で稼ぐ構造となっています。


北尾氏は、昨年(06年)にソフトバンクグループを離れて
独立されていますが、北尾氏同社に対する貢献は相当なものが
あったんでしょうね。


冒頭の北尾氏の話は、

「何のために働くのか」
(北尾吉孝著、致知出版)

から。


この本は、なかなかに深い味わいのある内容でした。

投稿者 松尾 順 : 12:02 | コメント (0) | トラックバック

無料の飲料自動販売機

「なにかを無料で提供するので、その代わりに広告を見てね」

というビジネスモデルは、ユーザー側に広告を見る
「面倒」や「手間」があったりするとなかなか普及しにくいもの。

たとえば、電話をかける時に最初に15秒くらいの広告を
聞けば電話代がタダになるといったサービスは、はっきり言えば、
「面倒」なのであまり利用する気にならないですよね。

また、テレビ業界のように、ビデオ録画でCMスキップ可能と
いった抜け道が出てくると頭が痛い・・・


その点、電車内のように、ユーザーが「囚われの身」で
逃げ場がない状態だと広告を見てくれる率も高まりますから、
広告を出す側としては安心感があります。


さて、電車内と同様、ユーザーを囚われの身にして
広告を見せる新しいビジネスが登場!

それは、なんと“無料”の飲料自動販売機です。


自販機中央に設置された19インチの液晶タッチパネルから、
コーヒーやジュースなど好きなものを選ぶと、
紙コップに飲み物が注ぎ終わるまでの30秒の間、
その液晶画面に広告が流れる仕掛け。

しかも、紙コップも、広告と同じ図柄が印刷可能。


広告費用は、紙コップ1杯分で70-80円。

広告単価としてはかなり割高ではありますが、
自販機の設置場所を軸としたエリアマーケティングに
使えそうですね。


この無料飲料自動販売機の登場は、今年6月の見込み。
運営は、コップ式飲料自販機大手、アペックスと広告会社が
共同で行うそうです。

投稿者 松尾 順 : 09:23 | コメント (2) | トラックバック

笑顔.COM

先日書いたファミレスの話(未来はあるのか)を読んだ知人から、
メールをもらいました。

彼が立ち上げた会社

「セブンシーズ・アンド・パートナーズ」


では最近、サービス業を評価するビジネスを
始めていたんだそうです。


[ サービス業界をホスピタリティの視点から分析・ランキング ]
~ホスピタリティな人々~ 『 笑顔.COM 』

http://www.e-ga-o.com/


Webサイトを見ると、現在評価対象としているのは、

・ファミリーレストラン
・ファーストフード
・カフェ

の3業態です。

ランキングはWebサイトで公開されてます。
ちなみに、ファミレスの総合得点トップ3(03年3月現在)は、

1位 華屋与兵衛
2位 ジョナサン
3位 とんでん

となってますね。


知人の同社代表取締役、續池(つづいけ)さんによれば、
「ホスピタリティスクール」も開始する予定。

ホスピタリティを中心とするカリキュラムを提供して、
受講生には海外のホテルに派遣。1年間の研修終了後は、
日本のホテルに就職させるという仕組みだそう。


「笑顔.com」、「ホスピタリティスクール」のどちらも、
とても有望な分野ですし、今後の展開が楽しみです。

投稿者 松尾 順 : 17:10 | コメント (0) | トラックバック

400億円の男

私のグル(導師)である、マーケティングコンサルタント、
森行生さんの講演会が4月25日(水)に開催されました。

当日は、約100名の方が参加し盛会に終わりました。


さて、森さんは、JT(日本たばこ)から始まり、
マスターフーズ、コンサルティング会社などマーケティング・
スキルを磨いた後、「シストラット」を設立されたんですが、
実は、かなり周到にキャリアメイクされたと以前聞いたことが
あります。

たとえば、若いころから将来の独立を考えていたので、
会社設立時に必要となる法人名義の銀行口座がスムーズに
作れるよう、個人名義の銀行口座は最初から1行に絞って、
各種引き落としなどの取引を集中して信頼作りに努めたほど
なんですね。


ところで、森さんのマーケターとしての基盤は、
特にJT時代の経験が大きいとのこと。JT在籍中に、
ブランドマネージャーなどの立場で投じたマーケティング予算は、
実に400億円(自腹じゃないよ、会社のお金♪)に上ります。

ある調査では、合計400名のグループインタビューを敢行。
通常はせいぜい6名x5グループ(合計30名)ですから、
唖然とするほど大規模で贅沢なグルインですよね。


別の調査では、グルイン参加者の発言を活発化させるために、
吉本のお笑い芸人をモデレーター(司会)に使ったらどうか、
というアイディアを実行に移してみたそうです。

しかし、これは失敗。(>_<)

悲しいかな芸人の性、グルイン参加者を笑わせてばかりで、
まるでインタビューにならなかったそうです・・・


それにしても、JT時代はマーケティング予算を400億円も使わせてもらって、
もちろん会社の売り上げにも貢献されたんでしょうけど、
マーケターとしてのスキル・経験を蓄積できたというのはうらやましい。

昔、事故で瀕死の重傷を負った男性を半サイボーグ化して、
超人的な能力を持てるようになった「600万ドルの男」という米国の
テレビドラマがありましたが、あれをちょっと連想してしてしまいました。

森さんは400億円の男。

投稿者 松尾 順 : 09:29 | コメント (2) | トラックバック

ポッドキャストラジオ放送局に出演中

というわけで、よろしければ下記Webサイトへおいでください。

ウーマンライフ ポッドキャストラジオ放送局
http://womanlife.sakura.ne.jp/


女性がターゲットのポッドキャスティングということで、
多少女性聴取者を意識しながら、

「自分探し」と「他人探し」

というテーマでお話ししました。
ただし、男性の方にも参考にしていただける内容ではあります。


「自分探し」という言葉は最近よく聞きますが、その意味はおおむね

今の自分じゃない「理想の自分」がどこかにあると信じて探しにいく

という感じですよね?

でも、もし「自分探し」を上記のような意味で考えているとしたら、
おそらく幸せにはなれないんじゃないでしょうか?

幸せの青い鳥を外に探しにいっても絶対に見つからないのと同じです。


むしろ、幸せにつながる「自分探し」は、

自分のありのままの個性を知ること、そして、
その個性を素直に受け入れることでしょう。

まあ、自分だけが持つ個性は、本来ありのまま受け入れるしかないのに、
素直に受け入れられることができないから、本当は存在しない理想の自分を
探しに出かけたくなるのかもしれませんが。

そして、自分だけが持つ個性を知る一番の方法が、
さまざまな異質な人に出会い、相手の個性を理解することです。

これを「他人探し」と呼びます。

自分とは異なる個性の存在を知ることで、初めて自分自身の
個性が見えてきます。

「この人は、気が強いな」と感じたとしたら、逆に

「自分は、この人ほど気が強くない」

ということに気づくというわけです。

自分の身長が高いか低いかは、相対的なことなので、
別の誰かと比べて初めてわかるのと同様です。
(個性の違いも相対的なもの)


ざっと、こんなことをお話しています。

なお、幸せにつながらない「自分探し」を何かに喩えるなら、

犬が自分の尻尾をくわえようとして
同じところをぐるぐると回っているようなもの

というイメージが近いですね。
これは、私が尊敬する東大教授、
妹尾堅一郎先生から聞いた喩えです。

投稿者 松尾 順 : 03:16 | コメント (0) | トラックバック

スタッフのやる気を高める方法

「シンプルマーケティング」「ヒット商品を最初に買う人たち」

などの著作で有名なマーケティングコンサルタント、
森行生さんから、先日聞いた話です。


森さんの会社、「シストラット」は、
10人弱のスタッフを雇用してきましたが、これまでほとんど全員が
女性でした。(意図した結果ではないそうです・・・)

女性の場合、一般に結婚や出産など女性特有の事情で
退職することが多いので、森さんのところもそうかと思ったら、
離職率は低いのだそうです。


業務内容(リサーチなど)によっては在宅での作業も可能だから
ということでしたが、やはり居心地のいい会社であり、また、
マーケティングのプロ、そして経営者しての森さんの魅力が
大きいのでしょう。


そこで、スタッフのやる気を高めるためのコツを聞いたら、
森さんの答えは次のようなもの。

「それは、仕事を楽しくやってもらうこと」


私は、ちょっといじわるな突っ込みを入れました。

「仕事が楽しいというのは、スタッフ本人がそう思わなければ
 ダメですよね?」


これに対する森さんの切り返しは、

「私が仕事を楽しんでやれば、スタッフも楽しんでくれますよ」

でした。


森さんは、リサーチの結果をパソコンで見ていて、
興味深いデータを発見したりすると、

「これ面白れぇ・・・!」

と叫ぶのだそうです。

また、仮説通りの結果が出ていた時には、

「やった!いいぞ!」

などと、拳を突き上げてガッツマーク。


「経営者自ら、率先して仕事を楽しめば、
 スタッフだって楽しくなる」

というのが森さんの動機付けの考え方なんですね。


うちの社員はつまらさそうに仕事してるなあ、
とお感じの経営者の方、ご自身が一番つまらなさそうに
働いてませんか?

投稿者 松尾 順 : 10:01 | コメント (0) | トラックバック

変わらぬ上層部の体質

先日、ネット革命を理解する努力を放棄した情けない経営者の

”なんだか離れ小島でWeb2.0が行われていて、
やっている人たちが鎖国しているように感じる”

という「言いわけ」を紹介しました。


ネット革命は、さまざまな業界に大きな影響を及ぼしています。

ですから、こうした経営者も、

「自分の会社も、他人事では済まされない」

と薄々わかっているはずです。

なのに、新たな情報を取り入れ、
学ぼうとしないのは不思議でなりません。


さて、このことについて友人のChrosawaさんは、
次のようなコメントを残してくれています。

「こういった日本(日本人の権力者)の体質というか傾向は、
 第二次世界大戦当時の大本営や軍部と本質的に変わらない
 のでは。と感じます。」


なるほど、確かにそうかも知れません。

第二次世界大戦で日本軍が負けた原因については、
「失敗の本質」(戸部良一他著、ダイヤモンド社 )などで
徹底した分析が行われていますが、私が考えるに、
当時の日本軍上層部の一番の問題は、

「学習が、既存の枠組みの中での強化という方向でしか
 行われなかったこと」

です。


たとえば、海軍においては、日露戦争での成功をもたらした
「艦船主義」という枠組みを大前提としていました。

戦艦大和、武蔵といった巨艦が建造されたのも、
その枠組みの中での当然の選択ではありました。

しかし、第二次世界大戦では、
すでに「航空機による攻撃」を主体とした戦いへと
枠組み自体が変化していました。

ですから、大和や武蔵があっけなく撃沈されてしまったのは
新しい枠組みでは当然の帰結だったわけです。


つまり、当時の日本軍上層部には、最新の情報をきちんと
収集・分析し、「枠組み自体」を組み替えることのできる
柔軟な学習能力がなかったことということなんです。


今の一部の企業の上層部にも、
そんな学習能力の欠如した幹部がゴロゴロいるんでしょうねぇ!

投稿者 松尾 順 : 00:22 | コメント (0) | トラックバック

あなたの話がつまらない理由

あなたの話がつまらない理由。

それは、自分のことを主題にした「自分語り」ばかりだから。


人に話を聞いてほしければ、自分が知っている「変わった他人」
のことを話せばいい。

このように指摘するのは、イッセー尾形の一人芝居の演出を
手がけてきた森田雄三氏です。


実のところ、私たちは、「自分自身」にしか興味がない。

だから、誰もが自分のことを語りたい。
でも、他人がする「自分語り」は興味が持てない。退屈だ。

矛盾してますよね。


要するに、私たちのコミュニケーションは、
大きな矛盾を抱えたまま行われているんです。


*森田雄三氏の話は、

「イッセー尾形の人生コーチング」
(森田雄三/監修、朝山実/文、日経BP社)

から。なかなか面白い本です。

投稿者 松尾 順 : 14:45 | コメント (2) | トラックバック

大企業のウェブはなぜつまらないのか

”なんだか離れ小島でWeb2.0が行われていて、
やっている人たちが鎖国しているように感じる”


ネット革命に戸惑っている、ある経営者の弁だそうです。


「鎖国しているのは、あなたの会社のほうじゃないんですか?」

と思わず皮肉りたくなりますが、
企業という船の舵取り役であるべき経営者なのに、
外部の環境変化にあまりに鈍感すぎます。


というか、

「Web2.0が理解できないのは、自分の勉強不足」

だという事実から目をそむけ、相手を悪者化し、
自己正当化を図っていますね。


10年前じゃあるまいし、こんな経営者は少数派だといいんですが!


さて、冒頭に紹介した言葉は、

「大企業のウェブはなぜつまらないのか」
(本荘修二著、ダイヤモンド社)

から。

この本は、著者自身が言っていますが、
ハウツー本ではなく、経営書として書かれたものです。

ネットの現場にいる方には、それほど得るものはありません。


ネットにうとい上司や経営陣のデスクに、
さりげなく置いておきましょう・・・!

投稿者 松尾 順 : 14:13 | コメント (4) | トラックバック

最も簡単な企業機密の盗み方

最も簡単な企業機密の盗み方は・・・?

基幹情報システムへのハッキング?


いいえ違います。

犯罪歴のない若者を狙った会社に短期社員として送り込む。
そして重要情報や、アクセス権のある社員の個人情報を盗む。
実に簡単だそうです。(日経ビジネス、2007年3月5日号)

これ、昔ながらの「スパイ工作」ですね。


または、金融機関の口座番号やパスワードを知る立場にある
コールセンターのオペレーターから、電話を通じて言葉巧みに
聞き出す。

強固なファイアウォールで守られた情報システムよりも、
「人」をハッキングした方が、手軽で簡単。

高度なITの知識不要。


情報システムのセキュリティばかり気にしてたら
とんでもない別の抜け穴を見落としそうじゃないですか・・・?

投稿者 松尾 順 : 08:46 | コメント (1) | トラックバック

紙おむつ・ビール

ウォルマートでは、ベビー用紙おむつと缶ビール6Pパックが、
なぜだか一緒に買われている。

調べてみたら、奥さんに「紙おむつ買ってきて」と言われた夫が、
ついでに自分用のビールを同じショッピングカートに入れていた
ことがわかった!

そこで、紙おむつの隣に缶ビールを並べたところ、
売り上げが伸びた。
(考えてみれば、奇妙な陳列です・・・)


どうやらこれは作り話(捏造!?)らしいのですが、
データマイニングの有名な事例ですね。


「紙おむつ・ビール」のような分析方法は、
同時に購入された商品アイテム間の相関関係を見るものです。

ひとつの買い物カゴの中に入れられた商品の分析なので、

「ショッピングバスケット分析」

と呼ばれます。


日本語で説明するときには、

「併買(へいばい)状況の分析ですよ」

と話すんですが、こうしてPCで文章を作成する際に

「へいばい」

と入力しても、不思議なことに

「併売」

としか変換されないんですよね。


考えてみれば、売り手側から見た「併せて売る」という発想は
昔からありました。

でも、買い手側から見た「併せて買う」という発想は、
データマイニングが登場したこの10数年のことなんですよね。


それにしても、そろそろ「へいばい→併買」の変換に対応して
ほしいです。マイクロソフトさん、お願いします。

投稿者 松尾 順 : 11:02 | コメント (0) | トラックバック

ポイントの大移動

「顧客囲い込み施策」

として多くの企業が導入している「ポイントシステム」ですが、
その発行総額は、現在4500億円以上と推定されているんですね。
(野村総合研究所調べ)


「ポイントシステム」は、
実質的には「金銭」に換算できるメリットをユーザーに
提供しているので、私は、この施策のことを

「金銭的報酬」を与えるロイヤルティプログラム

と呼んでいます。
(ちなみに、ユーザーの自己重要感や名誉欲をくすぐるのは
 「精神的報酬」を与えるロイヤルティプログラム)


問題は、ポイントシステムは、要するに金銭でユーザーの歓心を
買おうというわけですから、ユーザー側も打算的に動くこと。

できるだけ得になるポイントにどんどん移ってしまうんですね。


最近は、ポイント間で交換できるサービスが普及しつつありますが、
「ポイントの大移動」の行き先の3割以上は、全日空、日本航空
などのマイレージプログラムだそうです。

一般的なポイントの金額換算価値はおおむね1ポイント=1円ですが、
航空会社のそれは4円以上ですから。


実際、私の場合もポイント集めは、
全日空のマイルになるべく集約しようとしています。(^_^)

投稿者 松尾 順 : 13:26 | コメント (0) | トラックバック

「R25」デジタル版

あいかわらず、「R25」は面白い!

私は、ターゲット層(M1層:20-34歳の男性)ではありませんが、
「へぇー」と驚かされることが多いんですよね。


「R25」の面白さの秘密は、編集のコンセプトが「そもそも論」
にあるんでしょう。あまりに日常的過ぎて深く考えないことを
あえてテーマに取り上げているからこそ、意外な気づきが
あります。

ただ、以前も書きましたが、通勤ルート上に置いてないので
よく取り忘れてしまい、読めない週も結構多かったんです。


ところが、いつからなのか知りませんが、
「R25」がデジタルマガジンで読めるようになっていました。

雑誌のオンライン書店「Fujisan」で!

‘今なら「0円」’と書いてありますが、ひょっとして
「R25」のデジタル版は有料化を考えているんでしょうか?

また、ちょっと理解しにくいのは、
「R25」本誌でも、また「R25]公式サイトでも、
デジタル版の告知を一切していない点です。

なぜでしょうね?


ともあれ、今はデジタルもタダ。

「R25」を読みたくても読めなかった地方の人にも朗報ですよね!


さて、「R25」がデジタルマガジン版を積極的に告知しない理由、
それはおそらく、「R25」の紙版が、M1層の行動パターンに
沿ったページ構成になっているからでしょう。


「R25の仕掛け」

でご紹介したように、誌面構成は、20-34歳の男性が
都心の職場を夜8時頃に出て、駅に向かう途中で「R25」を
ピックアップし、帰りの電車で読むことを想定してます。

ところが、デジタル版は、そんな状況設定を
無意味なものにしてしまいますからね!


では、それでもデジタル版を出さなければならない必然性は?

地方在住者からの「俺も読みたいよ!」という声が
たくさん寄せられたのかもしれません。

あるいは、現在の60万部という発行部数をこれ以上増やすことは、
リアルワールドでは限界があるからでしょうか?

藤井編集長によれば、
地方版の発行も考えてはいるとのことでしたが。


なお、「R25」は、公式サイトで自由に閲覧できず、

「Fujisan」

を通じて申し込まないと、無料購読ができません。

これはきっちりとデジタル版の購読部数を把握して、
トータルでの発行部数を伸ばし、広告単価を引き上げたいから
なんでしょうね・・・

投稿者 松尾 順 : 07:14 | コメント (0) | トラックバック

サブリミナルなスロットマシン

サブリミナルなスロットマシン


「サブリミナル効果」ってご存知ですか?

よく知られている話は、
映画フィルムの中にポップコーンやコーラの画像を
数コマだけまぎれこませる実験です。数コマだけですから、
映画を見ている人は、これらの存在を認知することはできません。

でも、その映画を見た人は、なぜだかポップコーンやコーラが
やたらと欲しくなったそうです。

その理由は、ポップコーンやコーラの存在を「無意識」では
認知することができていて、見た人の食欲中枢を刺激したためと
考えられています。

これが「サブリミナル効果」です。


「サブリミナル効果」は、人の「無意識」に働きかけることで、
本人が気づかないように操作できることになりますから、
映画やテレビなどで使用することは禁止されています。


さて、このサブリミナル効果を使用していたとして、
公営カジノに置かれていた「スロットマシン」が撤去されるという
事件が最近、カナダ・オンタリオ州で起きました。


このスロットマシンは、回転中に同じマークがそろう場面が
毎回、一瞬だけ現れるという現象が起きていました。

そして、この表示方法はスロットで遊ぶ人を
意図的に夢中にさせようとしたものだと判断されたわけです。


実は、このスロットは「コナミ」の米子会社、
「コナミ・ゲーミング」が製造したもの。同社によれば、
単なるプログラムのミスだったと説明しています。

現在、オンタリオ州の監督機関が調査に乗り出していますが、
どのような調査結果が報告されるか気になりますね。


なお、冒頭に紹介した映画フィルムの実験は「捏造」では
ないかとも言われています。また、「サブリミナル効果」の存在を
明確に示した信頼性の高い実験はまだ行われていないようですね。

投稿者 松尾 順 : 06:42 | コメント (0) | トラックバック

日本一苦情の多いタクシー会社

MKタクシー、乗ったことありますか?
運転手さんの真っ白な手袋がまぶしい!って感じです。(笑)

同社は、サービスの高さで定評のある京都発祥のタクシー会社
ですよね。東京でも数年前から走ってます。


さて、運転手の質の高さが自慢のMKタクシーですが、
実は結構な数の苦情が寄せられます。

同社によれば、おそらく

「日本一苦情が多いタクシー会社」

ではないかということ。


お客さんからは、

「挨拶がなかった」「無愛想だった」

といった苦情が来るそうですが、よく考えると、
こうした問題は、他のタクシー会社には

「はなから期待していないこと」

ですし、

「苦情を言うだけ無駄」

だと考えてしまうことです。


ですから、逆に言えば、このような苦情が来るというのは、
MKタクシーに対する期待の高さや愛着を示すものだと言えます。


お客さんの愛のムチに磨かれ、MKタクシーのサービスは
さらにが向上し、結果として乗車率がさらに伸び、
会社も儲かるという構造です。


変な話ですが、MKタクシーの場合、他の会社と逆で、
苦情が来なくなったら「やばい徴候」と考えるべきなんでしょう。

投稿者 松尾 順 : 07:38 | コメント (11) | トラックバック

マックとルノワール

最近、マクドナルドに行く頻度が有意に多くなっています。

理由は、

・どこにでもあって
・快適に無線LANが使えて
・気兼ねなく長居ができる

ので、外出時の時間を有意義に使えるからです。


「無線LAN」が使えるお店はまだまだ少ないんですが、
その原因を考えてみると、長居するお客さんが増えて
回転率が悪化し、売上減少につながりかねないからでしょうね。

その点、マックはテイクアウト比率が高いので、
あまり店内の回転率低下が問題にならないわけです。


逆に、サラリーマンのオアシス、「ルノワール」は、

「いくらでも、ゆっくりしてらしてください!」

という、回転率を重視しない喫茶店だからでしょうか、
やはり無線LAN導入に積極的です。

投稿者 松尾 順 : 03:18 | コメント (0) | トラックバック

「ロンドンバニー共和国」

「ロンドンバニー共和国」

なんで、ロンドンで、バニーで、共和国なんだ!?

ロンドンバニー共和国」

東京にいらっしゃる方は、
交通広告やイベントで目にされてますよね。
水色のうさぎ耳をかぶったイギリス人たち・・・


ポスターには、

「夜はテムズで、ムズムズ」

とかの変なコピーも。

どこから、こんなアホらしいアイディアが・・・
(決して悪口ではありません)という感じです。


どうやら、ロンドン市観光局による、いわゆる

「ロンドンに行こう」(観光客誘致)

キャンペーンのようですね。


このキャンペーン、いわゆる

「CGM」(Consumer-Generated Marketing)

にも取り組んでいて、その一環でしょう、
ミクシィでもコミュニティが立ち上がっています。

そういえば、このところミクシィのヘッダースペースには、
「うさミミ」が並んだ怪しいバナー広告も掲出されてました。

あまりに怪しすぎてクリックする気にはなりませんでしたが・・・

ミクシィのコミュは現時点(2007/02/26AM9)で13637人です。
私も、取り急ぎメンバーになってみました。(笑)


コミュニティ掲示板をみると、
ロンドンまでの往復航空券が当たるキャンペーンやってますね。

キャンペーンサイトで大々的に告知せず、
コミュニティのサイトでひっそりやるというのはなかなかです。

ちなみに、この無料航空券をもらうためには、
うさミミ画像をダウンロードして自分のプロフィール写真と
合成し、うさミミ男、うさミミ女に変身しなければなりません。


あなたは応募したいと思いますか?

投稿者 松尾 順 : 10:50 | コメント (0) | トラックバック

CGMマーケティング

この3年くらい会ってなかった米国在住の知人から、
マイミク申請が届いたので早速承認ボタンを押しました。


実は、GREEではつながってたんですけど。

でも、その知人も、そして私もですが、
GREEはほとんど使ってなかったんですよね・・・


先日、「CGMマーケティング」
(伊地知晋一著、ソフトバンククリエイティブ)

という本を読んでいて「へぇー」と思ったのが、
GREEは2004年2月29日、一方のmixiは同年3月3日に
それぞれサイトを開設していて、わずか3日しか開始日が
違わないことです。

つまり、この2つのSNSは、ほぼ横一線でスタートを
切っているんですね。

ところが今、mixiのユーザー数は600万人くらい
GREEは40万人くらいと、とんでもない差がついてしまってます。


機能にたいした違いはないし、
GREEが嫌いだとか、使いたくないと明確に感じている人は
少ないと思うんですけど、こうなっちゃうのは不思議ですね。

投稿者 松尾 順 : 09:31 | コメント (1) | トラックバック

豪州人スキーヤーのメッカ

北海道ニセコ地区が、外国人、特に豪州人スキーヤーのメッカに
なりつつあること、ご存知の方多いですよね。
(日経夕刊、2007/01/11)


ニセコに拠点を置く旅行会社スキージャパンコム(03年設立)
の創立者が、豪州人をニセコに初めて連れて来たのは1998年
だったそうです。

当時、外国人スキーヤーの姿はまったくなし。

以来、豪州人スキーやの集客を図ってきました。
2000年のスキーシーズンは850人。2002年でも660人。

しかし、2003年には、2900人と一気に増えて、
今シーズンは、軽く1万人を超えるようになっています。


しかも、彼らの滞在期間は1週間~10日間。
せいぜい、2-3日しか滞在しない国内スキーヤーと比べて
とてもありがたいお客さんですね。


ニセコ人気の理由は、「パウダースノー」と呼ばれる
雪質の良さだそうです。

しかし、ただそれだけで外国人が来てくれることはなく、
現地関係者の息の長い取り組みがあってこそ、
今があるんでしょう。

投稿者 松尾 順 : 18:44 | コメント (0) | トラックバック

「主張しない庭」

庭師・北山安夫氏がデザインする日本庭園の「コンセプト」は、

「主張しない庭」

です。


「おのれを捨てることによって、おのれを生かす」

NHKプロフェッショナルに登場した当代きっての
一流庭師が語る言葉の意味は深い。


北山氏の庭園を構成する石や木々、苔、池など、
個々の要素は確かに主張しすぎず、全体に溶け込んでいて、
無理のない調和を生み出しています。

どれひとつとして前に出過ぎていない。

だからこそ、全体の関係性の中で一つひとつの個性が
生き生きと際立つ。

そんなことなんですかね?

投稿者 松尾 順 : 11:22 | コメント (0) | トラックバック

ツービッグ、ツーフェイルな日本航空

派遣や教育研修事業を行う「ザ・アール」の奥谷禮子社長は、
25年前に日本航空を退社し、同社を設立しました。

当時の日本航空も、天下りの元役人が経営を牛耳っており、
彼らの経営感覚のなさに、奥谷氏はほとほと辟易したそうです。


25年後の今、日本航空は経営再建の瀬戸際に立たされていますが、
上層部の甘さにあまり変化はありません。


「うちは、ツービッグ、ツーフェイル(大きすぎてつぶせない)
 だからね・・・」

と開き直る同社のお偉いさんがいるそうですが、
よくもまあそんなことを公言できるものです・・・

人はだれもが、年を重ねれば相応に成長し、
円熟するものではないということがわかりますね。


現場で誠心誠意がんばっている
日本航空の社員さんたちにとっては、大層無念なことでしょう。

投稿者 松尾 順 : 10:31 | コメント (0) | トラックバック

ノイズキャンセリングヘッドホンの憂鬱

電車に乗ってる時にうるさく感じる「ゴーッ」といった騒音を
小さくして、携帯音楽プレーヤーから流れる音楽が快適に聴ける。

こんな機能を持つヘッドホンが最近、次々と発売されてますね。


「ノイズキャンセリングヘッドホン」

と呼ばれるもので、文字通りノイズをキャンセルしてくれます。


以前は、1-2種類しかなかったんですが、
今、ビックカメラなどのヘッドホンコーナーに行くと、
このタイプだけで10種類くらいは並んでますね。

ただ、性能にはずいぶん差があります・・・


私は、30年来のいわゆる「ウォークマン(今はiPod)ユーザー」
なので、ヘッドホンもあれこれ試しています。

ノイズキャンセリング機能付ヘッドホンも、数年前から
何種類か試してきました。


正直、1万円未満の製品はやめたほうがいいです。
(全部を試したわけじゃないですが)

ノイズとともに、音質までキャンセルしちゃってくれるので、
音楽が聴けたもんじゃありません。

1万円台の製品でようやく「まあいいかな」
と思えるレベルでした。


ただ、ヘッドホンに2万、3万はとても出せない小市民な私。

ノイズキャンセリングヘッドホンの先駆者的存在の
BOSE製品は確か4万円台ですが、いまだ憧れの存在です。

ですので、そうしたハイエンドモデルが
どのくらいすばらしいのか、よくわからないんですよね・・・

投稿者 松尾 順 : 10:34 | コメント (0) | トラックバック

味の素の化粧品

味の素は、化粧品も作っていたんですね。
あなたはご存知でしたか。

「ジーノ」(JINO)

というブランド名です。97年に誕生した通販専用の化粧品。

アマゾンから届いた本に同梱されていたチラシで、
初めてこのブランド名を知りました。

味の素が長年培ってきた「アミノ酸研究」の成果を
生かした化粧品であり、ユーザーの評価は高いようですね。


でも、なんとなくしっくりこないと感じませんか。

「味の素」のブランドについて、
私たちが頭の中に持つ「思い出の小箱」の中にうまく入らない
んですよね。

ジーノの商品ラインアップは基礎化粧品です。

ですから、メークアップ化粧品に求められるような
「洗練されたブランドイメージ」はそれほど重要ではありません。

それにしても、「味の素」と聞いて連想する、
ほんだし、クックドゥ、クノールカップスープなどと、
化粧品のイメージは決して折り合いがよくないですよね。


日用品メーカー、花王の化粧品事業(ソフィーナ)が、
やはり、ブランドイメージの折り合いの悪さでなかなかシェアを
拡大できなかったのですが、同じ問題点をジーノに感じます。

「味の素」を前面に出さないほうが
もっとうまくいくんじゃないかと思うんですが。


ターゲットの女性層は果たしてどう感じているのでしょうか?

投稿者 松尾 順 : 11:24 | コメント (0) | トラックバック

やっぱりダメな三菱自動車

私はJリーグのことはそれほど詳しくありませんが、
Jリーグは、欧州では一般的な地域密着型「市民クラブ」を
目指していたことくらいは知っています。


今、人気、実力とも最高の浦和レッズもまた、
地域密着型市民クラブ化に向けて、
地元企業に株を持ってもらう「第三者割当増資」を
考えていたそうです。

しかし、この計画は、親会社の三菱自動車に反対されて、
現在、頓挫しているそうですね。


親会社のトップに言わせると、

「三菱自動車グループの中で、‘浦和レッズ’は
 大切な財産だ。当社の持ち株比率を減らすわけにはいかない」

ということらしいです。


確かに、浦和レッズは今でこそ売上68億円、黒字化も果たして
いますが、三菱自動車が長年にわたって損失補てんを
してきました。

ですから、しばらくは恩返しをすべきだという考え方にも
妥当性があるかもしれません。


しかし、結果的に市民クラブ化を阻むことになる今の姿勢は、
自社の目先の利益だけを追求した社会性のない考え方のように
思います。

こうした姿勢は、三菱自動車に対する社会的評価を
ますます悪化させ、長期的な収益低下につながる可能性が高い
ことがわからないのでしょうか。


ちなみに、浦和レッズが、優れた選手を獲得しようと思っても、
契約金が500万円以上を超える場合には、親会社の役員会議での
決裁を通す必要があります。

そんなのんびりしたことをやっていたら、
いい選手は他のチームにさっさと取られてしまいますよね。

しかし、親会社は、決まりを守れとうるさく言ってくるそうです。


三菱自動車は、あれこれと不祥事が続いてきましたが、
やはり、トップがダメだと、すべての行動がダメですね。

投稿者 松尾 順 : 12:20 | コメント (0) | トラックバック

猿のウォークマン

「精密音響機械なのに、
 『猿のウォークマン』なんて呼ばれたらどうします。」


猿の「チョロ松」が、芦ノ湖を前にウォークマンを聞きながら
瞑想するコマーシャルは、本当に印象的でしたよね。

しかし、最初にこのアイディアをコピーライター、仲畑貴志氏らが
提案した時、ソニーの関係者の中には冒頭のような反応をする
バカなことを言う人もいたそうです。
(宣伝会議、2007.2.1)


ウォークマンも、当初は小型軽量を謳っていれば売れた。

でも、どんどん小さくしていってカセットテープサイズまでに
なってしまうと、もはや「小型軽量」を訴えても人は動かない。

もはや、これ以上軽く小さくすると、
かえて使いづらくなる「認知限界」に達してしまった。


だから、仲畑氏は

「お猿のウォークマン」

で売ろうと考えたのです。
仲畑氏には自信がありました。愛されればいい。


結果は自信通り、お猿で爆発的に売れた。
機能や装備を声高に訴求するコマーシャルよりもはるかに売れた。


チョロ松のCMは87年に放映されましたが、
その時点でウォークマンは、
機能的価値から情緒的価値の訴求への方向転換に
見事に成功したというわけですね。

なお、ご存知かと思いますが、
チョロ松は、今年1月14日に老衰で天国に召されています。

投稿者 松尾 順 : 17:09 | コメント (0) | トラックバック

「熟女ライス」(熟女米)

「熟女ライス」(熟女米)

が出ました。すごいネーミングです。

サトウのごはんと同じで、
レンジでチンしてすぐに食べることのできる商品です。


この商品は、古米を使っている「アダルトなライス」なので、

「熟女米」

と名づけられたとか。

パッケージには「18禁」と表示されてるそうです。
また、

「熟女だけに熟れてます」

というコピーも。


販売元は、あのソフトオンデマンドの元社長、
高橋がなり氏率いる「国立ファーム」。

私がとても尊敬している高橋がなり氏は、
数年前から農業に取り組まれているんでした。


さて、果たして、このビミョーな商品が
どの程度販路を広げることができるんでしょうかね!
しばらくウオッチしたいと思います。


ともあれ、一度、熟女米の「味見」をしてみます。


(業務連絡)

*この本文に入る前の前振りでは、小ネタを書かせて
 もらってますが、こちらも念のためブログにも
 アップすることにしました。(全部ではないですが)

 メインディッシュの前にお出しするので、
 ブログの収納カテゴリーは、

「メルマガアントレ集」

 です。コメントがあればぜひブログへ!

投稿者 松尾 順 : 22:44 | コメント (2) | トラックバック

耳かき関連商売

最新のイヤースコープを使用して、
耳かきのプロスタッフによる丁寧な耳かきをやってくれるという

「耳かきサービス」

が最近ボチボチ広がってますよね。

料金は、クイックサービス10分で1050円から。


私も一度試してみたいと思いつつ、
なんとなく気恥ずかしくて行けていません。(^o^)

マッサージには行けるのに、耳かきを赤の他人に
やってもらうのは、なぜだかちょっと気が引けます。


さて、耳かきサービスの登場はちょっと驚きでしたが、
耳かき製品の専門店も登場してますね。

その名も「耳かき亭」では、
350円から3500円の高級品まで150種類の耳かきを揃えてます。
ファイバースコープ付の1万円の耳かきもあり。

ライトバンでの移動販売で、スーパーの駐車場などで
店開きすることが多いらしいです。


しかし、果たして商売として成り立つのでしょうか。

需要がまったく読めません。というのも耳かきは安物でも
それほど不満はないし、買えば一生ものですから。

最初はともかく、買い替え需要が一巡したら苦しくなるんじゃ
ないでしょうか。


その点、耳かきサービスの方は、
定着すれば継続的な利用が見込めますね。

サービス形態のバリエーションも増えてくるでしょう。


秋葉原では、

浴衣姿の女性が膝枕で耳かきしてくれるサービス

も昨年末に登場してます・・・

でも、これも、ちょっと気恥ずかしい。
1回行ったらヤミツキになるかもしれませんが!

投稿者 松尾 順 : 02:03 | コメント (0) | トラックバック

オフィスグリコの話

以前、オフィスグリコの話、

「見なきゃ欲しくならなかったのに!」

を書いたんですが、
先週、この記事に匿名さんからコメントがついていました。

「代金回収率は100%じゃないですよ。泣」

オフィスグリコの関係者でしょう。
(単なるいたずらとは思えません)


オフィスグリコは、小腹の空いたビジネスパーソンのために、
100円均一のお菓子の入った小型のボックスを事務所の片隅に
置いてもらうサービスです。

代金支払いは、田舎の道端で見かける無人野菜即売所と同じで、
本人の良心に任されています。


先ほどのコメント、

「代金回収率は100%じゃない」

というのは、販売個数より売上が少ないということですから、
職場環境にいるまっとうな大人の中には、たかが100円そこらを
払わない人もいるんですね。


まあ、たぶん、あまり悪気があるわけではなくて

「今小銭ないけど、後で払えばいいよね・・・」

なんて思いながら、代金を払わずにお菓子を取って、
そのまま忘れてしまうケースが多いんじゃないでしょうか。


ともあれ、自動販売機にした場合の電気代や、
機械のメンテナンス費用を考えると、ただのプラスチック箱に
入れ、代金は、かえるの口に購入者に投げ入れてもらう方式
がベターという判断なんでしょう。

投稿者 松尾 順 : 02:02 | コメント (0) | トラックバック

「これからは日本の時代だ」

「これからは日本の時代だ」

とおっしゃる有識者の方は結構多いですよね。

これまでは、グローバルスタンダード=米国という図式が
強かったわけですが、日本独自の文化や考え方が世界に
じわじわと浸透しつつあります。


その先鞭をつけているのがポップカルチャー。
端的に言えば、萌え系文化です。

ポップカルチャーの中でも、特に日本のコミック(漫画)が、
海外でもすごい人気なのはご存知ですよね。

日本の漫画本は、単行本などと同様「右開き」です。
つまり、右から左へと読んでいきます。

でも、洋書を手にとってもらえればわかりますが、
欧米では逆の「左開き」ですね。
左から右へとノンブル(頁数)が増えます。


ですから、日本のコミックが輸出される時は、
右開きから左開きに製本形態を変えるため、
左右を入れ替えて、つまり裏返して印刷されていました。

この結果、日本漫画のキャラクターの多くは、
輸出版(翻訳版)では、左利きになっていました。


ところが、これはオリジナルと違う、本物じゃないということで、
右開きで製本された日本漫画の翻訳版が増加しているです。

日本のコミックパワーが、欧米の書籍業界のスタンダードを
日本流に染めつつあるというわけです。

投稿者 松尾 順 : 02:01 | コメント (0) | トラックバック

禅問答は何のため?

禅問答は何のため?

この疑問が多少解けました。
(あくまで私の理解の範囲ですが)


芥川賞作家・僧侶の玄侑宗久さんによれば、
禅問答は、「世の中のことにはすべて原因と結果がある」
といった、硬直的な思考を壊すためのものなんですね。


実際、ものごとの変化は、因果関係だけでなく、
シンクロニシティ(共時、あるいは同期)、パラレル(並列)と
いった関係でも発生していますからね。


「拍手を打ったとき、音が鳴ったのは右手か、それとも左手か」

なんて公案は、まさに因果関係では説明できないことです。

常に、ものごとを分析的・要素還元的に見るのではなく、
全体的・包括的にあるがままを見るという思考も大切だという
ことでしょう。

投稿者 松尾 順 : 02:00 | コメント (0) | トラックバック