推奨者、無関心者、刺客

顧客満足度調査を専門に行っているJ.D.パワー社では、
顧客を次の3タイプに分けています。

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1.推奨者

  企業、サービス、商品の熱狂的な信者となった顧客
  他者に対して積極的に、商品・サービスの使用を勧めます。

2.無関心者

  最低限の期待しか満たされなかった、満足しているだけの顧客
  ちょっとした刺激でブランドスイッチしてしまいます。

3.刺客

  不快な体験をした商品・サービスをけなして
  ダメージを与える顧客

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さて、顧客満足度調査の結果を見る時、以前は、

「とても満足」(20%)+「まあ満足」(60%)

で、「うちは顧客満足度80%だ!」と自己満足していました。
以前も書きましたが、こういうのを「自己満足度調査」と
私は呼んでいます。


でも、今では、

「とても満足している」

だけの数字を特に重視します。

なぜなら、顧客満足度調査の主な目的が、
顧客維持、つまりリピート購入率の向上であることを考えると、
「まあ満足している」と回答した顧客は、「無関心者」に
他ならず、彼らがリピートする可能性は決して高くないからです。

要するに、リピートしてくれる可能性の高い「推奨者」
(彼らは「とても満足」と答えることが多い)の数をどれだけ
増やすかが大事なんですよね。

一方、「刺客」をどうやって減らすかもきわめて重要。
自社商品・サービスの「悪口」をいいふらしてるわけですから。


J.D.パワーズの調査では、推奨者や刺客となるきっかけとなった
消費体験が明らかになっています。

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●推奨者の体験談トップ5

・期待を超えるサービス 47%
・長期的判断による対応 27%
 (短期的損失)
・親切/親身 18%
・製品品質の高さ 11%
・価格の安さ  9%

*「長期的判断による対応」とは、購入商品の無条件の
 返品受付のように、企業側に短期的な損失をもたらしてでも
 顧客の利益を優先する対応のことです。


●刺客の体験談トップ5

・製品品質の悪さ 20%
・修理拒否 19%
・無愛想なサービス 17%
・失礼な対応 16%
・短期的な考え方 11%

*「短期的な考え方」とは、顧客の利益よりも、
 企業の短期的な利益を優先する対応のことです。

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企業としては、ぜひ自社の宣伝をしてほしいし、
逆に、悪口を吹聴して回って欲しくはないですよね。


つまり、近年関心を集めている顧客の「口コミ」には、

好ましいものと好ましくないもの

があるわけで、上記の体験談は「口コミ」活用
(CGMマーケティング)にも、とても参考になります。


出典:J.D.パワー 顧客満足のすべて
J.D.パワー4世+クリス・ディノーヴィ著、ダイヤモンド社

投稿者 松尾 順 : 2007年02月28日 11:19

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