えくぼりんご

ひょうが降ると、りんごに傷がついて売り物にならなくなる。
でも、大きくなる前に傷ついたりんごを取ってしまうと、
栄養分が幹に滞留し、翌年りんごが育たないそうです。

農家の方にとっては、売れないとわかっているりんごを
育てるのはとてもつらいことでしょうね。

ひょうで傷ついたところは、りんご自身がその傷跡を修復
しようとする働きで、えくぼのようになるみたいです。

しかも、そのえくぼのところほどおいしいらしい。

最近は、生協で買ったりんごを毎日のように食べてるんですが、
生協を通じて販売すれば、買う人は多いと思うんですけどね。

現代の流通システムは複雑すぎて、たとえ生協でも
えくぼりんごのような規格外品はなかなか乗せられないんでしょう。

どうにかならないもんでしょうか。

投稿者 松尾 順 : 2005年12月03日 22:48

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コメント

ご無沙汰しております、しょうすけです。

えくぼりんご、初めて知りました。
これは、大きな販売機会じゃないかと感じました。

> ひょうで傷ついたところは、りんご自身がその傷跡を修復
> しようとする働きで、えくぼのようになるみたいです。

> しかも、そのえくぼのところほどおいしいらしい。

りんごががんばって傷を治そうとして出来たえく、
普通のりんごより美味しい「えくぼのストーリー」を
うまく伝えられれば、"えくぼりんご"という
ブランドにまでなる可能性があるんじゃないでしょうか。

ヒョウで出来た傷、と言う欠点こそ、
逆に大きな利点に仕立て上げられますよね。

そのうち、あえてえくぼをつける農家が出てきたり、
えくぼを使ってりんごに顔を描いてみたり・・・
楽しみは広がりそうです。

どこかのりんご農家がやりだしたら、
きっと買いますよ、私。

投稿者 しょうすけ : 2005年12月07日 02:20

しょうちゃん、コメントありがとう。

確かに、感動させるストーリーがあるし、
「えくぼりんご」という名前もキャッチーだよね。

問題は、ひょうは自然現象でコントロールできないことだね。
継続的な販売ルートにどう乗せるかがポイント。

ただ、あえて人工的にえくぼをつけるのは、最近問題になった
合成肉みたで、ブランドの信頼をなくすよね。

投稿者 松尾順 : 2005年12月07日 06:29

なるほど、合成肉のような印象ですか。
そういう考え方もありますね。

そこを、あえて傷をつけることで、
りんごのもっている潜在的な治癒力を引き出す、
なんてナチュラルなストーリーが描けると
供給の安定にはなります。

でも、レア性が少なくなってしまいますね。

めったに手に入らないから、
「幻のりんご」としてブランドになり得る。

どこにどのように傷をつけるとおいしくなるか、
そこを習得した農家の名前がブランドになる
可能性もありますね。

神戸牛とか松坂牛とか、あれは牛の品種もあるけど、
えさの与え方とか、育て方のノウハウがあって
あれだけのブランドになっているんですよね。

実際おいしいし。

これからは、農業にブランドをどう持ち込むかで、
ブランドが日本を救う可能性が見えませんか?
世界にとどろく、日本のおいしいりんご、
「The dimple apple」いかが?

投稿者 しょうすけ : 2005年12月08日 23:43

すごく素朴なことですが、人為的にりんごちゃんを傷つけるのは可愛そうです・・・

合成肉というより、フォアグラに似ているかもしれない。

ただ、農業のブランド化はとても大切ですよね。

投稿者 松尾順 : 2005年12月09日 09:33

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