「ブレンドワイン」とでも呼んだらいかが?

その昔、私がまだ紅顔の美少年(ウソ)だったころ、

「ロゼワイン」

というのは、赤と白ワインを混ぜたものだと思っていました。

オトナの人にある日、

「いや、ロゼワイン独自の製法で作られているんだよ」

と教えられて、

「ふーん、そうなんだ、そりゃ、そうだよね、ただ混ぜるだけなんて芸ないし!」

と納得したことを覚えています。


ウィキペディアによれば、ロゼワインの製造法には、
「セニア法」、「直接圧搾法」、「混醸法」の3種類があるみたいです。

ところがなんと、現実には、
単純に赤・白ワインを混ぜる(ブレンド)だけのロゼワインもあったんですね!

これまで「シャンパーニュ」だけには、
この単純な製法が認められていたことを先日知りました。

そして今、EUでは、新世界(欧州以外の国)の
安価なロゼワイン(ブレンドするだけの製法のロゼが多い)に対抗するため、
シャンパーニュに限らず、赤・白ワインをブレンドしただけのワインを

「ロゼワイン」

と呼んで販売することを認可するどうかの議論が続いています。

独自の製法で手間をかけるより、
単純に赤白ワインをブレンドしたほうが
低コストで製造できますからね。

それにしても、消費者不在の議論ではあります。

シャンパーニュも含め、
赤・白ワインを混ぜただけのワインは、
ロゼワインとは呼ばず、

「ブレンドワイン」

あるいは

「ミックスワイン」

と呼んできっちり区別して欲しいものです。

投稿者 松尾 順 : 2009年05月06日 13:03

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