創造力と問題発見能力

先日ご紹介した「ハイコンセプト」の主旨は、
これからは「新しいこと」を考え出す人の時代であり、
コンピュータや、より賃金の安い国の労働力で代替可能な
仕事は「やばい」ですよということでした。


「新しいこと」を考え出すというのは、創造力、あるいは
問題発見能力を持っているということですよね。

じゃあ、どうしたら創造力や問題発見能力を高めることが
できるのか。

このテーマについては、
これまでもいろいろと書いてきてますけど、
ほぼ答えは見えています。様々な方が語っていることの
本質はほぼ同じなんですよね。

でも、特に、最も的確に上記テーマに対する答えを返して
くれているのは、精神科医の和田秀樹氏でしょう。

つい先日公開されたばかりの、
和田氏執筆の「ビジネスリーダーの心理学」
NECの会員制サイト、Wisdomに掲載)

の第12回のタイトルは、

「創造力と問題発見能力をつける」

でした。

概要をご紹介しましょう。

ポイントは次の5つです。

1 「豊富な知識」に基づいて「たくさんの答え」を出せること

 インプットなくしてアウトプットはないということですね。
 一発ですばらしいアイディアがでることはまれです。
 たくさんのアイディアを出すなかから、原石を探し出す必要
 があります。

2 観察眼を鍛えること

 物事を「問題意識」を持って考えることです。
 流行っている店に行ったら、なぜ流行っているのか、と
 その要因を考えてみる。つまり仮説を立ててみるということ
 でしょうか。

3 自分の感情を大切にすること

 銀行の窓口が混んでいて長いこと待たされてイライラした。
 コールセンターのオペレーターの対応にむかついた。
 自分の感情が動いた時、特にネガティブな感情、つまり不満、
 不安、怒りといったものを認識することが、新たな発想に
 つながる「問題」を発見し、創造性を刺激することになる。

4 うまく行っているものから学ぶこと

 要するに「守・破・離」ということでしょう。
 まずは、成功者の型を素直にまねする。そして、そこに
 自分のオリジナリティを加えていき、独自の型を創造する。
 まったくのゼロからは何も生み出すことができないのです。

5 とにかく試してみること

 学ぶことは失敗することです。失敗の種をつぶしていけば、
 最後には成功が残る。


上記のポイントを見ると、テクニックというよりは、
生き方や仕事の仕方に対する基本的な取り組み姿勢の
問題であることがわかりますね。

単に、○○発想法みたいな発想技術が書かれた本だけ
買ってきても、らちがあかないはずです。

投稿者 松尾 順 : 2006年06月02日 09:34

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mindreading.jp/mt/mt-tb.cgi/208

コメント

コメントしてください




保存しますか?